多摩大学 現代の志塾

ニュースリリース

TOPニュースリリース

7月7日(木)、「経営情報論Ⅰ」(担当教員:新西誠人専任講師、履修人数203名)の授業にゲスト講師としてヤマハ株式会社 (本社:静岡県浜松市)執行役員業務本部長の徳弘太郎様をお招きし、「デジタルトランスフォーメーション」のテーマでご講演いただきました。

最初に、デジタルトランスフォーメーション(以下DX)の定義について、音楽を例にご説明いただきました。オリジナルは“アナログ”の「レコード」であり、その形式が変化し“デジタル”の「CD」になり、“デジタル化”により「デジタルオーディオプレーヤー」に進化することでアルバム単位での購入から楽曲単位での購入という行動の変化をもたらし、“デジタル変革”により「音楽をベースにしたモバイルアプリ」のように音楽に参加するという意味の変化をもたらすとのことです。

次に、ヤマハのDXを「歌唱」、「楽譜」、「楽器」、「音楽教育」、「製造」、「社内」でご説明いただきました。例えば「歌唱」では人間の声による歌唱から、音声合成・ボーカロイド、ハチのマトリョシカ等の作品を経て、MikuMikuDanceに代表される歌以外への波及へ、「楽譜」では紙面を読んでの演奏から、タブレット等での表示、演奏データとしての利用を経て、転調・伴奏など演奏支援へ、「音楽教育」では集合しての合唱からオンラインでの合唱、ボーカロイド教育版を経て、作曲し人に感動を与える行為へ。「製造」では職人の手による調整から機械化、AIによる調整を経て、その先どこまでできるかはこれからの課題とされました。ここで、DXまで到達するものと到達しないものがあり、どこまでの抽象化を許すか、前提が許すかによるとされました。最近までご担当されていた「社内」については、スタンドアロンのPCから、インターネット接続を経て、AI導入により業務が手続から内容へ変化しているとされました。また、DXを供給側の視点から見ると、レコードやCDはモノを売ることが目的であったが、デジタルオーディオプレーヤーではダウンロードという違った形で売ることに変化し、音楽をベースにしたモバイルアプリでは体験を売るというように、目的自体が変化しているとされました。

最後に、学生の皆さんに考えていただきたいこととして、何を変化させるか、どこからどこまで変化させるか、それによりどのように世界を変えるかを考え、そして何よりも何故それをやりたいのかを考えることが大切で、それは必ずしも経済合理性のためだけではないはずだという言葉で締めくくられました。

徳弘様ご自身もバイオリンを演奏され、腕前をご披露いただきました。学生からの質問もフルートやギター、ボーカロイド、音声合成などに関するもので、音楽好きな学生たちにとって、とても楽しいご講演となりました。

  • 新西専任講師イントロ
    新西専任講師イントロ
  • 徳弘様ご講演
    徳弘様ご講演
  • 徳弘様バイオリン演奏
    徳弘様バイオリン演奏
  • 質疑応答
    質疑応答

2022年7月15日(金)シンガポールのナンヤンポリテクニック校(Nanyang Polytechnic: 南洋理工学院)、多摩大学目黒高等学校および多摩大学グローバルスタディーズ学部とのオンライン文化交流を開催させていただきました。

シンガポールのナンヤンポリテクニック校(2021年学生数:16,220名)とグローバルスタディーズ学部は2011年からの提携校でして、毎年35名~40名の学生を9月から10月にかけて12日間の日程で受け入れております。グローバルスタディーズ学部からの送り出しは毎年3月に一週間の日程で35名程度派遣させていただいております。当然、対面での研修または長期留学はコロナ禍のため2019年が最後でした。その後はオンラインにて留学をバーチャルで体験するプログラムに変更させていただきました。

今回のオンライン文化交流は、今後のポストコロナ禍を見据えて、ナンヤンポリテクニックのSakuran Japanese Cultural Club(SJCC、部員120名)から33名、すなわち通常交流しているSchool of Business Management, Hospitality and Tourism Management の学生に限らず、全学的なクラブと交流を行いました。異なる専門分野の学生を対象とさせていただき、日本の事を知ってもらう、理解していただく、興味を持っていただくことを考えて交流させていただきました。

