多摩大学 現代の志塾

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2023年3月3日、帝塚山大学東生駒キャンパス(学長:蓮花一己 所在地:奈良県奈良市)にて、「第11回『実学の帝塚山大学』実践学生発表祭~アクティブ・ラーニングの実践事例」が開催されました。本学と帝塚山大学は「学術交流に関する包括協定」を締結しており、その一環として毎年実施されている本発表祭に、本学からはインターゼミ(社会工学研究会)「サービス・エンターテインメント班」(学生2名)と「松本祐一ホームゼミ イベント事業部」(学生2名)が参加しました。本学の他には大阪電気通信大学が参加し、3校による多様な教育研究分野の発表が行われました。

松本祐一ホームゼミは「奥多摩町における中小企業向け社員旅行の事業開発」、サービス・エンターテインメント班は「「Z世代」から見たZ世代研究」をテーマに、ゼミで一年間積み上げた研究成果を報告しました。
各チームの発表の最後には、学生たちから次々と質問の手が挙がり、活発な質疑応答が展開されました。
発表後は、松本教授による講評が行われ、他大学との交流による研究発表の意義について触れ、本発表祭に参加した学生達を称えました。

帝塚山大学は昨年12月10日に本学で開催した「多摩大学アクティブ・ラーニング発表祭」にも参加しており、研究発表を行っています。多摩大学と帝塚山大学は、このような研究発表を軸に学生と指導教員が毎年交流を深めており、互いに切磋琢磨する貴重な機会となっています。

関連記事はこちらからご覧ください
https://www.tama.ac.jp/topics/news/2022/12/post-10208.html

  • サービス・エンターテインメント班による発表
    サービス・エンターテインメント班による発表
  • 松本祐一ゼミによる発表
    松本祐一ゼミによる発表
  • 松本教授による講評
    松本教授による講評

2023年3月6日から21日まで、紀伊國屋書店 新宿本店 アカデミック・ラウンジにおいて昨年11月に実施した選書ツアーの際に図書館アルバイト学生が選んだ11冊を、彼らが作成したポップとともに掲示して頂いています。

今後も、学生の視点で図書館蔵書となる本を選ぶ「選書ツアー」を定期的に開催して参ります。

関連記事は以下からご覧ください
紀伊國屋書店 新宿本店にて学生選書ツアー
ジュンク堂書店 藤沢店にて学生選書ツアー

中村そのこゼミ、4年 中原彩花 さんがボランティア通信3月号の企画を担当しました。
今回の企画は動物暗号クイズです。


ボランティア通信3月号(PDF 4.28MB)

関連リンク
中村そのこゼミ
中村そのこゼミの活動

多摩大学グローバルスタディーズ学部では、星槎大学共生科学部との大学間協定により、2023年度より小学校教諭一種・二種免許状を取得できるようになりました。本学の中学校・高等学校の外国語(英語)の教職課程を履修しつつ、1年次*より星槎大学の通信制課程を同時に履修することで、小学校教諭免許状の取得が可能です。
この通信制課程は、1年次より履修可能ということで、必要とする修得単位数が多い教職課程ではありますが、長い期間をかけてじっくり学修することできます。

また小学校では2020年度より外国語(英語)が必修化され、これまで以上に英語を教えることが出来る小学校教員が必要とされています。こうした状況下で、本学部での学びを深め、中学校・高等学校の外国語(英語)の教員免許状と併せて小学校の免許状も取得することで、「英語を専門とする小学校教員」をも目指すことが出来ます。

多摩大学グローバルスタディーズ学部で取得可能な教員免許状:
・中学校教諭一種免許状(外国語(英語))
・高等学校教諭一種免許状(外国語(英語))
・小学校教諭一種免許状
・小学校教諭二種免許状

*履修開始には学内で定める基準と選考面接があります。

日本の新卒採用は、潜在能力の高い学生を雇用して育てる「メンバーシップ雇用」が主流でしたが、近年は新卒時から高い専門性を身に付けた即戦力になる人材を雇用する「ジョブ型雇用」が増えつつあります。

