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一般社団法人寒川町観光協会と多摩大学グローバルスタディーズ学部との連携協定に基づいて、寒川町商工会での第2回「ホスピタリティ観光セミナー」は、ANAインターコンチネンタルホテル東京 セールス&マーケティング部長 佐藤健一様を講師としてお招きして『13.34km2の可能性』~宿泊施設の見地から~をテーマに講演いただきました。

地域創生、宿泊施設の役割、寒川でしか味わうことのできない特別な体験、ホテルが地域にもたらす効果など、佐藤健一講師の鋭い指摘や分析にもとづいた内容でした。とりわけ、小規模分散型ホテルの可能性は興味深い内容でした。今後、寒川町にホテルを誘致した場合、どのようなホテルが適しているのかを考えさせられる内容となりました。

一方寒川町の景観を損なわない開発、藤沢・平塚・海老名など近隣地区にもホテルはあるなか、寒川町に滞在する必要があるのかなど根本的な課題、さらに付加価値は何なのか、圏央道の出口が2カ所、JRは3駅と恵まれているともいえるのでそれらの活用方法など、多角的な視点からの課題提起と、いくつかの提案が話されました。

当日は20名の参加があり、講演後には多くの方が佐藤講師に話しかけられ、また参加者が帰り際に、非常に勉強になった、考えさせられた等の感想をいただきました。中にはこうしたセミナーをもっと開催して欲しいなどのコメントもありました。大学の地域貢献らしいセミナーに成長したことは間違いないと言えます。また、参加者の関心の高さを再確認させていただけました。

後援:寒川町、寒川町商工会、JAさがみ寒川地区運営委員会事務局、一般社団法人寒川青年会議所

第1回の様子はこちらから

  • 本日のテーマ
    本日のテーマ
  • ANAインターコンチネンタルホテル東京 セールス&マーケティング部長佐藤健一 講師
    ANAインターコンチネンタルホテル東京
    セールス&マーケティング部長 佐藤健一 講師
  • 会場の様子
    会場の様子

経営情報学部内藤ゼミが、1月21日に行われた湘南マルシェ「ブランチマルシェ」に初出店しました。

一年間通して行ってきた、『多摩地域において飛騨高山地域の魅力を発信する』という課題で、多くの方にアピールすることができました。

きっかけは、飛騨高山の文化や歴史、郷土が魅力的だったため当地を選びました。

学生は本研究を通して、地域を知り、地域をPRするということの大切さを実感することができました。

今後は本研究で得られた成果を元に、様々な地域の研究をしていく予定です。

2023年1月14日、経営情報学部彩藤ゼミが「バーチャル高尾山からリアル高尾山へ」イベントを開催しました。同企画は令和4年度大学コンソーシアム八王子学生企画事業補助金事業に採択され、VRで高尾山の世界を体験した後に、実際の高尾山でその魅力を実感するイベントです。

イベントの参加には、まずはcluster(クラスター)でバーチャル高尾山のゲームに参加することが必要で、参加者はのべ400名に上りました。cluster(クラスター)とは、スマートフォンやPCなどの様々なツールを使ってバーチャル空間に集まることで、イベントに参加することができるサービスです。

ゲーム内で高尾山のお土産を集めて指定の場所に置いてポイントを稼ぐというゲームルールを通じ、参加者は参道商店街やTAKAO 599 MUSEUM、高尾山スミカ、薬王院等、高尾山の主要なスポットの場所を把握したり、どのようなお土産品があるかを事前に知ったりすることができます。

リアル高尾山では、彩藤ゼミの学生が高尾登山電鉄ケーブルカー清滝駅入り口にブースを構え、参加者へゲームの到達レベルごとに賞品引換券の提供を行ったり、その場でバーチャル高尾山ゲームを体験したりしてもらいました。ゲーム内には高尾登山電鉄株式会社の協力で実際に使われている地図や案内画像も設置されており、リアル感の演出に一役買っていました。