本日のオンライン文化交流の参加者は、NYP 31名、多摩大学目黒高等学校19名、SGS15名でございます。

こうした交流の中で多摩大学目黒高等学校の中で海外との交流に興味を持っている生徒に参加していただき、海外、大学生、英語などのテーマに取り組んでいただきました。こうした経験が今後の取り組みや進路につながれば幸いと思い、今回声掛けさせていただきました。

主な内容:

多摩大学目黒高等学校の説明 橘田敬司(きつた けいじ)および福田悠桜(ふくだ ゆうき)

多摩大学グローバルスタディーズ学部生の送り出しの説明 3年  清澤拓己(きよさわ たくみ)

ナンヤンポリテクニック校の学生の受け入れ 3年 佐野磨李(さの まり)

Sakuran Japanese Cultural Clubの紹介

ブレークアウト・セッション

多摩大学は、中央大学・専修大学と共に、株式会社よみうりランド(本社:東京都稲城市)と株式会社読売巨人軍(本社:東京都千代田区)が実施する産学連携プロジェクトに参加しています。

ジャイアンツ球場(神奈川県川崎市多摩区)で開催するイースタン・リーグ公式戦において、地域のスポーツ振興や球場でのビジネス上の課題を把握し解決策を探ります。

https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP636222_11072022000000/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000180.000041300.html

※記事をご覧いただくには会員登録が必要です

2022年7月14日(木)、第7回ホスピタリティ観光セミナーを開催いたしました。本日は一般財団法人 日本総合研究所 調査研究本部経営研究部 佐藤 和彦部長を講師としてお招きいたしました。佐藤様は、一般社団法人ふくしま総合災害対応訓練機構 専任理事兼事務局長としても尽力されております。

講演のテーマは「観光地における医療と防災~道の駅における医療・防災産業創生協議会の活動~」で、寺島実郎学長が会議および講演にて常日頃触れている「医療と防災」について初めて深掘りできると期待しておりました。内容は観光地でなくとも一刻を争う際、地域住民にとっても非常に大きな課題ですので、災発の際の咄嗟の動きについて教えていただけました。

佐藤講師によりますと、ポストコロナを見据えて、インバウンドは増えることは目に見えております。そうした中、首都圏直下地震は70%程度の確率で発生すると予測されております。そこで令和3年に全国39ヵ所の道の駅が防災道の駅として広域的な防災拠点に位置付けられ、観光拠点である道の駅をケースとして観光地における医療と防災とついてまとめられた講演でした。最後は神奈川県が直面する自然災害、地震と津波について説明してくださり、非常に考えさせられる内容でした。本日の講演によって防災についての考え方が変わることでしょう。

7月9日多摩市・稲城市・京王観光株式会社・多摩大学総合研究所連携事業の「多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト(以下、タマリズム)」1次審査会を城山体験学習館(東京都稲城市)にて実施しました。

当日は、同コンテストに応募した大学から16チーム(9大学、1団体)45名の学生が参加し、企画提案を発表し、審査員による質疑応答が行われました。

様々な分野の専門家6名の審査員が「課題解決力」、「実現性」、「地域活性化」、「コロナ対策」、「SDGs」、「創意工夫・熱意」の項目に基づいて総合的に審査した結果、上位10~12チームにプロジェクト活動を応援する活動支援金一律10万円を支給することになりました。採用されたチームは2023年11月までフィールドワーク(実証実験)を行います。

同プロジェクトは、本学経営情報学部 長島ゼミが企画運営に携わっており、自治体、行政などの方々と連携しながら、現実社会に触れることで実践的な学びを得ています。

多摩地域マイクロツーリズムホームページ
https://tamarism.com/

  • 念入りな事前準備
    念入りな事前準備
  • 長島ゼミ生による進行
    長島ゼミ生による進行
  • 発表の様子
    発表の様子
  • 審査委員会の様子
    審査委員会の様子

7月8日、本学にて多摩大学総合研究所とTAC株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:多田敏男様)の連携事業「2022年度次世代事業開発人材育成 試行プログラム」第0回(支援機関向け)を開催し、3つの信用金庫(川崎信用金庫(1名)、東京東信用金庫(2名)、城南信用金庫(1名))の職員4名が参加しました。

