多摩大学 現代の志塾

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6月30日(木)、「経営情報論Ⅰ」(担当教員:新西誠人専任講師、履修人数203名)の授業にゲスト講師として聯想控股 (本社:中国北京市)副総裁の于浩様をZoomにてお招きし、「日中間のオープンイノベーション」をテーマにご講演いただきました。

于浩様と新西専任講師は株式会社リコーにて共に就業されていた時代があり、親交があるとのことでした。今回、情報技術を使って中国と日本の企業で新規サービスを研究開発してきた于浩様に、情報技術を活用したイノベーションや国をまたがった研究開発、中国の事情などを講演してもらい、中国でのイノベーションの方法論を学ぶ機会をいただきました。

SARS後の中国は「ゴールド10年」と呼ばれ、世界の工場と呼ばれるほどに企業誘致がうまくいったことを受け、インバウンドの整備が急速に進んだということです。そしてコロナ禍によりライフスタイルが一変しました。コロナ対策として、モバイルネットワークを活用した技術やサービス展開はアメリカを超えたともいわれています。

中国のリコーで実施してきたオープンイノベーションの事例として、コロナ禍に開発された多くのモバイルネットワークを利用した新規事業開発をご紹介いただきました。リコーが実施したハッカソンでは、自社が持つコア技術をオープンにし、中国をはじめとする世界各国の高等教育機関・企業・ベンチャー会社と共に短期間にアイデアを出し合い、事業に育て、成果を得る活動をしました。この、技術は社内で行い、事業開発は外部で行うというオープンイノベーション2.0のビジョンで様々なイノベーションを実現されたということです。

現在在籍されている聯想控股は日本でも広く普及しているPCメーカー「Lenovo」をはじめ、銀行や物流、医療など多業種にわたる企業を傘下にもつ会社です。「将来的には聯想控股とその傘下の企業はかけ橋として『資本と技術、市場』を繋げ、研究者は研究に熱中し、事業開発は市場だけを見るオープンイノベーション3.0を実現していきたい」とのことでした。

学生からは「VCとCVCの違いは何ですか?」との質問があり、于浩様は丁寧に答えてくださいました。

  • 于浩様
    于浩様
  • 学生との質疑応答
    学生との質疑応答

6月30日(木)、「国際関係論」(担当教員:小林昭菜准教授、履修人数:64名)の授業にウクライナからのゲストをお招きし、ご登壇いただきました。

連日、ロシアによる軍事侵攻が報道されているウクライナから日本に避難されている、アリョーナさん、アンナさんに特別ゲストとしてご登壇いただくとともに、現在も首都キーウに留まっているナターシャさんにはオンラインで接続しご参加いただきました。

ソビエト連邦崩壊後ウクライナは独立しましたが、度重なるロシアによる内政干渉に続く2014年3月のクリミア併合以来紛争状態が続き、2022年2月にはロシア軍がウクライナに軍事侵攻し戦争状態となりました。アリョーナさん、アンナさんによるとロシアの侵攻が始まったとされる2月24日以前から、学校では避難訓練が行われており危機的状況と認識していたとのことです。また、日に日に国外脱出も難しくなり、最後の国際便に何とか間に合い第三国を経由して知人をつてに来日したとのことです。一方、ナターシャさんは高齢のご両親がいるため、国外避難もままならず、またひとたび国を離れると二度と戻れないと判断しキーウに留まる決断をされたとのことです。

アリョーナさんは避難当時卒業間近の学生で、避難先にてオンラインで講義を聴講し、この6月に無事ご卒業されたそうですが、卒業証書も記念写真も無く、男性の同級生は戦争に駆り出され連絡もつかないそうです。アンナさんが通っていた地元の中学校は爆撃を受け、教室はメチャメチャに破壊され、とても勉強ができる状態ではないとのことです。オンラインで参加したナターシャさんはロシアの侵攻当日はウクライナ南部の友人宅を訪問していたそうですが、午前5時に爆音が鳴り響き町中がパニックになる惨事を身をもって体験されたそうです。今もキーウでは空襲警報が鳴り響き、ロシア軍による攻撃が続き、近隣の通いなれたショッピングセンターも爆撃を受け1,000人規模で死者が出るなど、全く違う人生を歩むことになったとのことです。

