多摩大学 現代の志塾

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2021年度
T-Studio 公開講座

多摩大学では、地域社会の発展に寄与し、社会人の教養を高め、文化の向上に資するために2021年度公開講座を開催致します。
受講される皆さんを心から歓迎申し上げます。私たちは、受講生の皆様の“知的好奇心”にお応えするため、本学の特性を生かした講座を開講し、皆様との繋がりを強くしたいと考えております。

会場
多摩大学 多摩キャンパス
T-Studio2Fセミナールーム
定員
30名
受講料
1講座 1,000円
※多摩キャンパスリレー講座を受講している方は無料

9月30日(木)17時にて、お申込みを締め切らせていただきました。
多数のお申込み、誠にありがとうございました

Withコロナ時代のQOL向上講座    
~感情、思考、行動の変化のとらえ方の変遷~

10月7日(木)

13:00~14:00

高橋 恭寛准教授

徳川儒者の臨終と儒葬

高橋 恭寛准教授

東北大学大学院文学研究科にて博士(文学)を取得。 専門は日本思想史・日本倫理思想史・日本教育思想史。東北大学大学院文学研究科専門研究員、宮城県岩沼市教育委員会市史編纂室編纂専門員、東日本国際大学東洋思想研究所准教授を経て、現職。

近世儒学における葬送儀礼に関して『文公家礼』(朱子家礼)という冠婚葬祭の"手引き書"が存在する。ただ徳川時代の葬送といえば、仏式が主流であったことは言を俟たない。そのような時代のなかに生きた儒学者たちは、誰もが儒式葬祭を実践出来たわけではない。また、実践するにしてもこの列島の風土と風習に合わせた実践を彼らは模索していた。今回、改めて徳川時代の儒者たちが臨終から葬儀について、どのような見解を有しており、どのような喪祭礼の実践を試みていたのかについて振り返ってゆくことにしたい。

10月14日(木)

13:00~14:00

巴 特 尓(バートル)教授

老いる中国と日本の役割

巴 特 尓(バートル)教授

東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学(学術博士)。三井物産戦略研究所を経て、多摩大学経営情報学部准教授。東京財団『現代中国研究プロジェクト』メンバー(2012~14年)。専門は、中国・大中華圏経済論、東アジア国際関係。

高齢化社会において「社区」が果たしてきた役割と「社区」内の高齢者の暮らしぶりを概観し、高齢化社会における高齢者の社会参画と新たなコミュニティの形成に向けた提言を行いたい。

10月21日(木)

13:00~14:00

水盛 涼一准教授

中国の高齢者と家族:歴史編

水盛 涼一准教授

専門は近現代中国の研究。千葉大学文学部史学科を卒業、東北大学大学院文学研究科にて修士・博士(ともに文学)を取得。宮城学院女子大学学芸学部・福島大学大学院人間発達文化研究科などの非常勤講師、東北大学大学院文学研究科助教を経て2017年4月より多摩大学経営情報学部准教授。

近くて遠い国、中国。過去の日本にとって中国は学ぶべき対象でしたし、現在の日本にとって中国は生産拠点や市場として無視できない存在です。今回の公開講座では過去や現在の日本、また現代中国のコミュニティやビジネスを対象とする講演があります。そこで本講では各講の橋渡しをするべく、歴史時代の中国で高齢者がどのような立場にあったのか、家族構成(理想となる五世代同居「五世同堂」や系譜の男系主義、先祖との距離感など)、国家政策(減刑減税や「忠孝」宣伝など)の視点から紹介していきます。ここからは、当時の中国における理想的な家族像はもとより、敬老・養老の概念の日本史への影響や、現代中国に伝わる家族観の原形を展望することもできるでしょう。

10月28日(木)

13:00~14:00

パネルディスカッション

【コーディネーター】

久保田 貴文准教授

【パネリスト】

巴 特 尓(バートル)教授
水盛 涼一准教授
高橋 恭寛准教授

11月4日(木)

