多摩大学 現代の志塾

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経営情報学部では教員、研究者が相互の研究内容を理解し合い、学際領域の研究の高度化を目指すべく「研究サロン」を研究活性化委員会が主催し、定期的に開催しています。6月24日(金)に開催された「研究サロン」では、4月からご就任された菅沼睦准教授から研究動向についてお話をうかがいました。当日は対面、オンラインのハイブリッドでの開催となり教職員17名が参加しました。

菅沼准教授は博士(心理学)の学位をお持ちですが、多方面に興味分野を広げられており、当日はここ最近の仕事を中心に「生体情報と機械学習によるユーザー状態推定の取組み」のテーマでお話しいただきました。

具体的には、視聴覚コンテンツを体験させ、それに伴う脳波、心拍、眼球運動、瞳孔径等の生体情報がどのように変化するかを検出し、この情報を機械学習により分類することで、ユーザーの感情を予測することを目指す研究とのことです。

生体情報の取得は特殊な専用機器を駆使して行う他、観察可能な情報として表情や姿勢なども含まれ、また感情についてはラッセルの円環モデルと呼ばれる感情を表す手法を使うとのことです。次に、大量のデータから機械学習によって何らかのパターンを見出すことで予測が可能となり、ユーザーがコンテンツに対して抱いた感情を推定できるようになるとのことです。これまでにコンテンツとして、音楽、各種動画コンテンツ、SNS投稿などを用いて感情分類、推定を行ってきたそうです。

この研究を通じて、言語に依存しない人の内的状態の記述を目指しており、例えば人の感情を「怖い」という言葉で表す代わりに,生体指標のパターン用いてこれを表すことができるようにしたいとのことです。討論者の良峯徳和教授からは、この研究により、これまではアンケートでしか採れなかった人の感情のデータがより正確なデータとして入手できるはずであり、客観的情報としてアピールポイントになるのではないかとコメントがありました。

菅沼准教授は経営情報学部で「ビジネス数学基礎」、「先端情報技術概論」、「経営情報論Ⅰ・Ⅱ」等の授業を担当されています。

  • 研究サロンの様子
    研究サロンの様子
  • オンラインでの参加
    オンラインでの参加

6月22日(水)、多摩ボランティア・市民活動支援センターの方々(3名)をお招きし、学生社会ボランティアコーナーにて「夏のボランティア相談会」を開催しました。学生は1年生6名が参加し、熱心に耳を傾けていました。

相談会では夏に開催されるイベントの設営・誘導などのボランティアの紹介をしていただき、実際どんなことをするのか質問に答えていただきました。また、学生の希望するボランティアにも親身に相談に乗っていただき、ボランティア未経験の学生達にはボランティアを行う際の注意点や始めるにあたっての心構えなどについてのアドバイスをいただきました。

センターの方々からは、「長い夏休みだからこそ学生に体験して経験をつんで学生同士のつながりを持ってほしいです。長期のボランティアは自分の居住地から行きやすい場所で活動することで無理なく続けられます。地域の力になってください。」とのコメントをいただきました。

参加した学生は、「ボランティアに様々な種類があることに驚いた。この機会に話がきけてよかった。」と楽しそうに話してくれました。

<多摩ボランティア・市民活動支援センター>
https://tamavc.jp/

  • 相談会の様子
    相談会の様子
  • 相談会の様子
    相談会の様子

6月22日(水)、「中村その子ホームゼミ」(担当教員:中村その子教授、履修人数14名)の授業にゲスト講師として京王観光株式会社(本社:東京都渋谷区)戦略プロモーション室地域コミュニケーションチームの城戸聡様、堀場康太様、東京中央支店の稲吉雄大様にご登壇いただきました。

最初に、観光業の現状について概観していただき、新型コロナパンデミックが世界観光に与えた影響、日本の観光に関する出入国者の推移と現状、日本の観光の動向についてご説明いただきました。そして、本学も参画している産官学連携事業である多摩地域マイクロツーリズム(通称:タマリズム)について、単なるコンテストで終わらせず事業化を目指す企画に仕上げていく旨、お話いただきました。

続いて、新型コロナパンデミックで観光業界が大打撃を受ける中、バーチャルツアー「東京VR」企画についてご紹介いただき、実際に受講者全員がゴーグルを装着し、京王線の車両基地、高尾山さる園、サンリオピューロランドのアトラクション等を迫力と臨場感のある画面でVR体験させていただいた後、このVRのインフラを活用してどのようなコンテンツを企画できるか、学生が2チームに分かれてワークショップを行いました。