学生、教職員からは、避難して来た日本での食料や生活必需品の充足状況、日本での就業、将来の夢などについて質問がありました。また、日本がウクライナに貢献できること、安全保障の考え方など、活発な議論が行われました。最後に、「早くウクライナに戻って友人たちとこれまでのような生活を送りたいが、今はできることをやるだけ」とのアリョーナさんの言葉から、今も続く戦争の非人道性を感じずにはいられませんでした。

  • 小林准教授イントロ
    小林准教授イントロ
  • ウクライナからの登壇者
    ウクライナからの登壇者
  • キーウからオンライン参加
    キーウからオンライン参加
  • 質疑応答
    質疑応答

〔受講した学生からの感想〕

進藤丈也
テレビやSNSで目にするウクライナ侵攻の情報は、どこか現実味がなく、遠い場所で何か大変なことが起きている程度の認識だったが、実際に体験した(している)方のお話を聞くことが出来て、より身近に感じることができた。

雨宮永大
ニュースで報道されていないことを聞けて、そこで生活している人の現状を理解することができた。これから自分たちに起こりうるかもしれないし、この戦争にもっと注目すること、深く考えることが重要だと思った。そのために、今の自分に何が出来るか考えていきたいと思う。

太古前虎汰郎
本日は大変貴重な機会を頂きありがとうございました。キーウに在住されているナターシャさん、日本へ避難したアリョーナさん、アンナさんが与えてくださったこの機会や思いを心に刻み、忘れないよう国際関係について学んでいきたいと感じました。

石橋政憲
貴重な体験をありがとうございました。現地にいた人の話を聞くことは、ニュースとは違い、言葉の重みを感じた。今回話を聞いて、この戦争は本当に必要なのか疑問に思った。戦争に無関係な一般市民に向かって武力で支配しようとする姿勢は、本当に正しいのかということをもう一度考えてほしいと思った。

鳥居完太
国外へ避難することは、口では容易く言えることだが、ウクライナの人にとっては、共にあったウクライナでの思い出や伝統を捨てて逃げることなんだということを改めて認識した。

古屋祐樹
衝撃すぎて言葉が出ないというのが本音である。日本は戦争を仕掛けたこと、仕掛けられたこと、勝ったこと、負けたこと、核被爆国であるという歴史から学び、軍の保有をやめ平和主義を唱えている。ロシアはもっと歴史を顧みて学んでほしいと思った。

丹羽優介
今回の講義は私にとって今までにない貴重な時間だと感じた。ウクライナがロシアからの侵攻に備えていたが、その準備は何も役に立たなかったとおっしゃっていた。いくら準備しようと、戦争はその準備の先を行く力で国を滅ぼしていくものだと知ることが出来た。まだ戦争は続いているが、早く平和な生活に戻れることを心から祈っています。とても貴重な体験をありがとうございました。

2022年6月24日(金)、SGS二期卒業生の安田健太先生が所属する、タイのスワンクラーブウィッタヤーライノンタブリー学校と多摩大学目黒高等学校とのオンライン文化交流が行われました。

第1部では、日本とタイの高校生がプレゼンテーションを行いました。日本の高校生は、①多摩大目黒高校、②東京や目黒の魅力、③日本の高校生の1日、④高校生の流行について紹介しました。タイの高校生は、①タイの正月(ソンクラーン)、②タイの高校生活について発表しました。お互いの国のリアルな現状を知ることができ、参加者たちはプレゼンに聞き入っていました。

第2部では、日本とタイの生徒がグループにわかれ、自由な交流を行いました。それぞれの国ならではの物を持ち寄り、紹介し合ったりしました。日本のアニメのキャラクターのぬいぐるみやアクセサリーなど、画面に映し出される物にお互い興味津々で、質問が尽きませんでした。終了時には「時間が足りない!」という声が多く聞かれるほど、盛り上がっていました。タイの生徒たちは、普段から日本語を学んでいますが、日本人と話す機会は限られており、大変喜んでいました。秋には2回目の交流を予定しています。それまで互いの国への興味関心をさらに広げ、オンラインでの再会を果たせればと思います。

