多摩大学 現代の志塾

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2022年度
T-Studio 公開講座

多摩大学では、地域社会の発展に寄与し、社会人の教養を高め、文化の向上に資するために2021年度公開講座を開催致します。
受講される皆さんを心から歓迎申し上げます。私たちは、受講生の皆様の“知的好奇心”にお応えするため、本学の特性を生かした講座を開講し、皆様との繋がりを強くしたいと考えております。

会場
多摩大学 多摩キャンパス
T-Studio2Fセミナールーム
定員
35名
受講料
1クール 4,000円 (1講座 1,000円)
※多摩キャンパスリレー講座を受講している方は無料

【ご参加にあたって】
2022年度秋学期は4回を1クールとし、3クール(全12回)で展開いたします。クール毎に同じ参加者を前提とした講座内容で実施します。また今期はグループワークを多数実施しますので、予めご了承いただきました上でのお申込みをお願いいたします。


受付期間:9月14日(水)12:00 ~ 9月21日(水)17:00

総合テーマ:Postコロナ時代へ向けたQOL向上講座
~ソーシャル・ラーニングの実現とソーシャル・エンゲージメントの向上~

第1クール

9月29日(木)

13:00~14:00

久保田 貴文	准教授

お茶の飲み比べでA/Bテストを考える

A/Bテストとは、バナー広告文など、Webサイトを最適化するテストの一つです。今回の講座では、その背景の統計的な考え方である「母比率の差の検定」を解説します。また、受講者を2つのグループにわけお茶を試飲します。そして、グループにおいて飲んだお茶が「おいしい」と感じる比率に差があるかどうかを検定します。

久保田 貴文准教授

岡山大学環境理工学部卒。同大学大学院自然科学研究科修了。平成24年に同大学大学院環境学研究科において博士(学術)を取得。岡山大学法学部(同大学大学院社会文化科学研究科)助手・助教。統計数理研究所リスク解析戦略研究センター特任助教。平成26年より多摩大学経営情報学部准教授。日本計算機統計学会評議員,理事。
計算機やICTを利用した統計データの視覚化やそのWebアプリケーションの開発,また空間統計データの解析など場所や地域に関連する統計解析を行ってきた。さらに,医薬・健康に関連するリスクの解析をビッグデータを利活用して行っている。

10月6日(木)

13:00~14:00

加藤 みずき専任講師

お茶の飲み比べで実験計画を考える

今回の講座では,お茶の飲み比べの実験計画について参加者の皆さんに考えていただきます。「ある2つの異なる条件のお茶を飲み,そのおいしさをそれぞれ5段階で評価してもらう」という実験を行う際に,「どんな条件であれば評価が異なると考えられるか」,「おいしさの評価に影響を与える要因は何か」についてディスカッションし,その条件を決定していただきます。

加藤 みずき専任講師

新潟県出身。中央大学文学部人文社会学科卒業後、法政大学大学院人文科学研究科に進学し修士号取得(心理学)。専攻は認知心理学・教育心理学で、主に記憶と感情の関連についての研究活動に従事。同大学院博士後期課程単位満了退学後、2018年度より現職。

10月13日(木)

13:00~14:00

久保田 貴文准教授

お茶の飲み比べでt検定を考える

t検定とは、帰無仮説が正しいと仮定した場合に、統計量がt分布に従うことを利用する統計学的検定法の総称です。今回の講座では、その背景の統計的な考え方を解説します。また、10月6日の回で計画した実験をもとに収集したデータを取り扱います。データを用いて、ある条件の違いによってお茶の項目に差があるのかを検定します。

久保田 貴文准教授

岡山大学環境理工学部卒。同大学大学院自然科学研究科修了。平成24年に同大学大学院環境学研究科において博士(学術)を取得。岡山大学法学部(同大学大学院社会文化科学研究科)助手・助教。統計数理研究所リスク解析戦略研究センター特任助教。平成26年より多摩大学経営情報学部准教授。日本計算機統計学会評議員,理事。
計算機やICTを利用した統計データの視覚化やそのWebアプリケーションの開発,また空間統計データの解析など場所や地域に関連する統計解析を行ってきた。さらに,医薬・健康に関連するリスクの解析をビッグデータを利活用して行っている。

