多摩大学 現代の志塾

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2023年度
T-Studio 公開講座

多摩大学では、地域社会の発展に寄与し、社会人の教養を高め、文化の向上に資するために2023年度公開講座を開催致します。
受講される皆さんを心から歓迎申し上げます。私たちは、受講生の皆様の“知的好奇心”にお応えするため、本学の特性を生かした講座を開講し、皆様との繋がりを強くしたいと考えております。

会場
多摩大学 多摩キャンパス
T-Studio2Fセミナールーム
受講料
1講座 1,000円
※多摩キャンパスリレー講座を受講している方は無料

受付期間:3月31日(金)12:00 ~ 4月12日(水)17:00

開催スケジュール

4月20日(木)

12:00~13:10

趙 佑鎭 教授

アントニオ猪木さんと水木一郎さんを偲んで  ~「道なき道」を歩んだパイオニア~

常識を超える発想と行動力でプロレスを世間に注目させ、格闘技の枠をも超えた存在であり続けたアントニオ猪木。アニメや特撮の主題歌など1200曲を超える持ち歌を有し、日本のアニメ文化を世界に発信し続けて、子供と若者に多大なる影響を及ぼした水木一郎。昭和平成のヒーロー像と大衆文化の新しいジャンルを創造したお二人の燃える生き様を振り返り、文化とマーケテイングの観点から語ってみます。
併せて、アジアダイナミズムを現実感覚として理解できる済州平和フォーラムについても案内させていただきます。韓国済州島で開催される済州平和フォーラム(今年度5月30日)は、毎年多くの多摩大生と教職員、日本の経営者が多摩地域の住民の皆様と共に参加する、アジア平和における国際関係と経営・経済・文化の先端の議論を行う場(日本語同時通訳付き)であります。
詳細は、こちらをクリックして参考にしてください。

趙 佑鎭 教授

韓国出身。韓国延世大学経営学部卒業後、文部省奨学生として日本留学。慶応義塾大学大学院商学研究科前期・後期博士課程修了。(社)韓国人間開発研究院研究員、かながわサイエンスパーク専門研究員、青森公立大学経営経済学部准教授を経て、現職。商学博士(慶応義塾大学)。

4月27日(木)

13:00~14:00

新西 誠人専任講師

デザイン思考入門 利用者の課題解決をデザインする事例と方法論を学ぶ

ビジネスの現場や行政などにおいて、利用者視点で課題の解決方法を探る「デザイン思考」が注目を集めています。本講座では、事例紹介や簡易版の体験を通して、デザイン思考について学びます。

新西 誠人専任講師

多摩大学経営情報学部経営情報学科卒。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了、修士(政策・メディア)。東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科博士後期課程修了、博士(技術経営)。NTTサイバースペース研究所、リコー研究開発本部、リコー経済社会研究所などを経て2022年4月より現職。

5月11日(木)

13:00~14:00

菅沼 睦准教授

知覚心理学入門 「みる・きく」はあたりまえ?

私たちは目で見、耳で聴き、自身の周囲を理解しています。見る、聴くなど、私たちの感覚・知覚の仕組みやその働きについて研究する学問分野が知覚心理学です。一般に思われる「心理学」のイメージとは異なるかもしれません。また、「見る」「聴く」という私たちにとって当たり前の事柄が研究するに値するものなのか、と疑問に思われることもあるでしょう。本講座では、デモを交えながら、私たちの「みる・きく」働きについてあらためて考えるきっかけを提供したいと考えています。

菅沼 睦准教授

東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。博士(心理学)。早稲田大学国際情報通信研究センター助手、同・助教、早稲田大学大学院国際情報通信研究科講師などを経て現職。

5月18日(木)

13:00~14:00

高橋 恭寛准教授

江戸時代の儒礼と墓参

江戸時代において葬送儀礼と言えば仏式が主流であったと言われている。そのような認識が共有されていた時代のなかで、中国由来の儒学思想を修めた儒学者たちのなかに、儒学思想に基づく葬送儀礼の実践を試みていた者もいた。今回は、墓参りのような“葬儀後”の儀礼をどのように考えていたのかを見てゆく。徳川日本でも「お盆」のような年中行事が存在するなか、この列島の風土のなかでどのように実践しようとしたのかを取り上げたい。