コロナ禍前、多摩大学グローバルスタディーズ学部は、一年を通して数多くの海外研修を積み重ねてきました。残念ながら、多くの海外研修が中止になってしまいましたが、オンライン交流を積極的に取り入れ国内・海外の高大連携を推進しています。今後も世界との交流を希求する若い世代の志を、応援していきます。

  • タイ交流
  • タイ交流

6月23日(木)、「中村その子ホームゼミ」(担当教員:中村その子教授、履修人数18名)の授業にゲスト講師として株式会社オートアベニュー(本社:東京都西東京市)代表取締役社長 伊藤理香様をお招きし、ご登壇いただきました。

中村その子ゼミでは、地域企業と連携した広告・宣伝・PR・情報発信を通じ、学生が自らのアイデアを製品開発に結び付けるための研究を行っています。これにより関連する社会の現場で自分の志を実現すべく、革新的で創造的な役割を果たして仕事をしていくことができるようになることを目指しています。今回は(株)オートアベニュー様のラジオCMを作成するにあたり、代表取締役社長の伊藤様に会社の経営理念やブランド戦略等をうかがいました。

オートアベニューは西東京市に本社を構え、自動車新車・中古車販売、自動車・バイク整備(特定指定整備工場認定)、損害保険代理店営業を主な事業としています。社員数20名という独立系の小規模な会社ですが、3C分析により、強みは全メーカーの新車を扱うこと、地元に密着した親しみやすさ、履歴のハッキリした中古車を提供できることとされました。またABC理論では考えていく順番が大切とされ、自社商品志向ではなく、お客様志向が重要で、その結果「まごころ整備」、「新車くらべま専科」、「里帰りU-Car」を3つの柱として掲げているとのことです。

次に、提供する商品やサービスが持つ物語性をお客様に伝える手法であるストーリーブランディング手法に言及され、お客様が購入する理由は最高の商品ではなく、一番わかりやすい商品であるということから、物語の力を借りてわかりやすく伝えることの大切さを説き、Appleを世界的企業に導いたスティーブ・ジョブズの「Think different!」の言葉に表されるように、主人公が光り輝く人生を送れるようにというお客様主役の考え方への転換こそが鍵になるとされました。

最後に、中村その子教授より、ラジオCM制作にあたってはクライアントの生の声を聴くことが最重要であり、今回、伊藤様よりうかがった同社のブランディング戦略をよくかみしめ、次回以降CM作成に取り組みましょうという言葉で締めくくられました。

株式会社オートアベニュー:https://www.auto-avenue.co.jp/

  • 中村その子教授イントロ
    中村その子教授イントロ
  • 伊藤様ご講演
    伊藤様ご講演
  • 伊藤様ご講演
    伊藤様ご講演

多摩大学グローバルスタディーズ学部では、専任教員の公募をいたします。

詳細はPDFをご覧ください。

■募集
専攻分野:観光・ホスピタリティ学
職名:助教、専任講師または准教授(任期付)
担当科目:観光・ホスピタリティ学関連科目
人員:1名

■指定様式は、下記よりダウンロードしてください。
教員個人調書
教育研究業績書

■応募締切:2022年8月1日(月)(必着)

7月1日、本学経営情報学部 樋笠 尭士 専任講師が、日本学術会議主催の「安全工学シンポジウム2022」に登壇しました。

「新しいモビリティと気候変動・安全・社会デザイン」部門において、 「自動運転における「人命」の多義性について−倫理ガイドラインの在り方−」との内容を発表し、自動運転に関する人命の保護や事故時の責任について倫理的な方向性を示しました。

これらの報告を踏まえ、来年、自動運転について日本学術会議は政府に提言を行います。
https://www.anzen.org/html/program.html#PD2