多摩大学はこうした社会の流れに対応したジョブ型人材育成コース「実践的ビジネスエンジニアリングコース」「先端的マーケティング心理コース」を2022年度から試行的にスタートし、2023年度から正式にカリキュラムがスタートします。1年生から履修可能で、自らのキャリア形成は自らが責任を持って考えられるよう、高度な専門能力を身に付けた人材を育成します。

この度、紹介動画を公開いたしました。動画では、各コース長からコースの概要説明や履修学生へのインタビュー、実際の授業風景がご覧いただけます。

各コースの説明

「実践的ビジネスエンジニアリングコース」は、ビジネス現場で即戦力として活躍できる人材育成に特化しており、学部生のうちに大学院レベルの経営学(MBA)を学びます。例えば、多摩大学オリジナルの本格的ビジネスシミュレーションゲームで、学生が会社をつくり、製品販売の売上や利益を勝負するゲームを通じてイノベータシップや経営について実践を学びます。また、データサイエンスを活用し、産学連携で付加価値を創造できる人材を育成します。

「先端的マーケティング心理コース」は、日本で深刻な人手不足となっているAIやデータサイエンスを深く学び、加えて心理学の知見をマーケティングに活かし、データ時代の経営をリードする創造的マーケターを育てます。マーケティングデータ分析や心理学を学ぶことで、社会の仕組みを理解してビジネスに応用できる人材を育成します。

ジョブ型人材育成コース
https://www.tama.ac.jp/faculty/smis/new_course.html

アニメでみるジョブ型人材育成コース
https://www.youtube.com/watch?v=wXahINBdnms

グローバルスタディーズ学部(SGS)が立地する藤沢市は、2022年6月、市内の大学と連携して、市の魅力をPRするプロモーション動画を制作することとしました。SGSでは、2年生・藤原真耶さんと米沢真菜さんが参加し、観光をテーマとして動画制作を行いました。

7月14日、学生2名、教職員3名に市の観光課、広報シティプロモーション課の担当者3名を交えた打合せがあり、江の島以外も含めた動画とする方針が打ち出されました。

夏休み中の江の島撮影から始まり、10月16日には市内の北部にある里山公園や農畜産物の地産地消スポット等を訪ね、動画撮影し、途中で芋掘体験も行いました。

それ後、江の島における秋~冬季のイルミネーション等を撮影し、動画の編集を行ってきました。このほど完成したビデオ「今すぐ行きたくなる藤沢」(2分24秒)を市に提出しました。

この動画は3月2日より、日本大学「子どもとすくすく育つまち。」、湘南工科大学「SPORTS IN LIFE」と合わせて、市役所等のデジタルサイネージで流されるとともに、YouTube等でも視ることができます。
SGS学生が制作した動画はこちらからご覧ください

  • 今すぐ行きたくなる藤沢
    今すぐ行きたくなる藤沢
  • 芋掘中の藤原さん(左)、米沢さん
    芋掘中の藤原さん(左)、米沢さん

二人の学生は、こうした動画制作は初めての経験で、全編、スマートフォンで撮影し、編集したとのことです。また「撮影を重ねるにつれて、暖かい雰囲気と豊かな自然に溢れた藤沢がもっと好きになりました。この動画で、皆さんに藤沢市の魅力がより伝わって『今すぐ行きたい』と思って頂ければと思います」との感想を語ってくれました。

藤沢市のプレスリリースはこちらから(PDF 156KB)

秋学期から台湾の義守大学に交換留学中の2年生の石塚南奈さんからの留学報告です。約5ヶ月が経った今の様子を色々と教えてくれました。

《現在の台湾での留学生活について》

私が台湾に留学して良かったと感じることは、台湾人には親切な人が多いことです。台湾に来た始めの頃にはバスの乗り場がわからないことが多く携帯を見ながら探していると、近くにいる人がよく声をかけてくれて、教えてもらった経験が何度もあります。また、夜市へ行った際にも、料理が出来上がるまでの時間で、店主の方がどこから来たの?大学は楽しいですか?と日本語を話し、台湾で美味しい食べ物を紹介してくれたりと、彼らのおもてなしの心にとても感動しました。そして、よく行くダンススタジオの先生や仲間とも、ダンスを一緒に練習したり、休日には美味しい夜食屋さんに連れて行ってもらったり、ローカルな経験をさせてくれます。