10月20日(木)

13:00~14:00

パネルディスカッション

久保田 貴文准教授・加藤 みずき専任講師

第2クール

10月27日(木)

13:00~14:00

良峯 徳和教授

脳波から何を読み取れるか・何ができるのかー脳波の可能性を考えるー

良峯 徳和教授

リーズ大学(イギリス)哲学部修士課程修了。筑波大学大学院哲学思想研究科博士課程哲学専攻単位取得満期退学(文学修士)。2002年東京工業大学社会理工学研究科博士課程終了(学術博士)。1993年より、湘南国際女子短期大学英語学科専任講師。2007年4月より多摩大学グローバルスタディーズ学部准教授。

講座の前半では、脳波に関する最新の情報を含めて、脳波とは何か、脳波から何が読み取れるのか、脳波にはどのような応用可能性があるのかについてお話しします。講座の後半には、希望者の方に簡単な脳波計を装着してもらい、ご自分の脳波の状態を見ていただいたり、脳波を使ったゲームなどにチャレンジしてもらいたいと思います。

11月10日(木)

13:00~14:00

樋笠 尭士専任講師

AIの意思決定と責任論ーAIに刑罰を課せるのかー

樋笠 尭士専任講師

上智大学法学部法律学科卒業。中央大学大学院法学研究科博士後期課程終了、博士(法学)。 同志社大学人文科学研究所嘱託研究員、中央大学日本比較法研究所嘱託研究員、嘉悦大学ビジネス創造学部非常勤講師、大東文化大学法学部非常勤講師、中央大学法学部助教、ヴュルツブルク大学法学部ロボット法研究所外国研究員、多摩大学経営情報学部非常勤講師、法務省法務総合研究所委託研究員、名古屋大学未来社会創造機構モビリティ社会研究所特任助教を経て2021年より現職。

グーグルのAIチャットプログラムのひとつであるAIのラムダ「Language Model for Dialogue Applications(LaMDA)」が、「意志をもった」というニュースを手がかりに、AIが意志を持った場合の権利・義務を考える。AIに人権はあるのか、AIに対して刑罰を課せるのか?AI規制法に動くEUを横目に、ドイツやフランスで進むAI刑罰論に触れつつ、人間の自由意志と刑罰の関係に立ち戻り、「人間に自由意志はあるのか?」「そもそも刑罰とは何のためにあるのか?」を問う。

11月17日(木)

13:00~14:00

山中 豊氏

自動運転車のトロッコ問題について考える

ゲスト講師: 山中 豊氏 日本電気株式会社 サポートサービス事業部門長

日本大学理工学部電気工学科卒業。日本電気株式会社入社後、企業向けコンピューター製品・組込み専用装置のの営業、企画・マーケティング、ハードウェア開発、ソフトウェア開発部門を担当し、2021年より現職。
2019年に自動運転システム(トラック隊列走行、自動運転バスなど)のセンサーの開発に携わる。多摩大学大学院MBA(データサイエンス・ルール形成戦略)。

自動運転車の技術開発が急速に進んでおり、各地で実証実験が行われています。自動運転車は目的地までの安心・安全な移動、交通渋滞の解消、物流業界の人手不足などの問題を解決し、社会にさまざまな利便性をもたらすことが期待されています。その一方でもし自動運転車が事故を起こしたら誰が責任をとるのか?といった議論がなされています。
もし車の前に人が飛び出して来たら自動運転車はどうするべきでしょうか?ここではトロッコ問題という倫理の問題を通して、みなさんと考えてみたいと思います。

11月24日(木)

13:00~14:00

パネルディスカッション

良峯 徳和教授・樋笠 尭士専任講師

第3クール

12月1日(木)