多摩大学産官学民連携ホームぺージ:https://t-collabo.com/event/cluster-2/

  • バーチャル高尾山
    バーチャル高尾山
  • バーチャル高尾山
    バーチャル高尾山

春休み及び来年度春学期に留学する予定の学生を対象に危機管理セミナーを行い、留学中の注意事項や気を付けるべきポイントなどを、資料や動画を使いながら説明をしました。

秋学期もわずかとなり、交換留学生に修了証書を渡し、集まってくれた学生と共に会食をしました。1学期間のみの留学の学生がほとんどでしたが、中には1年間滞在した学生もいて、日本人の友達もたくさんできたようです。

コロナ禍で飲食を伴う交流会等を行うことができていませんでしたが、感染予防に十分気をつけながら、少しの時間ではありましたが交流することができてよかったです。

  • 太田先生より乾杯音頭
    太田先生より乾杯音頭
  • 修了証書
    修了証書
  • 集合写真
    集合写真
  • 集合写真
    集合写真

2023年1月14日(土)より、一般社団法人寒川町観光協会と多摩大学グローバルスタディーズ学部は連携協定に基づき、観光を通して寒川町の町づくりおよび活性化の可能性を引き出すための「ホスピタリティ観光セミナー」を開催いたします。セミナーは計6回行われ、初回の登壇者は株式会社日本旅行 地方創生推進本部チーフマネージャー 安島 聖(ヤスジマ セイ)講師が担当してくださいました。

講演のタイトルは「地域への誘客施策について~旅行会社が提案できることとは~」で、旅行会社が寒川町の活性化にどうのように協力できるのか、その提案を述べるという内容でした。

受講者からは様々な意見・コメントや質問があり、寒川町と本学部の今後の協力体制を考える上でも非常に有意義な内容でした。

株式会社日本旅行は1905年(明治38年)に創業し、日本では最も伝統ある総合旅行会社として日本でのツーリズムの発展を担ってきました。それぞれの時代に合わせた変化やニーズに応じたサービスを提供して参りました。講演ではそうした歴史から生み出されたノウハウで寒川町の活性化へどのように貢献・協力するか、インバウンドへの「おもてなし」、などについて触れていただきました。

株式会社日本旅行はSDGs宣言を行っており、ホームページには『Tourism for Tomorrow:「おもいやり」と「きずな」で今、ツーリズムにできることを。』と書かれています。それと寒川町の「農業」、「工業」、「寒川神社」、「歴史・文化」など様々なポテンシャルを持っており、今後それらに対する気づき、協力体制を構築することで『「高座」のこころ』、すなわち由緒ある土地、風景、寒川神社、ホスピタリティ精神あふれる人との接点を見出すことで連携の可能性を広げることができると思いました。

この「ホスピタリティ観光セミナー」は、寒川町商工会(会議室)において、毎週土曜日14時~15時30分にかけて開催されます(2月11日(土)は除く)。

後援:寒川町、寒川町商工会、JAさがみ寒川地区運営委員会事務局、一般社団法人寒川青年会議所など

  • 本日のテーマ
    本日のテーマ
  • 株式会社日本旅行 地方創生推進本部チーフマネジャー 安島 聖 講師株式会社日本旅行 地方創生推進本部チーフマネージャー
    安島 聖 講師

TOKYO MX1「寺島実郎の世界を知る力」
【第3日曜日】第28回放送:1月15日(日)午前11時~

新年初回の番組では、番組テーマである「全体知への接近」の試みとして、「日本人として持つべき時代認識・歴史認識のプラットフォーム」をテーマに据え、今年度から高校教育で必修科目として導入された「歴史総合」を皮切りに、明治期、戦後期、そしてこれからの未来について、戦後日本人が踏み固めておくべき時代認識・歴史認識を、「77年」をキーワードに寺島学長独自の視点から語ります。

【第4日曜日】「対談篇 時代との対話」
第22回放送:1月22日(日)午前11時~

<ゲスト>:渡部恒雄氏(笹川平和財団 上席研究員)、柯隆氏(東京財団政策研究所 主席研究員)

今回の鼎談では、2023年の世界認識と日本の針路をテーマに、日米中トライアングルの視点から議論いたします。

是非、ご視聴ください。
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【TOKYO MX テレビ】
『寺島実郎の世界を知る力』、『寺島実郎の世界を知る力-対談篇-時代との対話』
<見逃し配信>
Youtube:
https://www.youtube.com/playlist?list=PLkZ0Cdjz3KkhlIA30hZIT5Qnevsu0DBhY