同プログラムは、大学と教育・研修会社とが連携することで、次世代の事業を開発できる人材像を明らかにし、その育成のための教育プログラムを開発、さらに地域の企業、大学、金融機関、企業経営アドバイザーによるコミュニティをつくり、次世代人材が交流・切磋琢磨するネットワークの構築を目的としており、本学からは経営情報学部 長島剛教授と松本祐一教授が講師として登壇します。

当日は、まず初めに長島教授が同プログラムの紹介を行い、「支援機関プロデュース力」について講義を行いました。続いて、松本教授によるプロデュース演習を通したフィールドワーク・ワークショップでは、チームごとに相互理解を図りながら、課題解決に取り組みました。

今後は、中小企業と地域金融機関の若手社員が新たなコミュニティを形成し、実践的な学びを得ることで自社の次世代事業を構想し、地域経済の発展につなげていくことを行っていきます。

  • 長島教授の講義
    長島教授の講義
  • ワークショップの様子
    ワークショップの様子
  • 松本教授によるフィールドワークの様子
    松本教授によるフィールドワークの様子
  • 本日の振り返り
    本日の振り返り

6月22日(水)、経営情報学部の1年生必修科目である「プレゼミⅠ」6クラス(担当教員:長島剛教授、中村その子教授、出原至道教授、初見康行准教授、野坂美穂准教授、小林昭菜准教授 履修人数92名)の授業にゲスト講師として相模原市環境経済局産業支援課 平本健悟様、神奈川県産業労働局産業部産業振興課さがみロボット産業特区グループ 新堀友真様、京王電鉄株式会社開発事業本部プロジェクト推進部橋本プロジェクトチーム 中田遥香様の3名をお招きし、相模原市のまちづくりの現状と課題を主眼として、特にロボットとの共生・産業政策・まちづくりについてご講演いただきました。

「プレゼミⅠ」6クラスでは、社会問題を題材とする「シリアスゲームを開発する」を授業目的として展開しています。今回は社会導入が進みつつあるロボットに造詣の深い3名の講師から同時刻に3教室でご講演いただき、学生が手分けして聴講する形を取りました。

平本様(相模原市役所)からは「相模原市のロボット産業政策の取組みについて」をテーマに相模原市の紹介、相模原市の魅力と抱える課題、なぜ相模原市でロボット産業を振興するのかその背景と関連施策の状況、これまでの具体的な施策と成果の紹介、最後に今後の取組みについて解説していただきました。

新堀様(神奈川県庁)からは、「神奈川のみらい-ロボットと共生する社会の実現」をテーマに、自動運転やドローンの実証実験の状況、さがみロボット産業特区の概要と具体的な取組、ロボット実装事業や最先端ロボットプロジェクト推進事業の状況、鉄腕アトムを活用した広報、そしてロボットと共生する社会について解説していただきました。

中田様(京王電鉄)からは、「相模原市×ロボットによるまちづくり」をテーマに、京王グループ・京王電鉄の紹介、相模原市の概要と相模原の魅力を活かしたまちづくり、リニア中央新幹線開業を見据え変わりゆく橋本駅周辺の状況、まちづくりとロボット産業振興の考え方と相模原でのロボット関係イベントの目的などについて、解説していただきました。

学生からは、「ロボットは少子高齢化の問題解決策となり得るのか?」、「自動運転などコスト削減に結びついていないのではないか?」、「まちづくりには幾らかかるのか?」など、核心を突いた質問があり、活発な質疑応答が行われました。

  • 平本様(相模原市)ご講演
    平本様(相模原市)ご講演
  • 新堀様(神奈川県)ご講演
    新堀様(神奈川県)ご講演
  • 中田様(京王電鉄)ご講演
    中田様(京王電鉄)ご講演
  • 学生からの質疑応答
    学生からの質疑応答

2022年6月27日(月)~7月2日(土)まで、東京交通会館地下1Fゴールドサロンで行われた「アトビバ2022ギンザ」に経営情報学部 内藤旭惠ゼミが出展しました。これは、大人の文化祭と題して、各界で活躍する大人たちが自身の力作を持ち寄り展示する作品展で、そこに若者応援枠として参加させて頂きました。