13:00~14:00

加藤 みずき専任講師

自伝的記憶と外部記憶装置の利用

加藤 みずき専任講師

新潟県出身。中央大学文学部人文社会学科卒業後、法政大学大学院人文科学研究科に進学し修士号取得(心理学)。専攻は認知心理学・教育心理学で、主に記憶と感情の関連についての研究活動に従事。同大学院博士後期課程単位満了退学後、2018年度より現職。

自分が過去に経験した出来事に関する「自伝的記憶」について,その機能に触れながら,記憶の「外化」に焦点を当てる。自身の日常の記憶を,何らかの媒体(外部記憶装置)によって記録することが非常に容易となった現代において,記憶を他のものに記録する(=外化)ことのメリット・デメリットについて考えることで,自身の記憶を振り返ることや今後の情報社会を生きていくための気づきを得る機会としたい。

11月11日(木)

13:00~14:00

樋笠 尭士専任講師

防犯環境設計と心理的犯罪抑止

樋笠 尭士専任講師

上智大学法学部法律学科卒業。中央大学大学院法学研究科博士後期課程終了、博士(法学)。 同志社大学人文科学研究所嘱託研究員、中央大学日本比較法研究所嘱託研究員、嘉悦大学ビジネス創造学部非常勤講師、大東文化大学法学部非常勤講師、中央大学法学部助教、ヴュルツブルク大学法学部ロボット法研究所外国研究員、多摩大学経営情報学部非常勤講師、法務省法務総合研究所委託研究員、名古屋大学未来社会創造機構モビリティ社会研究所特任助教を経て2021年より現職。

刑事政策・犯罪学・犯罪心理学・刑法の理論と我々の実生活との架橋を行います。今回は、犯罪の時空間的側面(犯罪発生機会・状況)に着目し、その機会を減らすことにより犯罪予防を行う見解であるCPTED(Crime Prevention Though Environmental Design:防犯環境設計)の内容と事例を紹介します。対象物(例:空き巣や放火であれば、「家」、ひったくりであれば「人」)が犯罪の対象とならないように、犯罪の誘発要因を除去し、対象物そのものを強化するために、都市や街づくりの環境をどのように整えるかをご参加の皆様と議論します。そのうえで、いかに防犯環境設計が構築されているか、また、自治会でどのように防犯環境設計を進めたらよいのかをお住まいの地域について考えてもらいたいと考えています。

11月18日(木)

13:00~14:00

良峯 徳和教授

ニューロフィードバック :脳の活動を見える化して自然治癒力を高める

良峯 徳和教授

リーズ大学(イギリス)哲学部修士課程修了。筑波大学大学院哲学思想研究科博士課程哲学専攻単位取得満期退学(文学修士)。2002年東京工業大学社会理工学研究科博士課程終了(学術博士)。1993年より、湘南国際女子短期大学英語学科専任講師。2007年4月より多摩大学グローバルスタディーズ学部准教授。

人間の脳には約140億個もの神経細胞(ニューロン)が存在する。脳波はこれらの神経細胞の活動を電気信号として捉えたものだが、その様子はその人の健康状態や睡眠、覚醒、集中、リラックスなどの状態によって常に変化している。睡眠障害やストレス、鬱、発達障害、てんかんなどの症状によって、脳波の強さやバランス、リズムなどが影響を受ける。最新の技術は、どの場所で脳波のバランスが崩れているか、異常な活動を示しているかなどを、瞬時にグラフィカルに表示する。この技術を利用して行われる「ニューロフィードバック」という訓練法が、薬物を利用した一般的な医療を補完し、症状を和らげ、再発を予防する自然治癒力を高める新技術として、欧米を中心に展開されつつある。一方で、この技術は「プラセボ(偽治療)」の域を出ないとの報告もあり、まだ科学的評価は確定していない。本講座では、ニューロフィードバックによるトレーニングの様子を実際に見ていただくとともに、その最新の展開を紹介し、今後の可能性について論じたい。

11月25日(木)

13:00~14:00

パネルディスカッション

【コーディネーター】

久保田 貴文准教授

【パネリスト】

良峯 徳和教授
加藤 みずき専任講師
樋笠 尭士専任講師

12月2日(木)

13:00~14:00

野坂 美穂准教授

生産者から観た美味しい果物とは?

