多摩大学 現代の志塾

産官学民連携

TOP 産官学民連携T-Stduio 公開講座

2024年度
T-Studio 公開講座

多摩大学では、地域社会の発展に寄与し、社会人の教養を高め、文化の向上に資するために2024年度公開講座を開催致します。
受講される皆さんを心から歓迎申し上げます。私たちは、受講生の皆様の“知的好奇心”にお応えするため、本学の特性を生かした講座を開講し、皆様との繋がりを強くしたいと考えております。

会場
多摩大学 多摩キャンパス
T-Studio2Fセミナールーム
受講料
1講座 1,000円
※多摩キャンパスリレー講座を受講している方は無料

受付期間:9月17日(火)昼12時 ~ 9月25日(水)昼12時

開催スケジュール

10月3日(木)

13:00~14:00

田中 友理専任講師

フェイクニュースの心理学 なぜ誤情報を信じてしまうのか?

SNSで誰もが情報を発信できる現代社会では、フェイクニュースが大きな問題となっています。誤った情報はなぜ広まり、私たちはなぜそれを信じてしまうのでしょうか。この講座では、人々がフェイクニュースを信じる心理的背景を探り、どのような状況や人物が誤情報を信じやすいのかについて理解を深めます。また、フェイクニュースが人々の行動にどのように影響を与えるかについても考察します。

田中 友理専任講師

明治学院大学心理学部心理学科卒業後、名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻博士前期課程に進学し、修士(心理学)を取得。同大学院情報学研究科心理・認知科学専攻博士後期課程単位取得満期退学後、2022年より現職。

10月10日(木)

13:00~14:00

新井 崇弘専任講師

不幸の統計について―死因統計と自殺統計―

フローレンス・ナイチンゲールは、戦争による死者数の分析に統計的手法を導入した。同時期に、高木兼寛は、日本で流行していた脚気について科学的調査による原因解明を試みた。今日においても、我々が死因統計を考える際には、情報とデータサイエンスの視点が重要である。がん、心不全、脳卒中、肺炎などの死因の中で、今回は特に新型コロナウイルス感染症の流行を背景に増加している「自殺」を例に取り上げて、ビッグデータ解析によるデータ駆動型自殺対策(EBPM)の在り方について考える。

新井 崇弘専任講師

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科修士課程修了、同博士課程。千葉大学医学部附属病院、済生会保健・医療・福祉総合研究所、厚生労働大臣指定法人いのち支える自殺対策推進センターなどを経て、2024年より現職。

10月17日(木)

13:00~14:00

藤村 雄志 一般社団法人100年経営研究機構 専務理事 兼 事務局長

日本100年企業の永続の秘訣100年経営に学ぶ、リスクマネジメントとイノベーション

日本には創業100年を超える企業が6万社を超え、長寿企業大国にっぽんとして世界からの注目を集めています。長寿企業は、「社会経済危機」「巨大自然災害」「産業危機」を乗り越えて来た結果として今日まで存続しています。長寿企業の経営には、様々なリスクへの対応、さらには時代の変化に応じたイノベーションを起こすヒントがたくさん隠されています。今回の講演では、長寿企業に関するデータを示しながら、長寿企業の経営の特徴や実際の企業の事例をもとに変化の激しい現代を生き抜くための経営の視点をお伝えします。

藤村 雄志 一般社団法人100年経営研究機構 専務理事 兼 事務局長

1978年生まれ。山口県宇部市出身。同志社大学商学部卒業。
経営コンサルティング会社にて、営業及び新規事業の立ち上げに従事した後2004 年独立。以後、『ヒトヲツクルヒトヲツクル』をモットーにベンチャー企業への支援、事業開発を行なう。2011年、長寿企業研究の世界的第一人者である後藤俊夫に師事し、2015 年(一社)100 年経営研究機構を設立し、事務局長 兼 専務理事に就任。
現在は、次代の資本主義の羅針盤として「100 年経営」を普及させるべく、研究活動及び執筆や講演などを通じた永く良く続く経営の啓発に取り組む。著書に『持続可能な経営と中小企業』(共著)などがある。

10月24日(木)

13:00~14:00

杵渕 洋美  准教授

小学校の時間割いまむかし 学習指導要領の変遷から時代を探る

最近の時間割を見て、”こんな教科あったっけ?”と思ったご経験はありませんか?
総合、生活科、特別の教科「道徳」・・・自分たちの時代にはなかった教科・時間はいつごろ・なぜできたのか?学習指導要領はその時代の国民形成が背景にあります。
時代が求めた日本の国民とは?学習指導要領の変遷から探っていきましょう。
お孫さんとの会話にもお役立ちかもしれません!(お孫さんの時間割をお持ちいただくとなお面白いと思います)