学生からは、その臨場感を活かして自動車運転免許の各種講習への応用、様々な方角の情報にアプローチできることを活かして、野球の試合をプレーヤーや審判の視点で観戦するなど、斬新な提案がありました。

最後に、観光業はここ数年厳しい状況にあったが、このパンデミックの中で生まれたバーチャルツアー等、新しいアイデアが豊富にある。その意味で観光業とは移動するばかりでなく作りあげるモノである。志のある学生は就職に際して、是非挑戦して欲しいとエールをいただきました。

  • 中村その子教授イントロ
    中村その子教授イントロ
  • 堀場様ご講演
    堀場様ご講演
  • VR体験
    VR体験
  • ワークショップ
    ワークショップ

6月23日(木)、「経営情報論Ⅰ」(担当教員:新西誠人専任講師、履修人数203名)の授業にゲスト講師として株式会社EARTHBRAIN (本社:東京都港区)執行役員CIO兼Landlogカンパニープレジデントの井川甲作様をお招きし、「DX,AI,IoTを用いた顧客価値創造:建設IoTの実例紹介」のテーマでご講演いただきました。

井川様は少年期から当時登場したばかりの8bitパソコンに慣れ親しみ、学生時代には商用ソフトウェアの開発に携わったとのことです。大学卒業後はIT関連、ビジネス関連企業を5社経験された後、2017年からコマツで建設向けSMART CONSTRUCTIONを手掛け、現在の(株)EARTHBRAIN(株式会社小松製作所、株式会社NTTドコモ、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社野村総合研究所の4社出資)に至っているとのことです。

建設業界は現在350万人の労働者が就業していますが、高齢化により5年後には130万人減少するとされています。また、中小規模事業者が多く生産性を如何に向上させるかが課題となっているとのことです。SMART CONSTRUCTIONの考え方は建設の全プロセスを管理し建設業の生産性を向上することにあり、そのためには建設現場の建設機械の位置、稼働状況といった情報だけでなく、地形変化、ダンプトラックの積載情報等、建設現場全体をデジタル化することが重要であるとされました。データはクラウドのサイバーワールドに上げられますが、建設現場のデータをどのようにしてクラウドに上げるかというところが重要で、大きなコストをかけることなく、スマホや安価なセンサーを駆使し、知識の乏しい現場作業者でも容易に扱えることが必須とされました。このリアルとサイバーを繋ぐ領域はアナログとデジタルのすり合わせでもあり、今後拡大しかつ日本企業が主導権を握る可能性の残された領域であるとされました。

続いてソフトウエア開発に言及され、日本ではユーザー企業がSI企業に委託する流れが多いのに対し、世界的にはユーザー企業が内製化、技術スタックし自らコントロールする流れが主流となっているとのことです。そのため、エンジニアの売り手市場となっており、世界的なエンジニアの争奪戦が繰り広げられているとのことです。

最後に、これから社会に出る学生たちに向けて、働くモチベーションを5W1Hで考えたときに特に拘りが無いのであれば、今後伸びる業界を選択すべきであるとした上で、「Financial Independence(経済的自立) Retire Early(早期退職)」もよいだろうし、起業家として活躍し、ちゃんと稼いでその分社会に返す社会貢献を志すのもあるのではないかと締めくくられました。

  • 新西専任講師イントロ
    新西専任講師イントロ
  • 井川様ご講演
    井川様ご講演
  • 井川様ご講演
    井川様ご講演
  • 質疑応答
    質疑応答

多摩大学体育会フットサル部は、2022年6月26日(日)に行われた第18回全日本大学フットサル大会関東大会(日環アリーナ栃木)で準優勝し、全国大会出場が決定しました。
全国大会は8月26日(金)~28日(日)に大阪府で行われます。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。

2022年6月23日(木)、第4回ホスピタリティ観光セミナーが「地域創生とホスピタリティ」をテーマに開催されました。講師は全日本空輸株式会社 徳島支店 兼ANAあきんど株式会社 徳島支店 大山芳香(オオヤマ・ヨシカ)支店長で、この講義のテーマは本学部が藤沢市を中心とした湘南地域で取り組んでいるテーマでもあり、何とか皆さまと一緒に地域の活性化に努力しております。