  • プログラム 安全工学シンポジウム2022
    プログラム 安全工学シンポジウム2022

6月29日(水)、「アントレプレナーシップ論」(担当教員:趙佑鎭教授、履修人数:91名)の授業にゲスト講師として「水と宇宙と、地球と、わたし」の川合アユム様、池田恭子様をお招きし、ご登壇いただきました。

川合様は21歳でIT企業を創業、40歳で上場されましたが、自らを経営者として適材ではないと判断し、経営を後進に譲られ全ての経済活動を休止、その後パリ・ダカールラリーに3年間没頭されるなど、様々なご経験を経て社会の単位でのベーシックインカムの必要性に行きついたとのことです。当日は「素意とベーシックインカム」のテーマでご講演いただきました。

「素意」とは、かねてからの思い、故人の宿意といった大事な意味を持つ言葉で、個々人の経験や学習にはよらない「集合的無意識」を源泉とする潜在的意識を形作るものとされました。一方で、人間の行動の動機には自己存続を目的とする「利潤動機(利己心)」と、他者の喜びを目的とする社会的「役割動機(利他心)」があるとし、資本主義の生み出した問題点は「お金が無くなる恐怖」が利用され、持つ者と持たざる者の二極分化を生み出し、機会(チャンス)の平等が失われ、「利潤動機」が大勢を占めるようになったことであるとされました。

この究極の解決方法として、ベーシックインカム(現在の収入はそのままに、「地域通貨」によって毎月一人あたり30万円相当を支給)を導入することで、「お金が無くなる恐怖」を無くし、すべての人々にチャンスを与え、一人ひとりが利潤のために働くことをやめることで、社会のクリーニングを行おうという新しい資本主義と言える理想的な構造に進化するという発想をご紹介いただきました。現に、沖縄には「ぬちゃーしぃ」という、出せる人は出して出せない人は出さなくてもよいという、割り勘とは真逆の考え方があるのだそうです。

このような「お金が無くなる恐怖」から解放された世の中では、経営はPD(Project Drive)制度に移行し、過去の評価から未来への投資、成功のための人間的投資へ、組織を軸としたヒエラルキーから人間を軸とした並列連携型ネットワークへ移行するとされました。そこでは求められる人材も知識を重視した環境依存型人間から、よりアントレプレナー的な自立創造型人間となるとのことです。あたかもアプリがOSに依存するように、社会インフラが変わるとアプリに相当する経営も変わり、より面白い世界が待っているとされました。

最後に、趙教授からAmazon創始者のジェフ・ベゾス、Facebookのマーク・ザッカーバーグ、テスラ・モーターズのイーロン・マスクもベーシックインカムの導入を主張しており、川合様は正しく先駆者と言える。利潤追求だけでない企業経営はこれからのアントレプレナーに求められる基本的な資質であるとの言葉で締めくくられました。

  • 川合様ご講演
    川合様ご講演
  • 趙教授から解説
    趙教授から解説
  • 池田様ご講演
    池田様ご講演
  • 川合様と池田様
    川合様と池田様

7月2日(土)、学生有志による鎌倉フィールドツアーが開催されました。参加者は計10人(うち留学生2名、教職員2名)。コロナ禍で長期の自宅学習を強いられた学生たちが、仲間との交流を深めることを目的に自主的に企画しました。このツアーに留学生2名が参加。あいにくの猛暑日でしたが、体調に考慮して休みを多く取り入れつつ、楽しく一緒に鎌倉を歩きました。

今回訪れたのは報国寺、大倉幕府跡、源頼朝の墓、そして鶴岡八幡宮。今話題の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響もあり、源頼朝や北条義時の人物像について語り合いながら、中世鎌倉の歴史を体で感じました。

本ツアーを企画した清澤拓己君(3年)は、各訪問先で日本語と英語による解説を行いました。鎌倉湘南地域の歴史や魅力を深く知り、外国語を駆使して、留学生に発信することは、グローバルスタディーズ学部が掲げている「ホスピタリティ」実践の第一歩でもあります。