そして、面白い発見は夜を楽しむ人が多いことからどんなお店でも大体、午後からの営業がほとんどです。日本では飲食店は朝9時ごろから夜の10時ごろを目安に営業するお店が多いですが、ここでは17時から朝の2時までという飲食店が多く、のんびりと時間が過ぎていて心地良い環境だと感じています。

《学校の授業について》

義守大学の授業では、日本の大学には無いような講義が多く、ワインについてテイスティングしながら学ぶ授業や、テーマパークを自分たちで作り上げるプロジェクトがある講義など、面白い授業が多くて今までになかった感覚で授業にも勉強にも楽しく取り組めています。

全て英語で授業が行われるので、時々わからないこともありますが、わからないことはすぐ調べるようにし、グループディスカッションの時間で友達に意味や内容をしっかりと教えてもらったり、直接先生に聞くことで理解が深まります。

また、中国語の授業でも、授業内で覚えたフレーズや単語をすぐに日常生活に実践できる環境もありがたいことだと感じました。

そして授業の評価はあまり多摩大学とも変わりなく、中間テストと期末テストがあり、授業によってはプレゼンが加わったり、プレゼンのみで採点する先生もいたり、フィールドトリップを行う先生など自分に合った授業をシラバスで確認してとることができます。

《寮や友達、回りの環境や日本との違いで驚いたこと》

私がカルチャーショックを受けたのは水問題です。初めに入寮した日に気がついたことは、トイレに紙を流せないことで、寮だけでなく、校内や街の飲食店でも同じでした。しかし、アウトレットモールやデパートなどの大きな施設はそのまま紙を流すことができましたが、今までにない動作に慣れるのに時間がかかりました。

また、私が危機を感じたのは道路でのバイクです。バイク社会の台湾では、歩く人の何倍ものバイクが道路の端を通っているので、実際に轢かれそうになったことが何度もありますが、左右を見て気をつけて歩くようにしています。

そして様々な国の人と友達になれたことが何よりも驚きです。今までで聞いたことの無い国から来た留学生や、年齢や経歴にとらわれない生き方をしている友達が多くて、自分自身に自信を持つことがとても大切なことに気づきました。これまでの自分では、将来のビジョンが少し決まっていて、これは何歳までには達成させようと、年齢と社会的に考えて自分ができそうなことを目標にしていましたが、夢は大きすぎるくらいたくさん持っていてもいいことを友達が教えてくれました。

2023年2月27日、多摩⼤学九段サテライトにて、アドバイザリーボードを開催しました。

アドバイザリーボードは、本学の全学部・研究科の教育課程の編成及び産官学⺠連携を通じた教育効果の⽅針について、産業界より複数の識者をお招きし、助⾔をいただき、本学の施策に反映することを目的として開催するものです。