そこで専門家である大山講師はまずANAグループについて説明してくださり、そこにはなんと49社所属しているとのことでした。ANAグループは活気ある地域づくりに貢献しており、多岐に渡って「地域創生事業」に取り組んでいらっしゃいます。その一例として、ONSEN・ガストロノミー・ツーリズムを通して地域の「おもてなし」について紹介してくださいました。話は徳島だけにとどまらず、昨年、藤沢北部にて開催したONSEN・ガストロノミー・イベントは大変好評で、参加大学についても取り上げてくださいました。また、ヨーロッパおよび台湾でも実施したケースを紹介してくださり、日本だけではないことを知りました。

今回のテーマである地域創生は、当然藤沢を中心とした湘南地域でも生かせる、適応すべきであり、こうした講義をベースに今後、藤沢および湘南地域にて挑戦したいと思える内容でした。

6月18日、多摩大学と小田急グループの小田急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区 取締役社長:五十嵐 秀様)の連携事業「マチカドこども大学」が小田急多摩線「栗平」駅前の同社が運営するコミュニティ施設「CAFÉ & SPACE L.D.K.」にてプレ開講し、小学生7名(2年生:5名、3年生:2名)が受講しました。

マチカドこども大学は、こどもの学びの場の提供、地域との共創などを目的として、本学経営情報学部の長島剛ゼミ4名、樋笠尭士ゼミ15名、石川晴子ゼミ27名が企画運営に携わり、6月18日にスタートしました。

当日は、本学経営情報学部石川晴子ゼミの学生6名と同ゼミ卒業生1名が講師となり、「国際文化学」クイズで知ろう!世界の生活というテーマで海外文化に関する知識と理解を深めることを目的として、外国の文化や習慣について学び、日本との違いなどをクイズ形式で楽しく学びました。

参加したこどもたちからは、「クイズがおもしろかった」「遊びながら外国のことを学べたので良かった」などの感想があり、保護者からは、「こどもがとても楽しそうだった」「学校以外の場所で大学生の方から外国について学ぶ機会となり、大変良かった」とのお声をいただきました。

今後も本学の教員、ゼミ生によるこどもたちの知的好奇心を高めるために様々な分野の授業を行っていきます。

マチカドこども大学のホームページはこちらからご覧ください。
https://www.machikado-uni.com/

  • 事前打ち合わせの様子
    事前打ち合わせの様子
  • 授業の様子
    授業の様子
  • クイズに正解!
    クイズに正解!
  • 単位取得証授与
    単位取得証授与

6月10日(金)「ブランドマネジメント」(担当教員:内藤 旭惠、履修人数:178名)の授業にゲスト講師として、一般社団法人日本アジア青年交流協会(所在地:東京都豊島区)常務理事 秋山 香緒里 様にご登壇いただきました。同協会 理事長中村 俊輔 様・専務理事 竹田 勇貴 様・曽我 綾子様もご同席されました。

一般社団法人日本アジア青年交流協会は「日本を愛する人材を育成し“企業との架け橋”になる」をスローガンに、「ベトナムでの日本語学校運営」「外国人技能実習生の受け入れ」「受け入れ先企業への巡回」などの事業を推進しております。

秋山様は宝塚歌劇団雪組で芸名を香綾 しずるとして活躍されていました。今回は「宝塚歌劇団100年の歴史と地域ブランディングについて講演」をテーマにお話されました。宝塚大劇場前にある花のみち商店会には、タカラジェンヌグッズ・お土産・レストランなど宝塚ファンの喜ぶお店やタカラジェンヌの銅像などがあり、地域と深い関わりがあるとのことです。加えて全国各地で巡業し、1年中日本のどこかで宝塚の公演が行われることで「宝塚市」以外にも広く認知されています。そして宝塚歌劇団の魅力の神髄は伝統にあるが、「るろうに剣心」「ルパン三世」の上演など新しいジャンルにも挑戦し顧客層を増やしています。劇団内には公式グッズがあり、各組のスターが企画したグッズやコラボレーショングッズの製作など、ファンが何度も足を運びたくなるような飽きさせない工夫がされているとのことでした。

秋山様は宝塚歌劇団退団後、ベトナムにて日本語学校の講師をされ、帰国し現在も日本語はもちろん、日本で困らないようにマナーなども教えており、特に宝塚時代に培ってきた「掃除」が大切であることを学ばせているとのことでした。