野坂 美穂准教授

慶應義塾大学商学部卒業、慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(経営学専攻)、中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了 (博士:総合政策)。淑徳大学サービスラーニングセンター助手を経て兼任講師、中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)助教を経て、2017年より現職。

川嶋果樹園の川嶋幸喜氏をゲストスピーカーとしてお招きし、お話をいただきます。
皆さんは、日頃、直売所やスーパーなどで果物を買われる際、どんな点に気を付けて買われていますか。生産者の立場から、美味しい果物を見分けるポイントを栽培も交えてお話できればと思います。

12月9日(木)

13:00~14:00

内藤 旭惠准教授

抹茶ラテ・焙じ茶ラテを作ってみよう!

内藤 旭惠准教授

早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士(国際情報通信学)取得。NECエンジニアリング株式会社、目白大学社会学部助教、静岡産業大学情報学部専任講師を経て2021年より現職。

「市販のお茶にウイルスを不活化(無害化)する効果がある」といった研究成果が報告され、今話題となっているお茶をテーマに、健康とお茶について迫ってみたいと思います。今回は、お茶の中でも、特に健康志向として好まれている抹茶と焙じ茶を使って、ラテを作る体験をします。原料とシェイカーはこちらで提供しますので手ぶらでご参加下さいませ。(※ラテのため乳製品を使用するので、アレルギー等がある場合には、通常のお湯を使い急須で淹れることも可能ですので遠慮なくお申し付け下さい。)

12月16日(木)

13:00~14:00

梅澤 佳子教授

何をどれくらい食べたらいいの? - 食生活の自己点検

梅澤 佳子教授

専門はレジャー、教育社会学。研究テーマは、クオリティ・オブ・ライフを実感できるレジャー環境、プログラムサービス開発。 社会教育委員、スポーツ振興審議会委員、教育委員等として市町村の生涯学習、教育施策に携わる。

皆さんは、普段、いつ、何を、どれくらい食べていますか?各家庭の食卓、食習慣はさまざまです。これが最良ってあるの?健康管理のポイントは食事と運動と睡眠と言われています。ぜひこの機会に普段の食生活を自己点検してみませんか。

1月13日(木)

13:00~14:00

パネルディスカッション

【コーディネーター】

久保田 貴文准教授

【パネリスト】

梅澤 佳子教授
野坂 美穂准教授
内藤 旭惠准教授

 

多摩大学T-Studio公開講座の受講にあたって

  1. 本学には駐車場の用意がございません。お車での来校は一切できませんので、バスなど公共の交通機関をご利用下さいますようお願い致します。最寄駅からのバス便(路線バス及びスクールバス)につきましては、ホームページにて「交通アクセススクールバス時刻表」をご参照ください。
  2. 自転車・バイクでの来校は可能ですが、構内では安全のためバイクはエンジンを止めて押し歩きとなっておりますので、ルールに従い指定の自転車・バイク置き場に駐輪ください。
    また、自転車・バイクに「多摩大学駐輪シール」を貼っていただきます。初回に講座会場受付にてシールをお渡しいたしますので、スタッフにお声がけいただきますようお願い致します。(申請書の記入やご持参いただく書類等はございません。シールのみお貼りください。)
    ※既に多摩大学駐輪シールを貼って頂いている方は、そのまま御使用下さい。
  3. 講義中は携帯電話やスマートフォン、アラーム時計など、音の出る物は電源をお切り下さい。
  4. 講義中の飲食や、撮影・録音は一切御遠慮下さい。
  5. 講師体調、事故、交通機関の乱れ、台風等の天災、その他やむを得ない事由により、休講、講座時間を短縮する場合があります。その際、ホームページにてお知らせ致します。

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お問合せ

多摩大学
TEL:042-337-7300 FAX:042-337-7103
E-mail:kouza@gr.tama.ac.jp

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