多摩大学 現代の志塾

ニュースリリース

TOPニュースリリース

藤沢市地球温暖化対策地域協議会意見交換会にSGS学生が参加

[2022年12月23日]

令和4年12月10日(土)13時より、藤沢市地球温暖化対策地域協議会の「近隣大学生との意見交換会」が開かれ、本学グローバルスタディーズ学部(SGS)の学生3名が参加しました。

この地域協議会は、地球温暖化対策の推進に関する法律第40条に規定されているもので、地方自治体、事業者、住民等が日常生活に関する温室効果ガスの排出抑制等について協議するためのもの。藤沢市地球温暖化対策地域協議会においては、会員同士の協議に加え例年この時期に藤沢市内及び近隣の4大学(SGS、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス、日本大学生物資源科学部、文教大学湘南キャンパス)の学生との意見交換会を行っており、SGSは2010年以降、毎年参加してきています。

今回は一昨年、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策として、従来のような参加者が一堂に会する会議形式を避け、協議会事務局が藤沢市役所会議室からZoomを用いた遠隔方式により実施されました。SGSからは、2年生の根木美佳、1年生の代士金、平間明紀、また橋詰博樹・特任教授(本稿筆者)が参加しました。4大学より12名の学生・教員が、また協議会員・藤沢市環境部職員等の約12名を合わせ、24名が参加しました。

SGS生は、意見交換会の第1部/各大学における関係分野の活動紹介において、10月22日に、新型コロナウィルス感染症による中止を経て3年ぶりに開催された「ぶらりごみ拾いin六会2022」を中心に、SGSにおいて行ってきているごみ拾いの活動について、この7年間程度を振り返るとともに、地域に根ざしつつグローバル社会での活躍を目指す「グローカル」を旨とするSGS生として、留学生や地域の外国人従業員・実習生等との交流や、観光など環境に留まらない地域連携を視野に入れた活動を紹介しました。

第2部は、パリ協定、我が国の温室効果ガス排出量2050年実質ゼロ目標、藤沢市の気候非常事態宣言等の動きを踏まえた「脱炭素社会実現のために大学および大学生に求められること-気候危機を我が事として考えるために」をテーマに、慶應大の学生の司会進行の下、学生を中心に全参加者による全体討議となりました。学生による対策行動の推進方法やそのための意識醸成の方法が中心となりましたが、SGSからの1年生参加者・代と平間は、ぶらりごみ拾いの実行委員の経験に立ち、地域連携や環境行動への参加契機としてのイベントの役割・意義等に触れるなど、議論の流れを作る上で大きな役割を果たしました。また根木は、海外経験も踏まえ日本の多すぎる自動販売機問題や、行動参加へのゲーム活用といった問題提起をするとともに、事務局から指名された記録係として、議論全体の整理・報告を行いました。

意見交換会後、SGS生からは、「他大学の学生とも様々な意見の交換出来て良かった」「来年も是非参加したい」と異口同音の感想がありました。

他大学の学生や、協議会に属する関心の強い市民、大学教員等との意見交換を通じ、2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロを目指して急速に動きつつある社会の最近の動きと考え方を理解するとともに、実践のキッカケとなったものと思われます。

  • 発表スライド
    発表スライド
  • 根木の発言時
    根木の発言時
  • 左から代、平間、橋詰、根木(後日撮影)
    左から代、平間、橋詰、根木(後日撮影)
 

ページトップへ