学生からは、「今の会社に入社した経緯は?」、「宝塚という華やかな場所から日本語講師になった動機は?」、「ベトナムの国民性は?」、「現在の年収は?」、「宝塚歌劇団でのやりがいは?」など多くの手が上がり学生の関心の高さが窺えました。

秋山様と同行された曽我様(元雪組:蒼井美樹)お二人より歌のプレゼントをいただきました。最後にこの講演をきっかけに外国人技能実習生に興味を持ってほしいということと、やりたいことに挑戦する勇気を持ってほしいとのお言葉をいただきました。

<一般社団法人日本アジア青年交流協会のホームページ>
https://jay.tokyo/

  • 秋山 香緒里様
    秋山 香緒里様
  • 集合写真
    集合写真

多摩大学は、2021年秋学期に韓国への交換留学を再開し、3名の学生を協定校の済州漢拏大学に1学期間派遣しました。

入国前PCR検査陰性証明書の提出や14日間の隔離、現地では1カ月程度のオンライン授業への変更など、さまざまな困難を乗り越え、無事帰国しました。

1年生の授業内で「海外留学体験報告会」を行い、留学の動機や現地で受けた授業の様子、現地での生活について、スライドを見せながら、「済州漢拏大学の教職員、学生の方々と接し、異なる価値観に触れ合い、文化の違いを受け入れることの大切さを学びました」「積極的に行動することで、課題を解決し大きな成長を感じられた体験になった」と発表しました。

リアルな留学体験発表に1年生は熱心に聞き入っていました。

【留学に関する問い合わせ先】
多摩大学経営情報学部国際交流センター事務課
E-mail:kokusai-t*gr.tama.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)

6月10日(金)「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一、履修人数:274名)の授業にゲスト講師として、株式会社IR Robotics(所在地:東京都千代田区)代表取締役社長 金 成柱 様にご登壇いただきました。

株式会社IR Roboticsは「成長企業がより成長するためのビジネスプラットフォームになる」をビジョンに、全国の成長企業が真に必要としているソリューションを提供しています。金社長はこれまでに10,000人もの経営者の話を傾聴されたとのことです。

金社長は学生時代にかねてから興味のあった経済やビジネスについて学び、経営者のセミナーに多数参加し、その過程で本学 金 美徳 教授にも師事されたとのことです。

講義の中で、まずベンチャー企業の歴史と近年の傾向のお話がありました。近年のキーワードであるファスト化・クラウド化・シェアリングの例として、「メルカリ」や「<俺の>シリーズ」など馴染みのある企業のお話がありました。また、「最も重要なことは変化・時流をよむこと。物理的な環境の変化や人の気持ちの変化から以前と今とで何が変わっているかを考えることが大事である。」と起業のヒントをいただきました。

松本先生より「起業する人の特徴・共通点はありますか?」の質問に金社長は「共通点はありません。明確な意思を持って起業した人もいれば状況的に起業せざるを得なかった人もいる。その理由はたとえ後ろ向きであっても、経営を続けるうちに人はどんどん変わっていく。」とのことでした。

学生からの質問では「起業に興味がわきました。起業の良い点・悪い点を教えてください。」の問いに金社長からは「良い点しかなく、悪い点がわからない。もちろん常に悩みや解決しないといけない問題はあるが、それをどこまでストレスと感じるか次第で、ヒトによっては起業しないほうが良い人もいる。」とし、「モチベーションの源は?」の問いには「モチベーションというより、顧客のため・社員のためというのが同レベルで共存し、それらを実現していくことが自分の幸福度を高める。」とし、松本教授は「日常生活そのものがモチベーションのプラスになり、充実した仕事と生活をされているのですね。金社長のエネルギーや変わらない軸などもっと聞いてみたいですね。」と締めくくられました。

<株式会社IR Roboticsのホームページ>
https://ir-robotics.co.jp/

  • 金 成柱 様
    金 成柱 様
  • 授業の様子
    授業の様子

多摩大学体育会フットサル部の特集記事が、読売新聞多摩版に掲載されました。ぜひご一読ください。

自主性強豪成長の鍵 多摩大フットサル部10年
https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20220620-OYTNT50210/