はじめに寺島実郎学⻑より、本学全体の⽅針についてをレクチャーをしたあと、本学の課題や地域連携、就業支援等についてボードメンバーと活発な意⾒交換を⾏いました。

ボードメンバーからは産学連携強化の重要性や人材育成に関して産業界の取り組み事例を交えながら助⾔をいただきました。

本学は学外の⽅々の意⾒等を今後の取り組みに反映させ、多摩⼤学ならではの強みを⽣かし、魅⼒ある⼤学として取り組みを進めます。

アドバイザリーボードメンバー(順不同)
  • 多摩信用金庫 専務理事 金井雅彦 様
  • 城南信用金庫 専務理事 安井 稔 様
  • 株式会社ファンケル 代表取締役 社長執行役員CEO 島田和幸 様
  • BIPROGY 株式会社 代表取締役社長 平岡昭良 様
  • 三井情報株式会社 代表取締役社長 浅野謙吾 様
  • ANAホールディングス株式会社 上席顧問・弁護士 菅原貴与志 様
  • 株式会社文化放送キャリアパートナーズ
    専務取締役 HR戦略事業本部副本部長 岡田航三 様
  • 株式会社学研メソッド 代表取締役会長 千代延勝利 様
多摩大学
  • 学長 寺島実郎
  • 学長室長 小林英夫(司会)
  • 副学長兼経営情報学部長 杉田文章
  • 副学長 安田震一
  • グローバルスタディーズ学部長 新美 潤
  • 大学院研究科長 河野龍太
  • 学長室副室長 趙 佑鎭
  • 事務局長 川手雅人
  • 本学の⽅針を説明する寺島学⻑
    本学の⽅針を説明する寺島学⻑
  • メンバーの意⾒交換
    メンバーの意⾒交換

一般社団法人寒川町観光協会と多摩大学グローバルスタディーズ学部との連携協定に基づき、2月25日(土)、寒川町商工会にて、第6回「ホスピタリティ観光セミナー」を開催いたしました。今回は、本学部にて2023年度春学期より「業界入門:美容と健康」をご担当いただく株式会社ファンケルより、ファンケル大学研修部、ヘルスグループ所属 中原昌明様およびビューティグループ所属 三輪 敦子 様の2名に『観光とともに美しくイキイキとした人生づくり』をテーマにご講演いただきました。

まず、前回(第5回「ジェロントロジーと美齢学」)ご講演を担当された一般財団法人日本総合研究所(会長:寺島実郎)理事長の松岡 斉 講師は、100歳人生において、定年後にどのように社会に貢献するか、それは実は自分のためでもあるということをお話しいただきました。そして今回は、その人生100年時代、人生を豊かにする娯楽が様々あるなか、とりわけ観光は自分だけでなく、出会った方にも元気を与える素晴らしい産業であること、その観光とともにより良い人生を過ごすための美と健康のおすすめを紹介する内容でした。さらに旅行に向けた心構えだけでなく、旅行中や帰宅後に気をつけるポイントおよびお手入れ方法をご紹介いただきました。

本日の講演は観光と健康のコラボレーションとして旅行に出る前、旅行中、そして帰宅後に分けての内容でした。中原講師および三輪講師の掛け合いで行われた講演では実際に実技指導も披露してくださり、理解しやすい内容でした。日常的にあまり意識しづらい健康・美容面のポイント(睡眠、食事、乾燥肌)など日頃からの気遣いの重要性、生活のバランスなどが強調されていました。その中でも無理なく行っていくことが大切であるということが印象的でした。

今回の株式会社ファンケル ファンケル大学研修部の中原講師および三輪講師の講演をもって寒川町での「ホスピタリティ観光セミナー」はすべて終了となりました。今回、ご後援いただきました寒川町、寒川町商工会、JAさがみ寒川地区運営委員会事務局、一般社団法人寒川青年会議所等におかれましては、厚く御礼申し上げます。

  • 本日のテーマ
    本日のテーマ
  • ファンケル大学研修部 ヘルスグループ所属 中原 昌明 講師(右)
    ファンケル大学研修部 ヘルスグループ所属
    中原 昌明 講師(右)
  • ファンケル大学研修部 ビューティグループ所属 三輪 敦子講師(右)
    ファンケル大学研修部 ビューティグループ所属
    三輪 敦子講師(右)
  • 会場の様子
    会場の様子
  • 会場の様子
    会場の様子
  • 会場の様子
    会場の様子

これまでの記事はこちらから
第5回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/02/post-10490.html
第4回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/02/post-10438.html
第3回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/01/post-10360.html
第2回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/01/post-10329.html
第1回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/01/post-10294.html

本学経営情報学部 初見 康行准教授が執筆で参加した『人材投資のジレンマ』が日本経済新聞出版から出版されました。初見准教授は、第3章「みんなで同じ研修から人それぞれの特徴を活かす方向へ」(Pages 115-133)第4章「スキル面の能力開発だけでは生産性は上がらない――マインド面への投資がカギ」第5章「組織づくりのための投資のすすめ――人材育成としての組織開発」を担当しています。