杵渕 洋美准教授

早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、ラジオ局、広告代理店、生命保険会社の宣伝担当といった広告業界に勤務。学校法人敬心学園、新潟医療福祉大学を経て現職。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程に在籍中。日本カリキュラム学会所属。

10月31日(木)

13:00~14:00

梅澤 佳子 教授

学生と住民が共に学びあう多世代交流と地域づくり

人間関係が希薄になり地域組織の弱体化が進む中で、政府は地域づくりに向けてさまざまな打開策を講じてきました。本講座は日常生活圏において若者の地域活動が果たす役割や、活動が将来に向けて地域を支える人材の育成につながる可能性に着目し、学生と住民、地域団体の多世代交流による地域づくりの事例を紹介します。これからの地域づくりについて皆さんと一緒に考えたいと思います。

梅澤 佳子教授

筑波大学体育研究科修士課程修了(体育学修士)。 湘南国際女子短期大学専任講師、多摩大学経営情報学部非常勤講師を経て2007年より現職。専門はレジャー、教育社会学。研究テーマは、クオリティ・オブ・ライフを実感できるレジャー環境、プログラムサービス開発。 社会教育委員、スポーツ振興審議会委員、教育委員等として市町村の生涯学習、教育施策に携わる。

11月7日(木)

13:00~14:00

葛本 幸枝 准教授

自分の気持ち、きちんと伝えていますか? 個人とコミュニティをつなぐ実践方法

私たちが社会生活を送る過程では、家族をはじめ多くの人との関係性を築いていくことが必要不可欠です。では、良い人間関係は、どうしたら築いていけるのでしょうか?本講座では、コミュニティ心理学に基づき、個人だけでなく、個人と環境の適合性という視点から考えていきます。自分のコミュニケーションスタイルを知るとともに、自分も相手も大切にする自己表現「アサーション」についてお話ししたいと思います。

葛本 幸枝准教授

法政大学大学院キャリアデザイン学研究科修士課程修了、修士(キャリアデザイン学)。公認心理師、キャリアコンサルタント。初職はNEC日本電気株式会社 労務・教育に従事、2006年より大学や企業でのキャリア支援を開始、公立大学法人宮城大学特任講師、多摩大学非常勤講師などを経て現職。

11月14日(木)

13:00~14:00

中澤 弥 教授

文学のなかの湘南

観光地として圧倒的な知名度をほこるとともに、住み続けたい街としても人気の湘南地域。その一方で、かつては病気の療養地として着目され、別荘地として開発が進んでいった地でもある。多くの顔を持つ湘南は、小説の舞台としても頻繁に取り上げられてきた。日本の近代作家、志賀直哉・太宰治・泉鏡花らの作品を取り上げながら、多面的な湘南のイメージについて考えていこう

中澤 弥教授

1982年早稲田大学第一文学部卒業。1986年早稲田大学文学研究科日本文学専攻卒業(修士)。1993年同研究科博士後期単位取得退学。湘南国際女子短期大学をへて現職。

11月21日(木)

13:00~14:00

井坂康志ものつくり大学 教授

生き方名人ピーター・ドラッカーの人生戦略 -「セカンドカーブ」と「ハーフタイム」

「マネジメントの父」「経営の神様」などと呼ばれた碩学者ピーター・ドラッカー。その著作は現在も多くの経営者やビジネスパーソンに参照され、指南役ともなっています。そんなドラッカーは、学者、コンサルタント、著述家として多方面に活躍したばかりでなく、人生百年時代に模範とすべき「生き方名人」でもありました。その要諦は、後半人生(セカンドカーブ)こそが真の人生であり、「二つ以上の人生を生き切る」ところにありました。その知恵や方法についてお話ししたいと思います。

井坂康志ものつくり大学 教授

1972年、埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。現在、ものつくり大学教養教育センター教授、早稲田大学法学部非常勤講師、NPO法人ドラッカー学会共同代表、石橋湛山記念財団研究員等。専門は、経営学、社会情報学。近年は埼玉をめぐる総合的学問「埼玉学」を推進している。

11月28日(木)

13:00~14:00

望月 明彦准教授

はじめて学ぶ!交渉学の基礎知識 もっと交渉上手になるために!