体育会フットサル部についてはこちらからご覧ください。

6月5日、多摩大学と小田急グループの小田急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区 取締役社長:五十嵐 秀様)の連携事業「マチカドこども大学」のプレ開校に先立ち、小田急多摩線「栗平」駅前の同社が運営するコミュニティ施設「CAFÉ & SPACE L.D.K.」にて近隣の小学生10名を招待し、試行講座を開講しました。

マチカドこども大学は、こどもの学びの場の提供、地域との共創などを目的として、本学経営情報学部の長島剛ゼミ4名、樋笠尭士ゼミ15名、石川晴子ゼミ27名が企画運営に携わり、スタートしました。

当日は、本学経営情報学部樋笠尭士専任講師が「調査研究学」をテーマとし、“研究の仕方”や“調べ方”を学びながら、「なぜ?」「もっとしりたい」などの知的好奇心を高める授業を行いました。

こどもたちは、学校では教えてくれない、いくつもの「なぜ?」に対して夢中で答えを考えながら、活発な意見交換を行いました。
授業後の受講者アンケートでは「先生の話がわかりやすく、大学の授業を受けられたことが楽しかったです」「1つの質問からたくさんのことを知ることができたことにビックリしました」などの感想があり、見学していた保護者からは、「一方的な授業ではなく、こどもたちが自ら考えた答えを発言していたので、とても楽しそうだった」「大学ならではの授業形式にはとても興味があり、次の講座の参加を検討したい」とのお声をいただきました。

マチカドこども大学のホームページはこちらからご覧ください。
https://www.machikado-uni.com/

  • 事前準備
    事前準備
  • 授業の様子
    授業の様子
  • 参加者アンケートにご協力をありがとうございます
    参加者アンケートにご協力をありがとうございます
  • 単位取得証授与
    単位取得証授与

6月17日、 産官学民連携委員会主催アクティブ・ラーニングプログラム「多摩ブルー・グリーン倶楽部会員企業レポート」の事前学修④を行いました。

今回のテーマは、「初めてのインタビュー・執筆」、本町企画 野村 智子 様(ライター)をゲスト講師にお招きし、受講者7名がインタビュー方法と執筆について学びました。

はじめに、経営情報学部 松本 祐一 教授から前回の課題となっていた取材先企業へのアポイントメール送付について確認があり、各チームから取材企業との日程調整について報告がありました。

続いて、野村様より取材前に必要な準備と心構えや取材後の記事作成の手順やコツについてご説明いただき、さらに、「インタビューは、コミュニケーションです」と会話のキャッチボールがいかに重要であるかをお話いただいたことで学生の頭の中に企業を訪問した際のイメージを膨らませることができました。

授業の最後には、松本教授からプロジェクトマネジメントを実践するために必要なスケジュールと担当者の確認について説明があり、チームごとに管理体制を整えました。

本プログラムでは、学生がペアになり、多摩信用金庫(たましん)主催「多摩ブルー・グリーン賞」の受賞企業で組織する多摩ブルー・グリーン倶楽部(以下、BG倶楽部、169 社)の会員企業を取材し、レポートを執筆します。完成したレポートは、同倶楽部のホームページにアップされ、企業の魅力を発信します。
また、学生たちは、会社訪問や取材方法を実践的に学びながら、社会人の方々との交流を図ります。

多摩ブルー・グリーン倶楽部のホーページはこちらをご覧ください。
https://www.tamashin.jp/bg-club/event_app/tama_report.html

  • ゲスト講師の野村智子様(ライター)
    ゲスト講師の野村智子様(ライター)
  • 授業の様子
    授業の様子
  • 取材方法について真剣に学びます
    取材方法について真剣に学びます
  • チームごとにスケジュール確認
    チームごとにスケジュール確認

本学寺島実郎学長が監修するリレー講座 現代世界解析講座のプロモーション動画を作成いたしました。
動画では寺島学長自らリレー講座にかける想いを語り、また「受講者の声」として長らく講座を受講していただいている方へのインタビューや受講風景などをご紹介しています。

リレー講座特設ページはこちら

6月17日(金)に自動運転倫理ガイドライン研究会・他が主催、多摩大学総合研究所・他が後援し、羽田イノベーションシティにて開催された「自動運転×倫理 公開シンポジウム」に経営情報学部の樋笠尭士専任講師が登壇しました。当日はZoomでのオンラインlive配信も行われ、会場と合わせ1,067名が参加しました。