内藤ゼミでは、「パイナップルフレーバーティー」を開発したチームと、飛騨高山の「さるぼぼ」を販売するチームが参加しました。

パイナップルフレーバーティーは、府中市内の多磨霊園近くにある河内農園さんが栽培するパイナップルを用いて、静岡茶(緑茶)とブレンドすることによって、緑茶ベースによるパイナップルフレーバーティーを開発しました。今年の1月より開発をスタートさせ5月に完成しました。このチームは、多摩地域をPRし、ブランド化するための商品開発の研究を行っており、食を通して広く認知してもらうという取り組みの一環で参加しました。

さるぼぼのチームは、飛騨高山地域を東京都内においてPRし、他県について興味関心を持ってもらうための地方創生や地域活性化および地域マーケティングについて研究を行っており、さるぼぼという伝統工芸品を用いることによって、岐阜県や高山市、久々野町などを知ってもらうという取り組みとして参加しました。

銀座ということもあり、様々なお客様が立ち寄って下さり、大いに盛り上がりました。また、学生も銀座でイベントに参加するという貴重な体験ができ、大変有益な時間を持つことができました。

元宝塚歌劇団宙組娘役の花音舞さんも、お立ち寄り頂き、華を添えてくださいました。

内藤ゼミでは、今後もこうした取り組みを継続していき、地域活性化に貢献していきたいと考えています。

  • いこたま班
    いこたま班
  • 飛騨高山班
    飛騨高山班
  • パイナップルフレーバーティーとさるぼぼ
    パイナップルフレーバーティーとさるぼぼ
  • お客様に魅力を説明する学生たち
    お客様に魅力を説明する学生たち
  • 元宝塚歌劇団宙組娘役の花音舞さん
    元宝塚歌劇団宙組娘役の花音舞さん
  • 沢山お買い上げいただきました
    沢山お買い上げいただきました

7月6日(水)、「アントレプレナーシップ論」(担当教員:趙佑鎭教授、履修人数:91名)の授業にゲスト講師として、日本BE研究所 所長の行徳哲男様をお招きし、ご登壇いただきました。

行徳様は幼少期からコンプレックスを持ち、その短所を改めるのではなくそれを跳ね返すエネルギーを点火剤として生きてこられたとのことで、各界のリーダー達、指導者達のメンターとしてその存在感を示されてきたことはよく知られています。今年で90歳を迎えられるとは思えない活力に満ちたご様子でご講演いただきました。

最初に、広隆寺の弥勒菩薩の美しさについて、それが人間の真実を映しているからこそ美しいとされ、真実とは絶望、躓き、煩悩などを隠すのではなくさらけ出すことであるとされました。また、デンマークのジーランド湖に飛来する鴨が1万キロメートルもの長距離を無休かつ飲まず食わずで飛び続けるのに対し、老人から餌を与えられることに安住し、自らの力で飛翔することを放棄してしまった鴨たちは、洪水の災いに巻き込まれるという「野生の鴨」の逸話をご紹介いただき、IBMの創業者トーマス・ワトソンが自社の社員に贈った「野鴨たれ」の言葉や、Appleの創業者スティーブ・ジョブズの「Stay hungry, Stay foolish」の言葉を引用され、常に前を向き困難に立ち向かう気概の重要性を説かれました。

続いて、鹿児島県知覧で若き特攻隊員が母に向けた書簡、原宿を開発し原宿文化とでもいうべき新風を創り出した松本瑠樹、1995年ウィンブルドンで世界を追い詰めた松岡修造などの逸話を通じ、「気の充実」や「トキメキ」こそが人間が最も大切にすべきものであるとされました。また、全ての生き物の中で人間のみが持つものとして、思考回路と時間の概念を挙げ、現代人は考え過ぎて物事の判断を遅らせているとし、「今」、「ここ」、「自分」しかない獣の勇気を持つべきだとされました。それこそが本当の自分を生きることであり、自分自身を好きになり、最高価値があると信ずることができるようになると説かれました。

最後に、アインシュタインが来日した際の詩人の土井晩翠との関わりの中での逸話をご紹介いただき、ここにいる学生のような若者たちこそが日本という国を誇りに思い、この国を引継ぎ、さらなる繁栄に導いていって欲しいとエールを贈られました。