これまで皆さんは、ビジネスの現場で、またはプライベートにおいて、無意識のうちに日々多くの交渉を行ってきています。いわば交渉のプロです。しかし多くの方の交渉は“見よう見まね”の独学です。一方、交渉学という学問があり、ビジネススクールでは大人気の講座です。皆さん、ご存知でしょうか?実は交渉には2つの種類があるのです。交渉学を学ぶことで、皆さんの日々のちょっとした交渉がぐっと上手になるはずです。

望月 明彦准教授

多摩大学准教授(簿記・会計学担当)。NPO法人日本交渉協会専務理事。公認会計士。早稲田大学政治経済学部卒業、慶応義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)修了。上場企業や投資ファンドの監査役等も兼務。2024年4月より現職。

12月5日(木)

12:00~13:15

12月12日(木)

12:00~13:15

趙 佑鎭 教授

朝鮮王朝の窓から Ⅰ,Ⅱ その4 過去、現代そして未来をつなぐ

韓流ドラマや映画のおかげで韓国文化は日本と世界で親しまれるようになりました。Netflixを通じての多くの視聴やアカデミー作品賞受賞などは映像文化の世界的潮流のひとつであることの証左でもあります。 そして、韓流ドラマや映画の時代劇でしばしばその背景として登場するのが朝鮮王朝です。本講座では、視聴覚教材を使いながら朝鮮王朝の時代的特徴を講義することで韓国文化と政治社会の理解を深めることを主眼とします。 2016年講座では、世祖(セジョ)王、2017年講座では、英祖(ヨンジョ)王、2018年講座では、日本でもイサンとして知られる正祖(ジョンジョ)王の時代を扱いましたが、今年の講座では、仁祖(インジョ)王の時代をみることにします。

趙 佑鎭 教授

韓国出身。韓国延世大学経営学部卒業後、文部省奨学生として日本留学。慶応義塾大学大学院商学研究科前期・後期博士課程修了。(社)韓国人間開発研究院研究員、かながわサイエンスパーク専門研究員、青森公立大学経営経済学部准教授を経て、現職。商学博士(慶応義塾大学)。

1月9日(木)

13:00~14:00

良峯 徳和 名誉教授

認知症リスクを減らすために何をすべきか 最新の認知症研究報告と脳波検査の観点から

2019年の世界における認知症患者の数は5,700万人と推定されており、2050年までに1億5,300万人に増加すると予測されています。認知症は患者や患者を取り巻く人たちの生活に深刻な影響を及ぼすのみならず、世界規模での社会的リスク要因として捉えられつつあります。本講座では、最新の認知症研究報告と脳波検査の観点から、認知症、とりわけアルツハイマー病のリスク要因にはどのようなものがあるか、それに対して日頃から注意すべきこと、行うべきことについて、お話ししたいと思います。

良峯 徳和 名誉教授

リーズ大学(イギリス)哲学部修士課程修了。筑波大学大学院哲学思想研究科博士課程哲学専攻単位取得満期退学(文学修士)。2002年東京工業大学社会理工学研究科博士課程終了(学術博士)。


受付期間:9月17日(火)昼12時 ~ 9月25日(水)昼12時

 

多摩大学T-Studio公開講座の受講にあたって

  1. 本学には駐車場の用意がございません。お車での来校は一切できませんので、バスなど公共の交通機関をご利用下さいますようお願い致します。最寄駅からのバス便(路線バス及びスクールバス)につきましては、ホームページにて「交通アクセススクールバス時刻表」をご参照ください。
  2. 自転車・バイクでの来校は可能ですが、構内では安全のためバイクはエンジンを止めて押し歩きとなっておりますので、ルールに従い指定の自転車・バイク置き場に駐輪ください。
    また、自転車・バイクに「多摩大学駐輪シール」を貼っていただきます。初回に講座会場受付にてシールをお渡しいたしますので、スタッフにお声がけいただきますようお願い致します。(申請書の記入やご持参いただく書類等はございません。シールのみお貼りください。)
    ※既に多摩大学駐輪シールを貼って頂いている方は、そのまま御使用下さい。
  3. 講義中は携帯電話やスマートフォン、アラーム時計など、音の出る物は電源をお切り下さい。
  4. 講義中の飲食や、撮影・録音は一切御遠慮下さい。
  5. 講師体調、事故、交通機関の乱れ、台風等の天災、その他やむを得ない事由により、休講、講座時間を短縮する場合があります。その際、ホームページにてお知らせ致します。

以前の公開講座

お問合せ

多摩大学
TEL:042-337-7300 FAX:042-337-7103
E-mail:kouza@gr.tama.ac.jp

ページトップへ