人材投資のジレンマ

また同じく初見准教授が執筆で参加した『グラフィック ヒューマン・リソース・マネジメント』が新世社から出版されました。人材マネジメント論について、第一線の研究者たちによりまとめられた最新の教科書です。初見准教授は第4章「採用と定着」を執筆しています。

グラフィックヒューマンリソースマネジメント

2023年2月7日、本学湘南キャンパス(所在地:神奈川県藤沢市)にて、小田急沿線にキャンパスを展開する多摩大学、相模女子大学、東海大学と小田急電鉄株式会社主催の3大学リレー式オンラインシンポジウム「Odakyu Innovation Roots」の第1回が開催されました。当日は会場45名、オンライン162名の方々にご参加いただきました。

本学グローバルスタディーズ学部の学生(3年生)の司会進行のもと、農業法人株式会社いぶき 里崇様、株式会社ANA総合研究所 溝田祐一郎様、ONSENガストロノミーふじさわパートナーズ事務局 伊藤浩介様、UDS株式会社 三浦宗晃様、本学グローバルスタディーズ学部韓準祐准教授の5名の方にご登壇いただきました。

第1回のテーマは、「藤沢北部から考える新たな価値創造とその可能性」で、登壇者から藤沢北部を中心に農業、観光というテーマを中心に広がっている大学との連携活動について発表があり、そこから生まれる新たな地域価値および更なる進展の可能性についてクロストークを展開しました。

クロストークでは、学生の社会問題の関心の高さ、地元の食材を活かした地産地消によるSDGsの取り組み、農業体験を取り入れた観光産業の課題、地元を知るための「体験」や学生たちの将来の居住地として選ばれる魅力的なまちづくりの必要性などについてお話がありました。同シンポジウムを通じて、学生が地元の方との交流を図り、地域の理解を深めながら、地域活動に参加することが藤沢市の活性化につながることを示すことができました。

株式会社共同通信社OVO情報発信サイト
https://ovo.kyodo.co.jp/news/culture/a-1842497

詳細はこちらからご覧ください
https://t-collabo.com/event/oir-3/

  • グローバルスタディーズ学部 学生による司会進行
    グローバルスタディーズ学部 学生による司会進行
  • クロストークによる様子
    クロストークの様子
  • 登壇者の皆様と企画・運営担当の集合写真
    登壇者の皆様と企画・運営担当の集合写真

一般社団法人寒川町観光協会と多摩大学グローバルスタディーズ学部との連携協定に基づき、2月18日(土)、寒川町商工会にて第5回「ホスピタリティ観光セミナー」を開催いたしました。今回は、一般財団法人日本総合研究所(会長:寺島実郎) 理事長 松岡 斉 様を講師としてお招きし、『ジェロントロジーと美麗学』をテーマにご講演いただきました。

まず、今回のテーマである『ジェロントロジーと美麗学』の「ジェロントロジー」についてご説明いただき、日本では「老齢学」と考えられていますが、海外、とりわけ米国では「美麗学」と捉えており、1970年代ごろからこの分野については注目されているとお話がありました。例えば南カリフォルニア大学では、ジェロントロジーに特化したLeonard Davis School of Gerontologyと創立者の名前を取った学部があり、そこでは「We are making aging better」、最後には「We are making life better」とあり、学士号、修士号、博士号まで修得することができます。

最近よく耳にする「100歳人生」に例えるなら、女性は以前から近所付き合いがあり、外に出る機会もありますが、男性の場合、会社人生から卒業して外に出ずに家に閉じこもることが多くなりがちといわれます。この『ジェロントロジーと美麗学』では、定年退職してから家に閉じこもり、悠々と過ごすのではなく、これまでの経験、専門知識、言語などを生かし、人と触れる、積極的に人と交流し、地域に触れる、地域の課題解決にチャレンジすることの重要性に触れています。それにより、貢献できる、役に立っている、人は自分を必要としている、ということを自覚すると、有意義に、美しく、輝ける人生を送ることでき、結果としてそれは自らのためでもあり、地域のためにもなるという説明がなされました。