高橋 恭寛准教授

東北大学大学院文学研究科にて博士(文学)を取得。専門は日本思想史・日本倫理思想史・日本教育思想史。東北大学大学院文学研究科専門研究員、宮城県岩沼市教育委員会市史編纂室編纂専門員、東日本国際大学東洋思想研究所准教授を経て、現職。

5月25日(木)

13:00~14:00

彩藤 ひろみ教授

メタバース体験と可能性の考察

バーチャル多摩大学、バーチャル高尾山などを作成してきた経験から誰でも手軽に!とまでは行かないけれどとても面白いメタバース参加体験。自分のアバターも作成してちょっと一緒に訪問してみましょう。メタバースの可能性を広めたCluster社の仕組みを使いながら、一緒に、アバター作成、メタバース参加、今後の可能性の考察をしていきます。スマホをお持ちの方は、持参いただくともっと楽しめるかもしれません。

彩藤 ひろみ教授

早稲田大学理工学部建築学科卒。東京大学大学院工学系研究科都市工学専門修士課程修了、同博士課程修了。工学博士(東京大学)。東京大学先端科学技術研究センター・都市環境システム分野助手。多摩大学助教授・大学院助教授を経て、教授・大学院教授。一級建築士。専攻は都市工学。3DCG研究に興味を持ち、メタバース内にバーチャル多摩大学やバーチャル高尾山を組み立て、その活用を考えている。

6月1日(木)

13:00~14:00

大森 映子名誉教授

江戸の災害と幕府政治Ⅰ 江戸を変貌させた明暦の大火

大きな災害に直面するたびに注目されるのが、過去の災害の歴史です。過去の「記録」や「記憶」、そして経験はさまざまな形で残され、受け継がれてきました。それらは、現代にどのような示唆を与えてくれるのでしょうか。今回は、17世紀なかばの「明暦の大火」を取り上げます。当時の「江戸」の大部分を、数日にして灰燼に帰すことになったこの大火について、その状況を確認しながら、その後の江戸の変化の様子について検討します。

大森 映子名誉教授

お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。専門は日本近世史。

6月8日(木)

13:00~14:00

大森 映子名誉教授

江戸の災害と幕府政治Ⅱ 元禄・宝永期の自然災害

「江戸の災害と幕府政治」の第二回目は、五代将軍綱吉政権の末期(18世紀はじめ)の自然災害を取り上げます。この時期は、関東地方を直撃した元禄大地震をはじめ、数年後に再び広範な被害をもたらすことになった宝永地震とそれに連動した大水害、さらに数百年ぶりの富士山の噴火など、相次ぐ自然の猛威に翻弄された時代でもあります。この時の幕府の対応や復興への試みを確認しながら、社会的転換点となった自然災害について考えます。

大森 映子名誉教授

お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。専門は日本近世史。

6月15日(木)

13:00~14:00

千ヶ崎 清孝准教授

AIによる自然言語処理の概要

最近のAIの発展と応用は目覚ましいものがあります。中でも自然言語処理の発展は想像を超えると言っても良いほどです。そこで、本日は自然言語処理の仕組みを、その黎明期から最新のGPTまでの変遷をたどりながら説明いたします。また、応用分野や、課題なども、できる限りわかりやすく説明いたします。

千ヶ崎 清孝准教授

東京理科大学理工学部経営工学科卒業。 専攻は多変量解析。三井情報株式会社にて、業務アプリケーションの設計開発、および運用保守、企業内・企業間のITシステムインテグレーション、ネットワークインフラへのセキュリティ導入、システムの運用保守に関する品質管理・コンプライアンス活動、ITビジネスへのAIの適用に関する調査・企画などを担当。2022年度より現職。

6月22日(木)

13:00~14:00

中澤 弥教授

村上春樹の小説を読む 短編集『女のいない男たち』への誘い

村上春樹の短編集『女のいない男たち』(2014年)は、男女の性愛をめぐる6つの小説により構成されています。男たちが堕ちていく不条理な世界を読み解くための鍵となるものは何か、考えていきたいと思います。アカデミー賞やカンヌ国際映画祭で受賞した映画「ドライブ・マイ・カー」についても触れます。

中澤 弥教授

1982年早稲田大学第一文学部卒業。1986年早稲田大学文学研究科日本文学専攻卒業(修士)。1993年同研究科博士後期単位取得退学。湘南国際女子短期大学をへて多摩大学専任講師。

6月29日(木)