自動運転倫理ガイドライン研究会は、刑事法学、民事法学、哲学、生命倫理学、法哲学、元検事、機械工学、交通工学、電気工学、電子工学の専門家からなる学際的なメンバーで自動運転の社会実装において必要となる法的、倫理的指針の策定を目指すもので、樋笠専任講師が本研究会の代表を務めています。

第1部では、樋笠専任講師は刑事法学の専門家の立場から講演を行い、所謂トロリー問題、トロッコ問題と呼ばれる倫理学上の問題(「多数の人を助けるために一人を犠牲にするのは許されるか」という倫理的なジレンマを取り扱った思考実験)に対し、自動運転では技術に先んじた法解釈を与えることで、プログラマーが過失犯、故意犯にならないよう環境を整えなければいけないとしました。そのためには補充性を確保したこれしかないという緊急避難の成立要件を明確にし、プログラマーが処罰されない状況を作り出さなければならず、ジレンマ状況に一定の方向性を示すガイドラインを作成することの意義を唱えました。その後、各分野の専門家9名からそれぞれの視点で講演がありました。

第2部では、国土交通省、経済産業省など行政も加わりパネルディスカッションが行われ、会場、オンライン参加者からの質疑応答が活発に行われました。

「世界で初めてエレベーターが実用化された際に、人々は怖がって乗ることをためらった。しかし安全であるということがわかるにつれ、世の中の暗黙の声という受容性が向上し普通に利用されるに至った。これと同じように自動運転も時間をかけて技術と社会の認知のギャップを理解して埋めていくことが重要である。」という来賓のご挨拶でシンポジウムは締めくくられました。

  • 樋笠専任講師による代表挨拶
    樋笠専任講師による代表挨拶
  • 樋笠専任講師講演
    樋笠専任講師講演
  • 会場の参加者
    会場の参加者

6月16日(木)、「経営情報論Ⅰ」(担当教員:新西誠人専任講師、履修人数203名)の授業にゲスト講師としてリコージャパン株式会社(本社:東京都港区)の米村大介様をお招きし、「データサイエンスとビジネス」のテーマでご講演いただきました。

米村様は文学部で心理学を専攻された後、医薬品開発業務受託機関 (CRO:Contract Research Organization)でデータマネジメント、統計解析などに従事された後、マーケティングデータの統計解析を10年以上経験。2015年に株式会社リコーに移られてからはICT研究所、AI応用研究センター、リコー経済社会研究所を経て、2021年からリコージャパン人事部で人事データの利活用に携わっておられ、一貫してデータサイエンスの分野に関わってこられました。

創薬、治験に関するデータ活用について、厳格な管理のもとで実施されるものであり、全ての作業がプログラム化され、コピー&ペーストなどに伴うエラーが一切入る余地が無いものであるとされました。一方、マーケティングデータ活用については、大量生産、大量販売の時代にマッチし、比較的大雑把で「半分が科学で半分が芸術」であり、可能な限り簡単で単純(KISS:Keep It Short & Simple)である必要があるとされました。

現在従事されている人事データ活用については、従業員が何を欲しがっていて、また何が不満なのかをデータから読み解くことを目指し、人事もマーケティングと全く同じであるとされました。しかし人事で難しいのは異動希望や、上司の好き嫌いなど本音を調査書等に記載するかという問題があり、データの偏りを如何に減らすかが課題であるとされました。

なぜデータサイエンティストが嘱望されるかについて、3つの要素を挙げ、(1)経営企画視点での経営判断の自動化トレンド、(2)人事視点での労働人口の減少からのニーズ、(3)タイミング・研究職視点でのかつてのSFから現実へのシーズが揃ってきたことを挙げられました。またデータサイエンティストの必要条件として文章力、会話力、観察力、リアルな仕事を理解し想像する力などの文系的要素を含む「文理混在」とされました。

最後に、学生たちに伝えたい言葉として「自調自考」を挙げ、「習うより慣れろ」、「論よりRUN」、「学術より職人的」、「用意された課題はキレイで、役に立たないことを教えてくれない」等、これから社会に出ていく上でのヒントをいただきました。

  • 新西専任講師イントロ
    新西専任講師イントロ
  • 米村様ご講演
    米村様ご講演
  • 米村様ご講演
    米村様ご講演
  • 質疑応答
    質疑応答
 

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