松岡講師は、寒川町での農業と観光のコラボレーションについても言及されました。農業に関しては後継者不足が著しく、また観光に関しては農業、すなわちヒマワリ、カーネーション、スイートピー、梨、メロン、その他を通じ、栄える可能性は十分にありますとのことでした。今回も会場では多くの反響がありました。

後援:寒川町、寒川町商工会、JAさがみ寒川地区運営委員会事務局、一般社団法人寒川青年会議所

  • 本日のテーマ
    本日のテーマ
  • 一般財団法人 日本総合研究所 理事長 松岡 斉 講師
    一般財団法人 日本総合研究所 理事長 松岡 斉 講師
  • 会場の様子
    会場の様子

これまでの記事はこちらから
第4回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/02/post-10438.html
第3回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/01/post-10360.html
第2回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/01/post-10329.html
第1回:https://www.tama.ac.jp/topics/news/2023/01/post-10294.html

2023年度の内藤ゼミでは、旧居留地における歴史的建造物の保存及びデジタルアーカイブに関する研究をします。

今回は、その事前準備として、2023年2月3日、横浜旧居留地の調査を行いました。明治時代の状態に復原された「象の鼻突堤」からスタートし、関東大震災において唯一生き残った旧居留地四十八番館や旧居留地英国七番館、そして、山手旧居留地に至る横浜外国人居留地を巡りました。

しかしながら、その殆どが、関東大震災や東京大空襲によって失われてしまい、当時の街を形成していた建造物は、現在山下公園に瓦礫として埋められています。新年度は、当時の情報を現在に伝え、蘇らせる研究を行っていきたいと考えています。

また2月10日には、ゼミ生の調査に先駆けて、神戸旧居留地に残された歴史的建造物の調査を実施しました。
居留地時代からの建造物は、神戸旧居留地十五番館が有り、その周辺にはファサード保存された歴史的建造物等、数多くの遺構が残されています。阪神淡路大震災を経て、廃業となり解体された建造物も有りますが、他の都市に比べると神戸は比較的多くを残している地域といえます。

本年度、ゼミ生による現地調査も実施する予定です。

2月20日には、聖路加国際病院の方のご案内により、移築保存されたトイスラー記念館(トイスラーハウス)と、動態保存された聖路加国際病院旧本館(旧棟)の調査を行いました。
トイスラー記念館は、旧居留地時代の雰囲気を感じさせる歴史的建造物になっていて、一般的に創設者のトイスラーが住んでいたと認識されていますが、実際は違っていた。
また、聖路加国際病院旧本館は、鐘撞塔まで残されており、細い螺旋階段を登った先には想像もできない景色が広がっていた。
今回、貴重な建造物を案内していただき、現地調査をすることによって、明治・大正・昭和初期に栄えた築地旧居留地の謎が明らかになってきました。引き続き、調査研究を行っていく予定です。

学校法人聖路加国際大学 法人資料編纂室
https://www.luke.ac.jp/related-facilities/archives.html

TOKYO MX1「寺島実郎の世界を知る力」
【第3日曜日】第29回放送:2月19日(日)午前11時~

番組前半では「2023年の展望とウクライナ戦争1年への視座」をテーマに、1月31日に発表された最新のIMFの世界経済見通しや貿易統計等を紐解きながら、現在の世界情勢及び経済の中での日本の立ち位置について寺島学長が分析します。

番組後半では、課題解決力の基盤となる「全体知」とは何かについて、寺島学長が踏み固めてきた文献研究とフィールドワークの視点から語ります。

【第4日曜日】「対談篇 時代との対話」第23回放送:2月26日(日)午前11時~

<ゲスト>:田中優子氏(法政大学名誉教授・前総長)、竹中千春氏(立教大学法学部元教授、日印協会理事)

今回の鼎談では、長年江戸文化の研究を続けてこられた田中氏と、インド政治・国際政治史の研究を続けてこられた竹中氏をお迎えし、それぞれの研究分野の最前線で実績を積みながら、大学教育の現場等で教育者として若い世代に向き合ってこられた経験を元に、若い世代のポテンシャルや教育現場における課題等について、寺島学長と議論致します。