13:00~14:00

次世代の「食」について考える

梅澤 佳子教授・野坂 美穂准教授・内藤 旭惠准教授

12月8日(木)

13:00~14:00

梅澤 佳子教授

次世代の「食」について考える~代替肉

梅澤 佳子教授

筑波大学体育研究科修士課程修了(体育学修士)。 湘南国際女子短期大学専任講師、多摩大学経営情報学部非常勤講師を経て2007年より現職。専門はレジャー、教育社会学。研究テーマは、クオリティ・オブ・ライフを実感できるレジャー環境、プログラムサービス開発。 社会教育委員、スポーツ振興審議会委員、教育委員等として市町村の生涯学習、教育施策に携わる。

世界人口の増加、環境問題、動物倫理の観点などから代替肉の開発が急速に進んでいます。代替肉は植物由来の植物肉、動物細胞を原料とする培養肉、昆虫肉などがありますが、今回は代替肉の基本知識、植物肉についての理解を深めながら、これからの「食」について皆さんと考えていきます。植物由来の代替肉の開発、製造、商品展開を進める国内企業や身近な商品をご紹介します。

12月15日(木)

13:00~14:00

野坂 美穂准教授

次世代の「食」について考える~昆虫食

野坂 美穂准教授

慶應義塾大学商学部卒業、慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(経営学専攻)、中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了 (博士:総合政策)。淑徳大学サービスラーニングセンター助手を経て兼任講師、中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)助教を経て、2017年より現職。

近年、「昆虫食」が人間に有用な未来のタンパク源として注目を浴びています。今回は、数ある昆虫のなかでも「コオロギ」について取り上げ、なぜ食用として注目されているのか、どのような栄養素があるのかといった初歩的な疑問にお答えします。また、現在、日本の大学やベンチャー企業等で取り組まれている研究・ビジネスなどもご紹介します。

1月12日(木)

13:00~14:00

内藤 旭惠准教授

次世代の「食」について考える~宇宙食

内藤 旭惠准教授

早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士(国際情報通信学)取得。NECエンジニアリング株式会社、目白大学社会学部助教、静岡産業大学情報学部専任講師を経て2021年より現職。

近年、クルードラゴンの打ち上げによって、若田光一宇宙飛行士や野口壮一宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに長期滞在し、YouTubeで「宇宙食」を紹介する番組が人気を博しています。今回は、そのような「宇宙食」を取り上げます。また、前澤友作社長が宇宙滞在した際に、ボーナス食があることにも触れ、注目された「宇宙食」に迫ります。


受付期間:9月14日(水)12:00 ~ 9月21日(水)17:00

 

多摩大学T-Studio公開講座の受講にあたって

  1. 本学には駐車場の用意がございません。お車での来校は一切できませんので、バスなど公共の交通機関をご利用下さいますようお願い致します。最寄駅からのバス便(路線バス及びスクールバス)につきましては、ホームページにて「交通アクセススクールバス時刻表」をご参照ください。
  2. 自転車・バイクでの来校は可能ですが、構内では安全のためバイクはエンジンを止めて押し歩きとなっておりますので、ルールに従い指定の自転車・バイク置き場に駐輪ください。
    また、自転車・バイクに「多摩大学駐輪シール」を貼っていただきます。初回に講座会場受付にてシールをお渡しいたしますので、スタッフにお声がけいただきますようお願い致します。(申請書の記入やご持参いただく書類等はございません。シールのみお貼りください。)
    ※既に多摩大学駐輪シールを貼って頂いている方は、そのまま御使用下さい。
  3. 講義中は携帯電話やスマートフォン、アラーム時計など、音の出る物は電源をお切り下さい。
  4. 講義中の飲食や、撮影・録音は一切御遠慮下さい。
  5. 講師体調、事故、交通機関の乱れ、台風等の天災、その他やむを得ない事由により、休講、講座時間を短縮する場合があります。その際、ホームページにてお知らせ致します。

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お問合せ

多摩大学
TEL:042-337-7300 FAX:042-337-7103
E-mail:kouza@gr.tama.ac.jp

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