はやくも次回企画が立ち上がっています。テーマは、鎌倉・藤沢の社寺での修行体験や、企業や工場見学、さらには農業体験、高校訪問など、多くのアイデアが出されています。学生たちは、「地域を学び、人々と交流し、世界に発信する」フィールドツアーをたくさん行いたいと張り切っております。

  • 観光客に人気の報国寺
    観光客に人気の報国寺
  • 大蔵幕府旧跡
    大蔵幕府旧跡
  • 鶴岡八幡宮
    鶴岡八幡宮
  • 流鏑馬が行われる場所(鶴岡八幡宮境内)
    流鏑馬が行われる場所(鶴岡八幡宮境内)

2022年6月30日(木)、第5回ホスピタリティ観光セミナーを開催いたしました。本日のテーマは「ホスピタリティ」で、これは多摩大学グローバルスタディーズ学部の基本的な考えでもございます。また、本学部がホスピタリティ、観光系の科目などに関してアドバイスや連携などでお世話になっている株式会社ANA総合研究所から、顧客満足度に関する専門家の今村 康子(イマムラ・ヤスコ)研究員に登壇していただきました。

講師の今村研究員は長年ANAのキャビンアテンダントとしてご活動・ご活躍された経験を踏まえて「ホスピタリティ」とは一体何なのかについて説明してくれました。最近は様々な産業において「ホスピタリティ」が求められております。その一例をANAグループでのホスピタリティを活かした優れた顧客体験づくりについて紹介してくれました。

今村研究員の経歴ですが、欧米路線・アジア路線などに乗務、管理職客室乗務員としても長年活動、VIPフライト、新規路線開設便、国際線品質点検、技量評価等のミッションフライトを中心に国際線・国内線を乗務されたベテランです。

また、本日はお忙しい日程にもかかわらず鈴木 恒夫藤沢市長にもご臨席賜りました。

ホスピタリティ観光セミナーは藤沢市、藤沢市観光協会、藤沢商工会議所などの後援をいただいております。

  • 株式会社ANA総合研究所 今村康子研究員
    株式会社ANA総合研究所 今村康子研究員
  • 鈴木恒夫藤沢市長
    鈴木恒夫藤沢市長
  • セミナーの様子

6月24 日(金)「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一、履修人数:274名)の授業にゲスト講師として、イケア・ジャパン株式会社立川店(所在地:東京都立川市)マーケットマネジャー リュウ ナ様にご登壇いただきました。

イケアは世界的なホームファニッシングブランドであり、手ごろな価格、デザイン、心地よさを世界中の人々に届けています。「より快適な毎日を、より多くの方々に」というイケアのビジョンは創業以来変わりません。

講義のなかで、近年では特にサステナビリティに力を入れており、限りある資源の中で健康的であること・資源を再生すること・働いている人が公平であることを中心に考えているとのことでした。リュウ ナ様の在籍されるイケア・ジャパン株式会社立川店では、家具のアウトレットや屋上に3,892枚のソーラーパネルを設置するなどのサステナブルな取り組みをしています。そして地元である立川市に貢献し、盛り上げ、いつまでも愛される企業を目指しているとのことでした。

松本教授より「商品を作るときにどの過程から参加するのですか?」の質問にリュウ ナ様は「価格・デザインなど全ての工程に関わっています。特に価格を低くすることは多くの人に商品を届けるために重要です。」とのことでした。

学生から「日本人以外の従業員と働くメリットは何ですか?」との問いに、「考え方が多様性になることで、言いにくい状態が変わってきたり、クリエイティブなアイデアが出てきたりします。」とのことでした。他にも「従業員同士をニックネームで呼ぶのはどの国の文化ですか?」や「入社するにはどのような人材が求められますか?」など多くの質問がありました。