寺島学長の一人語りの第3日曜日と対談篇の第4日曜日は、これまで放送された全50回のYouTube視聴総数が825万回に迫り、地上波放送・エムキャスでの視聴総数もほぼ同数と、熱心に番組をフォローして下さっている視聴者が大変多く、日本国内・海外在住の幅広い年代層の方々にご視聴いただいております。

《メディア出演情報(一覧)》

■2023/2/19(日)11:00~11:55
TOKYO MX1 「寺島実郎の世界を知る力」 第29回

■2023/2/26(日)11:00~11:55
TOKYO MX1 「寺島実郎の世界を知る力-対談篇 時代との対話」 第23回

■2023/3/5(日)08:00~
TBS系列「サンデーモーニング」

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【TOKYO MX テレビ】
『寺島実郎の世界を知る力』、『寺島実郎の世界を知る力-対談篇-時代との対話』

<見逃し配信>
Youtube:https://www.youtube.com/playlist?list=PLkZ0Cdjz3KkhlIA30hZIT5Qnevsu0DBhY
エムキャス
(第3日曜日):https://mcas.jp/movie.html?id=749856148&genre=453017953
(第4日曜日[対談篇]):https://mcas.jp/movie.html?id=749856661&genre=453017953

*寺島文庫ウェブサイトからもアクセスできます。
https://www.terashima-bunko.com/minerva/tokyomx-2020.html

2023年2月11日(土)、多摩大学グローバルスタディーズ学部にて、第2回湘南中国語スピーチコンテストを開催いたしました。

この中国語スピーチコンテストは、藤沢市の友好都市である中国、雲南省昆明市の大学生を対象とした彩雲基金日本語スピーチコンテストの中国語版です。昆明で彩雲基金日本語スピーチコンテスト(第10回)が開催された2019年、藤沢市でも中国語スピーチコンテストを開催してはとの声が上がり、本学部が協力させていただくことになりました。彩雲基金日本語スピーチコンテストの優勝者および準優勝者は藤沢市に招待されることになっており、2018年より本学部を表敬訪問しています。

  • 彩雲基金日本語スピーチコンテスト(2019年、第10回)優勝者の雲南大学 王明宇さん(2年生)および準優勝者の雲南師範大学 胡欣雨さん(3年生)、本学部を表敬訪問(2019年7月19日当時)
    彩雲基金日本語スピーチコンテスト(2019年、第10回)優勝者の雲南大学 王明宇さん(2年生)および準優勝者の雲南師範大学 胡欣雨さん(3年生)、本学部を表敬訪問(2019年7月19日当時)
  • 彩雲基金日本語スピーチコンテスト(2019年、第10回)を視察した本学部教職員
    彩雲基金日本語スピーチコンテスト(2019年、第10回)を視察した本学部教職員

藤沢市でも昆明に対する敬意、さらには友好都市として双方向となる取り組みの企画が2019年から始まり、2020年2月に第1回となる湘南中国語スピーチコンテストを開催することができました。その後は新型コロナウイルス感染拡大のためコンテストは延期に次ぐ延期となり、今回が3年ぶりの開催となりました。

今回のテーマは「私と中国語」で、なぜ中国語を学び始めたのかについてを一人3 分間の持ち時間で競い合いました。今年の参加校は、藤嶺学園藤沢高等学校、神奈川県立藤沢清流高等学校、神奈川県立藤沢総合高等学校、藤沢翔陵高等学校、湘南学園高等学校など5校から計9名、大学は昭和女子大学および多摩大学グローバルスタディーズ学部から計4名が参加いたしました。

湘南中国語スピーチコンテストの主催は、湘南中国語スピーチコンテスト実行委員会(会長:増田隆之)、共催:湘南日本中国友好協会(会長:柳田秀憲)、多摩大学(学長:寺島実郎)、後援:藤沢市、藤沢商工会議所、駐日中国大使館、国際交流基金などです。また藤沢市都市親善委員会、姉妹都市・友好都市との交流を深める市民の会、聶耳記念碑保存会からご協賛いただきました。

コンテストでは、湘南中国語スピーチコンテスト実行委員会会長 増田隆之藤沢商工会議所会頭、鈴木恒夫藤沢市長、佐賀和樹藤沢市議会議長、柳田秀憲湘南日本中国友好協会会長からご来賓の挨拶を頂戴しました。