  • 趙教授イントロ
    趙教授イントロ
  • 行徳様ご講演
    行徳様ご講演
  • 行徳様と趙教授
    行徳様と趙教授
  • 行徳様ご講演
    行徳様ご講演

7月13日(水)「志ゼミ」(担当教員:石川 晴子、履修人数:30名)の授業にゲスト講師として、ごたんだ行政書士事務所(所在地:東京都品川区)代表で、株式会社ザ・ベストサービス代表取締役 髙村 直様にご登壇いただきました。髙村様は本学卒業生(2005年卒業)で、本学大学院にてMBAを取得されています。

ごたんだ行政書士事務所は夜のまちでがんばるお店の各種行政手続き・補助金の申請代行・コンサルティングを行っています。株式会社ザ・ベストサービスは、お店の清掃業務、社員寮などのハウスクリーニングを主としてビルメンテナンス業を行っています。

髙村様の学生時代からのお話では、あまり学校には行かなかったが10歳以上年上の人と友人になり多くのことを学び、卒業後早い段階でまず人材派遣業を起業されたとのことです。リーマンショックにより別の事業を立ち上げ、何もしなくてもお金の入ってくるシステムを作り出したものの、人間的成長を感じることがなく程なくして「地域や社会に貢献したい」という思考になったとのことです。

夜のまちのゴミ拾い活動・夜の安全見守りなどの奉仕活動をするうちに、夜のまちと行政の架け橋になるという決意から多摩大学大学院でMBAを取得されたとのことです。そののち、1年間で行政書士の資格をとることを決意し、取得後、ごたんだ行政書士事務所を設立されたとのことです。夜のまちでの行政書士はめずらしく、風営法に特化した事務所のためか、すべての仕事は紹介によって受注し、常に周りの人に事務所のことを宣伝してもらえているとのことでした。

学生からは、「どうしたらそんなふうに人脈が広がりますか?」との質問に、髙村様は「経営者団体に入ったりコミュニケ―ションをとったりしています。あと、困っている人がいたら助けに行きます。見返りを求めてはいないが、自分が与えていて、それが自分に回ってきて助けられることも多いです。」とのお答えでした。

授業の最初に髙村様から「起業してみたい人いますか?」との問いかけには誰も手が挙がらなかったが、授業後再度同じ質問をしたところ複数の学生が手を挙げていました。

<ごたんだ行政書士事務所のホームページ>

https://the-best.jp/

  • ご講義中の髙村直様
    ご講義中の髙村直様
  • 髙村様と石川晴子准教授
    髙村様と石川晴子准教授

多摩大学と小田急グループ・小田急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区)の連携事業「マチカドこども大学」が小田急多摩線「栗平」駅前の同社が運営するコミュニティ施設「CAFÉ & SPACE L.D.K.」にて6月にプレ開講しました。

7月9日(土)には小学生1~3年生対象に「英語遊び学」の講義を「英語ゲームと折り紙で遊ぼう!」をテーマに開講しました。当日は、石川晴子准教授とゼミ生7名が講座運営にあたり、小学生9名が受講しました。

最初に、学生と受講者ひとり一人が自己紹介を行い、続いて英語でのじゃんけんのやり方を覚えてから、英語を使ったかるたゲームを行いました。大学生のお兄さん、お姉さんと声を合わせ「Apple!」、「Elephant!」、「Banana!」とかわいい声が響き渡りました。続いて、保護者たちも一緒になって折り紙を行いました。「いぬ」と「かえる」を折った後、動物たちの鳴き声は英語でどう発音するのかクイズ形式で説明があり、子どもたちは「ふーん」と納得したり、「えーちょっと違う」と首を振ったりしていました。最後に、受講者みんなで受講した感想を話し合いました。

保護者からは、「大学生のお兄さん、お姉さんが親切に子供に関わってくれた」、「子供の目線で楽しくできる構成でよかった」とコメントをいただきました。また子供たちからは「学校ではできないことがいっぱいできた」、「おりがみやかるたで楽しく遊べた」など感想がありました。

マチカドこども大学のホームページはこちらからご覧ください。
https://www.machikado-uni.com/

  • 自己紹介
    自己紹介
  • Good job!
    Good job!
  • 英語でかるた
    英語でかるた
  • 折り紙
    折り紙
  • 鳴き声クイズ
    鳴き声クイズ
  • かんそうタイム
    かんそうタイム