リュウ ナ様より「みなさんが社会の将来であり、力です。みなさんと一緒に素敵な社会を築いていきたいです。」と学生へ向けてお言葉をいただきました。

<イケア・ジャパン株式会社のホームページ>
https://www.ikea.com/jp/ja/

  • リュウ ナ様
    リュウ ナ様
  • 壇上より撮影
    壇上より撮影
  • IKEAの皆様と松本教授
    IKEAの皆様と松本教授

6月17日(金)に京都府立東舞鶴高等学校で開催された国際教育講演会に経営情報学部の小林昭菜准教授が登壇し、シベリア抑留を中心テーマに講演しました。当日は440名の同校全校生徒が2グループに分かれて参加しました。

舞鶴は戦後66万人の引揚者を迎えた地であり、引き揚げやシベリア抑留を後世に継承し、平和の尊さを広く発信する施設として舞鶴引揚記念館も設立されています。また、地域を挙げて平和学習に力を入れていることもよく知られています。

当日は、本学の学生2名も同行し、彩藤ゼミ生の協力により作成したシベリアの収容所を3Dで再現したヴァーチャル空間を高校生たちに実際にiPadやパソコンを使って一緒に体験してもらい、戦争を知らない世代に今歴史を学ぶ意義について考えてもらう機会となりました。

小林准教授と同行した2名の学生から感想を寄せていただきました。

「歴史を体験する」という事をより多くの高校生の方に見て、体験して頂くことができたのではないかと思います。貴重な経験をさせて頂きました。舞鶴は遠くて当日はすごく暑かったです。(経営情報学部 事業構想学科 4年)

シベリア強制収容所という歴史を学ぶなかで、どこか重くなるようなところを、VRという要素が加わったことで身近に感じるだけではなく、楽しく学ぶことができたのではないかと高校生を見て感じることができました。(経営情報学部 事業構想学科 4年)

  • 記念撮影(撮影のためマスクを外しています)
    記念撮影(撮影のためマスクを外しています)
  • 講演会の様子
    講演会の様子

本学経営情報学部 初見 康行 准教授が、マイナビキャリアサポートウェブサイト「コラム」のインタビューを受けました。

初見准教授は、マイナビが後援する「学生が選ぶインターンシップアワード」の「インターンシップカンファレンス」で2019年から講演を担当しており、今年度はインターンシップの効果や今後の発展の可能性について講演を行いました。

今回のインタビューでは、講演内容に関連しインターンシップにおいての大学側の役割などの話が掲載されています。

マイナビキャリアサポート コラムは以下からご覧ください。
https://mcs.mynavi.jp/column/2022/06/isaward5_hatsumi/

6月24日(金)、ヨーロッパの自動運転SHOWプロジェクトと経済産業省の自動運転プロジェクト(Cool4)の国際ウェビナーが行われ、日本側(経済産業省)代表として、本学 経営情報学部 樋笠 尭士 専任講師が登壇し、日本の自動運転についての道路交通法・道路運送車両法に関する報告を英語で行いました。

SHOWプロジェクトは、EUの執行機関である欧州委員会(EC)が推進する Horizon 2020プロジェクト傘下で、移動・物流サービスを中心とした自動運転の社会実装を目的とした 13カ国70団体が参加する欧州最大のプロジェクトです。

https://twitter.com/SHOW_H2020

6月22日、本学経営情報学部長島剛ゼミの授業(履修者:41名)に西東京市生活文化スポーツ部文化振興課 課長 堀 智子 様をゲスト講師としてお招きし、ご登壇いただきました。

当日は、「市役所の業務こんなこともやっています~西東京市文化振興課の場合」というテーマで西東京市の紹介、文化振興課の取り組みについてお話しいただきました。

また、同課が担当している市内最大規模のイベント「西東京市民まつり」のコロナ禍での開催について、令和4年度も見合せることになり、市民の方の期待に応えるべく、すでに令和5年度の開催に向けた検討が行われている旨、説明がありました。

堀様からはコロナ禍における「文化芸術振興」の価値について学生たちへ問いかけがあり、市民まつりを開催するためのアイデア提案の依頼がありました。

その後、学生たちは5グループに分かれ、コロナ禍で実施する市民まつりについて来場者管理、会場設営、飲食物の提供等、各種制限などを考慮しながら対策や取り組みについて堀様と西東京市職員2名の方にもご参加いただき、意見交換を行いました。