エムキャス
(第3日曜日):https://mcas.jp/movie.html?id=749856148&genre=453017953
(第4日曜日[対談篇]):https://mcas.jp/movie.html?id=749856661&genre=453017953

2023年1月14日(土)、大学コンソーシアム八王子「学生企画事業補助金」に採択された本学経営情報学部 彩藤ゼミが、メタバースプラットフォームCluster上で「バーチャル高尾山からリアル高尾山へ」のイベントを開催いたします。 本イベントは、VR高尾山の世界でイベントに参加した上で実際の高尾山へ行ってその魅力を実感するイベントです。

VR世界のイベントに参加すると当日の高尾山で利用できるサービス券のプレゼントなどもあります(先着順)。

参加方法など、詳しくは大学コンソーシアム八王子のホームページをご覧ください。

小田急沿線にキャンパスを展開する多摩大学、相模女子大学、東海大学と小田急電鉄株式会社は、2023年2月7日(火)、27日(月)、3月23日(木)の全3回、3大学によるリレー式オンラインシンポジウム「Odakyu Innovation Roots」を初開催します。

小田急沿線ではさまざまな大学が、地域との関わりを持ちながら、豊かなまちづくりのための取り組みを行なっています。本シンポジウムを通じて、企業・自治体・沿線の大学同士がつながり、共有・発信することで、魅力的なエリアを作り上げるための根源(Roots)となるよう、「Odakyu Innovation Roots」と名付けました。

今回は農業・食、観光・おもてなしなどをテーマに3大学が企画を行い、登壇者によるプレゼンテーションやクロストークを展開しながら、沿線という軸を通して各エリア特有の魅力や課題・可能性を、さまざまな視点から見つめ直します。全3回のシンポジウムはリアルタイム配信します。各テーマに関心をお持ちの自治体や企業にお勤めの方、学生、一般の方に無料でご参加いただけます。お申し込みは下記特設サイトから承ります。

今回開催する3大学をはじめ、「Odakyu Innovation Roots」は、沿線のさまざまな大学と連携を深めながら、沿線価値向上に向けたシンポジウムを開催してまいります。

「Odakyu Innovation Roots」概要

【開催日時】
第1回 2023年2月7日(火)  14:00〜 企画:多摩大学
「農業・食」×「観光」×「大学」 〜藤沢北部から考える新たな価値創造とその可能性〜

第2回 2023年2月27日(月)  14:00〜 企画:相模女子大学
「おもてなし」×「DX」×「地域」 〜本当の観光人材を育成する新たな地域価値創造〜

第3回 2023年3月23日(木)  14:00~ 企画:東海大学
スポーツとシティズンシップ 〜スポーツの中の社会、社会の中のスポーツ〜

【特設サイト】 http://tmuri.jp/oirp

【ニュースリリース】Odakyu Innovation Rootsリリース文(PDF:604KB)

中村そのこゼミ、4年 高田和真さんのグループがボランティア通信1月号の企画を担当しました。今回の企画はしりとりゲームお正月編です。


ボランティア通信1月号(PDF 4.73MB)

関連リンク
中村そのこゼミ
中村そのこゼミの活動

新春恒例のスタンプラリー「藤沢七福神めぐり2023」が1月7日(土)から始まりました。これは第26回目の新春藤沢・江の島歴史散歩めぐりで、8つの神社に参拝してスタンプを貯めると、色紙や干支暦手拭(写真①)などを購入または交換することができます。

多摩大学グローバルスタディーズ学部生は1月7日(土)、8日(日)、9日(月・祝)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、28日(土)29日(日)の計9日間、藤沢駅2階の湘南藤沢コンシェルジュに午前9時から17時まで待機しています。

七福神めぐりと言っても実際にめぐり神社および寺は8カ所あります。「藤沢七福神めぐり」のポスター(写真②)に記載されている順に紹介すると以下のようになります。(左から右)
龍口寺:毘沙門天(知恵と勇気の守り神)
白旗神社:毘沙門天(知恵と勇気の守り神)
皇大神宮:恵比寿(商売繁盛の神)
養命寺:布袋(不老長寿・無病息災)