7月6日(水)、橋本 空様( 一般財団法人町田市地域活動サポートオフィス、地域団体へりぽーと代表)をお招きして「多摩大学ボランティアカフェ」を開催しました。当日はボランティアコーディネーターの日比野さんと本学の学生3名、職員1名が参加しました。

橋本様よりこれまでの経験についてお話いただきました。その中で学生から「ボランティア活動をして一番良かったと感じたことは何ですか?」の問いに、橋本様は「ボランティア活動の経験が社会人になってイベントを考えたり大勢の人と関わることなど様々な場面で活かすことができることです。」とし、日比野さんは「好きなことがボランティアに活かせると楽しいですね。私は動画編集が好きで、イベントの動画など作らせてもらったことが良かったです。」とのことでした。

後半は橋本様より、「町田市市民協働フェスティバル」に参加するNPOや市民活動団体に加わり、「まちカフェ!学生おうえん隊」として運営・広報などの活動を団体と共に行うプログラムの紹介がありました。学生たちは自分の興味のある活動団体について橋本さんに熱心に聞いていました。日比野さんからは、「フェスティバルの運営プロセスをリアルに体験できるのはよい経験ですね。」とお話がありました。

参加学生からは、「元々ボランティアに興味があったが、さらに気持ちが高まりました。」「橋本さんがとても話しやすく、自分のしたいことに寄り添ってくれました。」と感想がありました。

<一般財団法人町田市地域活動サポートオフィスHP>
https://machida-support.or.jp/

  • 橋本さんからのお話
    橋本さんからのお話
  • 「まちカフェ!学生おうえん隊」の紹介
    「まちカフェ!学生おうえん隊」の紹介

7月4日(月)、「キャリア・デザインⅠ」(担当教員:浜田正幸教授、初見康行准教授、葛本幸枝非常勤講師、履修人数:358名)の授業にゲスト講師として株式会社マイナビ マイナビ副編集長の吉田優太様をお招きし、ご登壇いただきました。

吉田様は「キャリアとお金のハナシ」をテーマに、大学卒業後の人生において夢を実現していく中で、避けては通れないお金との付き合い方や、学生時代から意識し出来る事についてお話いただきました。

最初に、学生時代の授業、クラブ活動、アルバイトなど様々な場面での自らの行動様式を理解し、意識して少しでもより良い方向へ向かうよう意識することで、大学生活の延長上にある社会人生活に良い影響が出てくるとの話がありました。次に、ライフイベントを想定し、生涯でどれくらいのお金を稼ぐか、また支出するか、収入、支出を管理する必要性について説明いただきました。特に近年は多様な働き方が想定され、年収も働き方で幅があること、社会保障など控除により、必ずしも年収と手取り額が等しくならないとのことでした。

続いて個人ワークとグループワークで、現在の月収と社会人になってからの月収、現在の毎月の支出額とシミュレーターによる将来に渡っての総支出額を概観した後、必要なもの(ニーズ)と欲しいもの(ウォンツ)を分けて考える必要性とその管理の重要性についてお話いただきました。お金の管理には予算を立て、購入に際しては比較を行い、カード類の特典を活用し、消費はするが浪費はしない態度が重要とされました。また、お金を稼ぐ際には違法、脱法行為をしない、お金を使う際には悪質商法に注意し、クレジットの分割払い、リボ払い、ローンにも注意し、おかしいと思ったら直ちに大学、保護者へ相談することが重要とされました。

最後に、「学生時代からお金の出入りに意識を持つことで、実際に社会に出ていく際にギャップが小さい状態で移行できるため、よりスムーズに社会参画できる。是非、今からでもお金の管理に興味を持ってください。」との言葉で締めくくられました。

  • 初見准教授イントロ
    初見准教授イントロ
  • 吉田様ご講演
    吉田様ご講演
  • 個人ワークの様子
    個人ワークの様子
  • 質疑応答
    質疑応答

6月30日(木)、「経営情報論Ⅰ」(担当教員:新西誠人専任講師、履修人数203名)の授業にゲスト講師として聯想控股 (本社:中国北京市)副総裁の于浩様をZoomにてお招きし、「日中間のオープンイノベーション」をテーマにご講演いただきました。