学生からは、リアルタイムで会場の混雑状況を発信するシステムの導入、事前に順路を決めたコース設定、メタバースを活用したバーチャル空間での開催など、様々な提案がありました。

最後に、西東京市の職員の方から「日々の業務の中で答えのない問題を考える機会がたくさんありますが、自分の考えが成果達成につながったときにはやりがいを感じることが出来ます。大学生の皆さんは、今しかできない若い柔軟な発想を活かして大学生活を楽しんでください」とのメッセージをいただきました。

西東京市ホームページはこちらからご覧ください。
https://www.city.nishitokyo.lg.jp/index.html

  • ゲスト講師の堀智子様
    ゲスト講師の堀智子様
  • 授業の様子
    授業の様子

5月29日、東京都奥多摩町氷川の河川敷にて本学経営情報学部松本祐一ゼミによるごみ拾い活動を実施いたしました。

本企画は、同ゼミの学生から「ごみ拾い活動を通して住みよいきれいな町づくりと地域の方々との交流を図ることでコミュニティを形成することができれば」との提案があり、当日は、松本ゼミの学生、奥多摩町の方々約25名が参加し、開催されました。

同ゼミは、2016年より「みんなでつくる奥多摩」をコンセプトに、事業開発を通じて若者が奥多摩に住みたくなる仕組み作りをテーマとして、調査・提案(土産開発、拠点づくり、イベント企画等)を進めており、現在は、46名のゼミ生がプロジェクトに参加しています。

今後は、奥多摩町の飲食店などを掲載したコミュニティマップの制作や神奈川県藤沢市にある辻堂団地の地域活性化に貢献するため、夏祭りでのイベント企画などを予定しています。

  • 集合写真
    集合写真
  • 西多摩新聞記事掲載2022年6月10日
    西多摩新聞記事掲載2022年6月10日

6月17日(金)、「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一、履修人数:274名)の授業にゲスト講師として、一般社団法人ピアリング(所在地:横浜市都筑区)代表理事 上田のぶこ様にご登壇いただきました。

一般社団法人ピアリングは「がんに向き合う人々が、笑顔と自分らしさを失わない環境のために」をビジョンに、がん治療と仕事・家庭の両立に奮闘する女性がんサバイバーが安心してつながり支えあえる環境創りに取り組んでいます。

上田様はご自身が乳がんに罹患し、治療する病院以外にもケアが必要であるという課題に気づき、本事業を立ち上げたとのことです。オンラインの強みは、患者が全国各地・海外にもいることや、多様な悩みを持つ一方で、職場など身近な場では、がん罹患を知られたくない人も多い中、同じ経験者と繋がることができることです。

講義では一般社団法人ピアリングだけでなく株式会社リサ・サーナを起業することにより、ピアリングアプリを持続可能にするというビジネスモデルの説明をいただき、今後の展望のお話しの中で「患者の利益になることを第一優先に事業を展開しています。」と上田様から熱い想いをお話しいただきました。

松本教授より「患者会などあるのに、なぜオンラインのコミュニティを作ろうと考えたのですか?」の質問に上田様は「忙しい女性は、患者会に参加する時間のない人も多い。オンラインであれば時間や距離の制約なく、たくさんの人と繋がることができ、自分と似た状況の人を探しやすいと考えたからです。」とのことでした。

学生から「アプリの一番のこだわりは何ですか?」の問いに、「フォローの機能をつけませんでした。病気がストレスなのにフォロワー数まで気にしてほしくないので。」とし、他にも「非営利型の社団と株式会社を分けて設立した理由は?」、「乳がんの人にどう接したらよいか。」など多様な質問があり、学生にとって興味深くて身近であることがうかがえました。

松本教授は「自身の体験から事業構想やアイデアがここまで広がっていったということですね。」と締めくくられました。

<一般社団法人ピアリングのホームページ>
https://site.peer-ring.com/

  • 上田のぶこ様
    上田のぶこ様
  • ディスカッションの様子
    ディスカッションの様子
 

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