江島神社:弁財(商売・芸能の神)
感応院:寿老人(長寿の神)
諏訪神社:大黒天(富貴・長寿の神)
常光寺:福禄寿(幸福・財宝・長寿の神)

  • 干支暦手拭
    写真① 干支暦手拭
  • 「藤沢七福神めぐり2023」のポスター
    写真② 「藤沢七福神めぐり2023」のポスター

本学部生は、時間厳守、緊急の場合には連絡する、一般の方々に対する対応の際は敬語、姿勢など基本的な事項から来場者に対して七福神めぐりに関連する質問に対応すること、その他、藤沢駅周辺に関する質問に応対するなど様々な業務をこなす必要があります。そうした意味から実際に観光協会のイベントについて学ぶだけではなく、旧東海道、藤沢宿についても学ぶことができます。

多摩大学グローバルスタディーズ学部は2015年11月の藤沢市および藤沢市観光協会との三者連携協定締結以降、この「藤沢七福神めぐり」に協力させていただいております。

  • 1月7日(土)3年 川口真衣さん、1年 代士金さん
    1月7日(土)2年 川口真依さん、1年 代士金さん
  • 1月9日(月・祝)3年 関沼舞さん、1年 代士金さん
    1月9日(月・祝)3年 関沼舞さん、1年 代士金さん

2022年12月14日(水)、本学経営情報学部 内藤旭惠准教授が都立若葉総合高等学校の2年生を対象に「経営学的観点から見たANA~情報マーケティング×航空マーケティング~」というタイトルで模擬講義を実施しました。

講義の前半では、マーケティングとブランディングの考え方について取り上げ、ANAのSNSマーケティングとサービスのブランディングについて紹介しました。そして講義の後半では、高級ボトルティーのラベルデザインを制作する演習とともに、本物のANAボーイング747-400の窓を使った空間体験を行いました。

模擬講義は合計17名にご参加頂き、演習ではバラエティに富んだボトルティーのラベルデザインを熱心に制作することが出来ました。
これからも、こうした取り組みを継続していく予定です。

  • 講義の様子
    講義の様子
  • 講義の様子
    講義の様子

2022年12月28日、経営情報学部内藤ゼミが調布マルシェ「ママ・マルシェin調布」に連合チームで出店しました。

今回は、【多摩地域の魅力を伝えるチーム】と【飛騨高山地域の魅力を伝えるチーム】が合同で出店しました。

2022年度に設立した内藤ゼミの一年間の集大成としての出店で、これまで作ってきた、多摩地域をPRする万年筆のボトルインクと観光名所の写真、飛騨高山から借り受けた「さるぼぼ」の販売を実施し、内外に地域の魅力を伝える広報活動を行いました。

2022年度を持ってこの活動を終了し、2023年度からは、多摩産材を用いた檜のお香などの開発を計画しています。

秋学期から交換留学中の4年生の久保田眞司くんから留学報告が届きました!

タイのバンコクにある泰日工業大学(たいにちこうぎょうだいがく 英称:Thai-Nichi Institute of Technology 略称:TNI)へ出発して約2ヶ月。とても充実した日々を送っているようです。1学期間はあっという間に過ぎてしまうので、残りの滞在期間もより多くの経験を積んで帰ってきてくれることを願っています。

念願叶った留学(泰日工業大学)

久保田 眞司

■タイを留学先に選んだ理由

多摩大学の交換留学プログラムを通してタイに来てそろそろ2ヵ月になる。約4ヵ月間のタイへの留学渡航前、多くの友人にタイへ留学に行く予定だと伝えた際に「なぜタイを選んだのか」と沢山聞かれた。現地の生産業の現状を知りたい、物価が安いなどの理由はあったが、本当のところは「タイに呼ばれた気がした」からだ。留学自体は大学1年生の時から考えていた。当初はヨーロッパ圏に行くことを考えており、アジア圏は視野に入れていなかった。しかし、コロナウィルスの感染が拡大し、あらためて多くのことを考察する時間ができたときに他の学生とは違った場所に留学したいと強く感じた。留学先をどこにするか考えていたときに多摩大学院で教鞭をとられている田坂広志教授の書籍「直感を磨く」を拝読し多大なる感銘を受けたことをきっかけに、自身がふと「何か」を感じたタイへ留学することを決意した。そして何より、多摩大学グローバルスタディーズ学部の学部長である新美学部長から泰日大学への推薦をいただけたことも大きな理由だ。実際にタイに来てみて、本当にタイを留学先に選んで良かったと深く感じている。