于浩様と新西専任講師は株式会社リコーにて共に就業されていた時代があり、親交があるとのことでした。今回、情報技術を使って中国と日本の企業で新規サービスを研究開発してきた于浩様に、情報技術を活用したイノベーションや国をまたがった研究開発、中国の事情などを講演してもらい、中国でのイノベーションの方法論を学ぶ機会をいただきました。

SARS後の中国は「ゴールド10年」と呼ばれ、世界の工場と呼ばれるほどに企業誘致がうまくいったことを受け、インバウンドの整備が急速に進んだということです。そしてコロナ禍によりライフスタイルが一変しました。コロナ対策として、モバイルネットワークを活用した技術やサービス展開はアメリカを超えたともいわれています。

中国のリコーで実施してきたオープンイノベーションの事例として、コロナ禍に開発された多くのモバイルネットワークを利用した新規事業開発をご紹介いただきました。リコーが実施したハッカソンでは、自社が持つコア技術をオープンにし、中国をはじめとする世界各国の高等教育機関・企業・ベンチャー会社と共に短期間にアイデアを出し合い、事業に育て、成果を得る活動をしました。この、技術は社内で行い、事業開発は外部で行うというオープンイノベーション2.0のビジョンで様々なイノベーションを実現されたということです。

現在在籍されている聯想控股は日本でも広く普及しているPCメーカー「Lenovo」をはじめ、銀行や物流、医療など多業種にわたる企業を傘下にもつ会社です。「将来的には聯想控股とその傘下の企業はかけ橋として『資本と技術、市場』を繋げ、研究者は研究に熱中し、事業開発は市場だけを見るオープンイノベーション3.0を実現していきたい」とのことでした。

学生からは「VCとCVCの違いは何ですか?」との質問があり、于浩様は丁寧に答えてくださいました。

  • 于浩様
    于浩様
  • 学生との質疑応答
    学生との質疑応答

6月30日(木)、「国際関係論」(担当教員:小林昭菜准教授、履修人数:64名)の授業にウクライナからのゲストをお招きし、ご登壇いただきました。

連日、ロシアによる軍事侵攻が報道されているウクライナから日本に避難されている、アリョーナさん、アンナさんに特別ゲストとしてご登壇いただくとともに、現在も首都キーウに留まっているナターシャさんにはオンラインで接続しご参加いただきました。

ソビエト連邦崩壊後ウクライナは独立しましたが、度重なるロシアによる内政干渉に続く2014年3月のクリミア併合以来紛争状態が続き、2022年2月にはロシア軍がウクライナに軍事侵攻し戦争状態となりました。アリョーナさん、アンナさんによるとロシアの侵攻が始まったとされる2月24日以前から、学校では避難訓練が行われており危機的状況と認識していたとのことです。また、日に日に国外脱出も難しくなり、最後の国際便に何とか間に合い第三国を経由して知人をつてに来日したとのことです。一方、ナターシャさんは高齢のご両親がいるため、国外避難もままならず、またひとたび国を離れると二度と戻れないと判断しキーウに留まる決断をされたとのことです。

アリョーナさんは避難当時卒業間近の学生で、避難先にてオンラインで講義を聴講し、この6月に無事ご卒業されたそうですが、卒業証書も記念写真も無く、男性の同級生は戦争に駆り出され連絡もつかないそうです。アンナさんが通っていた地元の中学校は爆撃を受け、教室はメチャメチャに破壊され、とても勉強ができる状態ではないとのことです。オンラインで参加したナターシャさんはロシアの侵攻当日はウクライナ南部の友人宅を訪問していたそうですが、午前5時に爆音が鳴り響き町中がパニックになる惨事を身をもって体験されたそうです。今もキーウでは空襲警報が鳴り響き、ロシア軍による攻撃が続き、近隣の通いなれたショッピングセンターも爆撃を受け1,000人規模で死者が出るなど、全く違う人生を歩むことになったとのことです。

学生、教職員からは、避難して来た日本での食料や生活必需品の充足状況、日本での就業、将来の夢などについて質問がありました。また、日本がウクライナに貢献できること、安全保障の考え方など、活発な議論が行われました。最後に、「早くウクライナに戻って友人たちとこれまでのような生活を送りたいが、今はできることをやるだけ」とのアリョーナさんの言葉から、今も続く戦争の非人道性を感じずにはいられませんでした。