13:00~14:00

飯田 健雄名誉教授

英語で脳トレ ―もう一つの認知症防止対策―

世の中に多くの脳トレがありますが、この講座では英語を使って身体を動かし、空間的、時間的、社会的距離の認知力強化を重点に行っていきます。すなわち認知症は、自分が今どこにいるか、今、何時か、前にいる人は誰かについての認識理解がゆっくり崩れていく精神病理だからです。ここでは、その認知症防止の基礎を学んで頂き、日常生活でも講座で配布された冊子を利用して、日々の生活を豊かにする糧としてください。難しい英語は一切つかいません。きつい運動もありません。安心してご参加ください。

飯田 健雄名誉教授

1985年オーストラリア・ラトルーブ大学大学院卒業 (Ph.D.)。高校時代は三段跳びをやっていた。現在はボディーボードが趣味。将来、ノースショア(ハワイ)で5メートル級の波に挑戦したい。 国際ビジネス学会。

7月6日(木)

13:00~14:00

飯田 健雄名誉教授

なぜ70代ブームはおこったのか ―その根源を探る―

ここ数年で、本屋にいけば70代を生き生き過ごす本が平積みされ目につくようになっています。この70代ブームの火付け役は精神科医の和田秀樹さんですが、なぜ70歳代の本が売れるようになったのかを探求していきたいと思っています。和田氏は「60代からの健康法」を刊行した時、全く売れなかったそうです。70代がタイトルの中に入っている多くの書籍が単なる健康論ではなく認知症予防にあてられています。しかし、このブームは単に医学的な分野を超えて、高齢者を取り巻く社会不安、それに伴う自己の漠然とした不安に関係がありそうです。ここに焦点をあてて70歳代ブームの分析を進めていきます。

飯田 健雄名誉教授

1985年オーストラリア・ラトルーブ大学大学院卒業 (Ph.D.)。高校時代は三段跳びをやっていた。現在はボディーボードが趣味。将来、ノースショア(ハワイ)で5メートル級の波に挑戦したい。 国際ビジネス学会。

7月13日(木)

13:00~14:00

小林 昭菜准教授

ウクライナ戦争下で考える「シベリア抑留」

戦争に翻弄された日本人捕虜たち" ウクライナ戦争は、私たちに過去の忘れ去られた大戦を思い出させるきっかけになっている。78年前の世界で起こった戦争の帰結は、こんにちの世界を形作っている。戦争や戦後に翻弄されたシベリアの捕虜たちをテーマに、戦争がもたらすものは何か今一度考えてみたい。

小林 昭菜准教授

法政大学大学院政治学研究科政治学博士取得。ロシア科学アカデミー東洋学研究所及びピッツバーグ大学世界史センター派遣研究員、外務省専門分析員、日本学術振興会特別研究員、法政大学法学部兼任講師を経て、2019年より現職。


受付期間:3月31日(金)12:00 ~ 4月12日(水)17:00

 

多摩大学T-Studio公開講座の受講にあたって

  1. 本学には駐車場の用意がございません。お車での来校は一切できませんので、バスなど公共の交通機関をご利用下さいますようお願い致します。最寄駅からのバス便(路線バス及びスクールバス)につきましては、ホームページにて「交通アクセススクールバス時刻表」をご参照ください。
  2. 自転車・バイクでの来校は可能ですが、構内では安全のためバイクはエンジンを止めて押し歩きとなっておりますので、ルールに従い指定の自転車・バイク置き場に駐輪ください。
    また、自転車・バイクに「多摩大学駐輪シール」を貼っていただきます。初回に講座会場受付にてシールをお渡しいたしますので、スタッフにお声がけいただきますようお願い致します。(申請書の記入やご持参いただく書類等はございません。シールのみお貼りください。)
    ※既に多摩大学駐輪シールを貼って頂いている方は、そのまま御使用下さい。
  3. 講義中は携帯電話やスマートフォン、アラーム時計など、音の出る物は電源をお切り下さい。
  4. 講義中の飲食や、撮影・録音は一切御遠慮下さい。
  5. 講師体調、事故、交通機関の乱れ、台風等の天災、その他やむを得ない事由により、休講、講座時間を短縮する場合があります。その際、ホームページにてお知らせ致します。

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お問合せ

多摩大学
TEL:042-337-7300 FAX:042-337-7103
E-mail:kouza@gr.tama.ac.jp

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