■留学前の準備

タイへの渡航前に準備したことは大きく2つある。語学学習と留学ビザの取得準備だ。語学学習では英語を重点的に学習した。多摩大学の長期留学奨学金取得をモチベーションとして、TOEICと英会話力の向上に重点を置いた継続的な学習を行った。結果として、留学前にTOEIC公開テストで700点台後半の点数を取得することができ、無事に奨学金をいただくことができた。留学ビザの申請準備は多摩大学湘南キャンパス国際交流課のサポートのおかげでスムーズに学生ビザを取得することができた。加えて、タイの文化についても渡航前に少し学んだ。

■現地での生活

タイで過ごしてみて思うことは、タイでの生活は毎日が刺激と発見に満ちているということだ。それは例えるとすれば、毎日レジャーランドにいる気分だ。歩道をさも普通のように走るスクーター。逆走するスクーター。屋台をサイドにくっつけたスクーター。あってないもののような交通規則。インフラ設備も都心から離れるとまだ十分とは言えない。また外の気温が暑いため、室内はクーラーが良く効いており寒い。タイに来てからこの寒暖差のために体調を数回崩した。そうした体験に加えて、世界中から多くの人々が集まってくる。自身もこの2か月で10カ国以上の人々と繋がりを持つことができた。一国にいながら世界中の人々と関わりが持てるのは間違いなくタイの大きな魅力だ。そして感情表現が豊かなタイの人々と過ごす生活は日本では絶対に経験できない素晴らしい生活だと強く感じている。

■泰日大学での授業

現地の大学である泰日大学では自身が学んでいるGBM(Global Business Management)学部のウィパワディー学部長を始めとした教授の先生方が暖かく迎えてくださった。また、クラスメイトともタイ語会話本のおかげで比較的早く打ち解けることができた。そうして12月半ばには一緒に旅行に行くまでの仲になった。その他にも学内外で多くの友人ができた。GBM学部は英語でビジネスを学ぶカリキュラムが豊富で日々英語を活用する機会があり、とても良いと感じている。渡航前は英語を使う機会はあまりないのではないかと思っていたが、実際にタイに来てみて毎日英語を使う機会に恵まれている。そうした満足度の高い授業内容に加えて異なるバックグラウンドを持った相手と自分から積極的に関わる姿勢の大切さを学べたことは今後の人生において活かすことのできる貴重な経験だと強く感じた。

■ビザの更新

在日本タイ大使館で取得した学生ビザの有効期限は90日間しかなく、現地での更新が必要だったので、12月の終わりにバンコク内のイミグレーションでビザの更新手続きをした。月曜日の朝に行ったが、90人が待っていた。手続きが終わったころには午後17時になっていた。ビザの更新書類については、泰日大学に事前に申請を行っていたので特に問題はなかった。今後はオンラインからの予約もできるそうなので、今後のビザ更新はもう少し円滑に進むと思う。

■さいごに

今回タイに留学ができて本当に良かったと思う。現地に来てから環境の変化や気候の変化に慣れるまで少し大変ではあったが、こうした出来事も留学をしなければ味わえない醍醐味だと思う。短期間、長期間を問わず留学をすることはその後の人生にとって間違いなく大きな影響を与えることだと思う。自分もタイに来て本当に多くのことを経験することができた。英語があまりできなくても思いを伝えたいという気持ちがあれば相手も理解しようとしてくれる。最後に、留学に対して不安がある学生もいると思うが、「人生は一度きり」なので勇気を出して一歩を踏み出してほしいと思う。