  • 小林准教授イントロ
    小林准教授イントロ
  • ウクライナからの登壇者
    ウクライナからの登壇者
  • キーウからオンライン参加
    キーウからオンライン参加
  • 質疑応答
    質疑応答

〔受講した学生からの感想〕

進藤丈也
テレビやSNSで目にするウクライナ侵攻の情報は、どこか現実味がなく、遠い場所で何か大変なことが起きている程度の認識だったが、実際に体験した(している)方のお話を聞くことが出来て、より身近に感じることができた。

雨宮永大
ニュースで報道されていないことを聞けて、そこで生活している人の現状を理解することができた。これから自分たちに起こりうるかもしれないし、この戦争にもっと注目すること、深く考えることが重要だと思った。そのために、今の自分に何が出来るか考えていきたいと思う。

太古前虎汰郎
本日は大変貴重な機会を頂きありがとうございました。キーウに在住されているナターシャさん、日本へ避難したアリョーナさん、アンナさんが与えてくださったこの機会や思いを心に刻み、忘れないよう国際関係について学んでいきたいと感じました。

石橋政憲
貴重な体験をありがとうございました。現地にいた人の話を聞くことは、ニュースとは違い、言葉の重みを感じた。今回話を聞いて、この戦争は本当に必要なのか疑問に思った。戦争に無関係な一般市民に向かって武力で支配しようとする姿勢は、本当に正しいのかということをもう一度考えてほしいと思った。

鳥居完太
国外へ避難することは、口では容易く言えることだが、ウクライナの人にとっては、共にあったウクライナでの思い出や伝統を捨てて逃げることなんだということを改めて認識した。

古屋祐樹
衝撃すぎて言葉が出ないというのが本音である。日本は戦争を仕掛けたこと、仕掛けられたこと、勝ったこと、負けたこと、核被爆国であるという歴史から学び、軍の保有をやめ平和主義を唱えている。ロシアはもっと歴史を顧みて学んでほしいと思った。

丹羽優介
今回の講義は私にとって今までにない貴重な時間だと感じた。ウクライナがロシアからの侵攻に備えていたが、その準備は何も役に立たなかったとおっしゃっていた。いくら準備しようと、戦争はその準備の先を行く力で国を滅ぼしていくものだと知ることが出来た。まだ戦争は続いているが、早く平和な生活に戻れることを心から祈っています。とても貴重な体験をありがとうございました。

2022年6月24日(金)、SGS二期卒業生の安田健太先生が所属する、タイのスワンクラーブウィッタヤーライノンタブリー学校と多摩大学目黒高等学校とのオンライン文化交流が行われました。

第1部では、日本とタイの高校生がプレゼンテーションを行いました。日本の高校生は、①多摩大目黒高校、②東京や目黒の魅力、③日本の高校生の1日、④高校生の流行について紹介しました。タイの高校生は、①タイの正月(ソンクラーン)、②タイの高校生活について発表しました。お互いの国のリアルな現状を知ることができ、参加者たちはプレゼンに聞き入っていました。

第2部では、日本とタイの生徒がグループにわかれ、自由な交流を行いました。それぞれの国ならではの物を持ち寄り、紹介し合ったりしました。日本のアニメのキャラクターのぬいぐるみやアクセサリーなど、画面に映し出される物にお互い興味津々で、質問が尽きませんでした。終了時には「時間が足りない!」という声が多く聞かれるほど、盛り上がっていました。タイの生徒たちは、普段から日本語を学んでいますが、日本人と話す機会は限られており、大変喜んでいました。秋には2回目の交流を予定しています。それまで互いの国への興味関心をさらに広げ、オンラインでの再会を果たせればと思います。

コロナ禍前、多摩大学グローバルスタディーズ学部は、一年を通して数多くの海外研修を積み重ねてきました。残念ながら、多くの海外研修が中止になってしまいましたが、オンライン交流を積極的に取り入れ国内・海外の高大連携を推進しています。今後も世界との交流を希求する若い世代の志を、応援していきます。

  • タイ交流
  • タイ交流
 

ページトップへ