令和4年12月10日(土)13時より、藤沢市地球温暖化対策地域協議会の「近隣大学生との意見交換会」が開かれ、本学グローバルスタディーズ学部(SGS)の学生3名が参加しました。

この地域協議会は、地球温暖化対策の推進に関する法律第40条に規定されているもので、地方自治体、事業者、住民等が日常生活に関する温室効果ガスの排出抑制等について協議するためのもの。藤沢市地球温暖化対策地域協議会においては、会員同士の協議に加え例年この時期に藤沢市内及び近隣の4大学(SGS、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス、日本大学生物資源科学部、文教大学湘南キャンパス)の学生との意見交換会を行っており、SGSは2010年以降、毎年参加してきています。

今回は一昨年、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策として、従来のような参加者が一堂に会する会議形式を避け、協議会事務局が藤沢市役所会議室からZoomを用いた遠隔方式により実施されました。SGSからは、2年生の根木美佳、1年生の代士金、平間明紀、また橋詰博樹・特任教授(本稿筆者)が参加しました。4大学より12名の学生・教員が、また協議会員・藤沢市環境部職員等の約12名を合わせ、24名が参加しました。

SGS生は、意見交換会の第1部/各大学における関係分野の活動紹介において、10月22日に、新型コロナウィルス感染症による中止を経て3年ぶりに開催された「ぶらりごみ拾いin六会2022」を中心に、SGSにおいて行ってきているごみ拾いの活動について、この7年間程度を振り返るとともに、地域に根ざしつつグローバル社会での活躍を目指す「グローカル」を旨とするSGS生として、留学生や地域の外国人従業員・実習生等との交流や、観光など環境に留まらない地域連携を視野に入れた活動を紹介しました。

第2部は、パリ協定、我が国の温室効果ガス排出量2050年実質ゼロ目標、藤沢市の気候非常事態宣言等の動きを踏まえた「脱炭素社会実現のために大学および大学生に求められること-気候危機を我が事として考えるために」をテーマに、慶應大の学生の司会進行の下、学生を中心に全参加者による全体討議となりました。学生による対策行動の推進方法やそのための意識醸成の方法が中心となりましたが、SGSからの1年生参加者・代と平間は、ぶらりごみ拾いの実行委員の経験に立ち、地域連携や環境行動への参加契機としてのイベントの役割・意義等に触れるなど、議論の流れを作る上で大きな役割を果たしました。また根木は、海外経験も踏まえ日本の多すぎる自動販売機問題や、行動参加へのゲーム活用といった問題提起をするとともに、事務局から指名された記録係として、議論全体の整理・報告を行いました。

意見交換会後、SGS生からは、「他大学の学生とも様々な意見の交換出来て良かった」「来年も是非参加したい」と異口同音の感想がありました。

他大学の学生や、協議会に属する関心の強い市民、大学教員等との意見交換を通じ、2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロを目指して急速に動きつつある社会の最近の動きと考え方を理解するとともに、実践のキッカケとなったものと思われます。

  • 発表スライド
    発表スライド
  • 根木の発言時
    根木の発言時
  • 左から代、平間、橋詰、根木(後日撮影)
    左から代、平間、橋詰、根木(後日撮影)

2022年9月17日と10月15日に内藤ゼミが「府中市場のハンドメイドマルシェ-tumugu-つむぐ」に出店しました。(於:府中綜合卸売市場)

タイダイ染めの商品を開発し、地域を連想させるイメージカラーに染めたTシャツやエコバック、ハンドタオルなどの販売を行いました。地域の方からの評判は良く、売れ行きも上々でした。本会場でも、新たなコラボレーションが生まれ、他の出店者の方との共同商品開発も実現しました。当ゼミのプロジェクトも徐々に多摩地域に浸透してきています。現在、新たなコラボレーション商品の開発や地域限定商品の企画も進行中です。

【タイダイ染めとは】
タイダイ染めとは、布生地を縛って染める方法を用いた染め物のことです。染める前に、生地を折ったり縛ったりすることで、様々な雰囲気の模様が生まれることが特徴です。そのため、一品物としての価値が高く、ブランディングには最適の商品です。

 

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