コンテストの優勝者は、高等学校の部では藤嶺藤沢高等学校1年 松ヶ浦 貫 さん、大学の部では昭和女子大学 国際学部国際学科2年 角田 碧衣 さんでした。優勝した両名は、藤沢市の招待により多摩大学グローバルスタディーズ学部が実施する昆明・上海研修に参加することになります。

多摩大学グローバルスタディーズ学部からは以下の3名が参加しました。
土肥 芽生(ドヒ メイ)さん 4年生 二等賞
佐野 磨李(サノ マリ)さん 3年生 三等賞
佐々木 悠舞(ササキ ユマ)さん 3年生 湘南日中賞

藤沢市にグローバルスタディーズ学部のキャンパスを置く本学は、この中国語スピーチコンテストをきっかけに若い世代の日本と中国の友情がさらに深まり、両国の友好の輪がますます発展していくことを期待しています。

なおコンテストの運営にあたり、張 琪 教授、田中 孝枝 准教授、李 崗 専任講師、押金 章悟 事務長、小泉 徹 職員などの本学部教職員が携わりました。

  • 湘南中国語スピーチコンテスト実行委員会会長 増田隆之(藤沢商工会議所会頭)挨拶
    湘南中国語スピーチコンテスト実行委員会会長
    増田隆之(藤沢商工会議所会頭)挨拶
  • 鈴木恒夫藤沢市長の祝辞
    鈴木恒夫藤沢市長の祝辞
  • 優勝者 高校の部(左)藤嶺学園藤沢高等学校 松ヶ浦 貫さん 大学の部(右)昭和女子大学 角田 碧衣さん
    優勝者
    高校の部(左)藤嶺学園藤沢高等学校 松ヶ浦 貫さん
    大学の部(右)昭和女子大学 角田 碧衣さん
  • 出場者および主催者側の皆さん
    出場者および主催者側の皆さん

一般社団法人寒川町観光協会と多摩大学グローバルスタディーズ学部との連携協定に基づき、2月4日(土)、寒川町商工会で第4回「ホスピタリティ観光セミナー」を開催いたしました。今回は、株式会社ANA総合研究所 主席研究員 溝田祐一郎様を講師としてお招きし、『ONSEN・ガストロノミーツーリズム』をテーマにご講演いただきました。

この『ONSEN・ガストロノミーツーリズム』は、自分のペースで地域をめぐり、名産や特産を食し、温泉につかるイベントです。地域の自然を堪能し、文化・歴史に触れ、食事、お酒などを味わい、地元の方々との交流をウォーキングしながら体感します。寒川町のブランドスローガン『高座のこころ』に親和性が高いイベントであり、具現化への第一歩を踏み出すことで、人の交流、そして移住を促進・加速することを期待しております。

多摩大学グローバルスタディーズ学部は、2022年9月の藤沢市民講座においても溝田講師にご登壇いただきました。さらには、藤沢で開催されたONSEN・ガストロノミーツーリズムに関しても2020年2月および2021年10月の2回にわたり連携させて頂きました。本学部生も地元の他大学の学生さんと一緒にイベントに参加させていただきました。今回は、今後、寒川町でもこうしたイベントを開催できるのではないだろうかと皆さまにお話ししていただき、めぐるポイント、食、ストーリーなどいくつかの提案もいただきました。

寒川町は自然(富士山、ダイアモンド富士、その他)、文化(寒川神社)・歴史(縄文時代の遺跡、廃止された西寒川支線)、農業(梨、メロン、スイートピー、カーネーション、その他)など、さまざまな魅力にあふれています。本学部生は以前から芋掘り大会およびひまわりの摘み取りになど参加させていただいております。寒川町は町ぐるみのイベントでひとの往来を促進することによって、活性化できるポテンシャルを充分秘めている町です。今後の展開、発展に期待が膨らみます。

後援:寒川町、寒川町商工会、JAさがみ寒川地区運営委員会事務局、一般社団法人寒川青年会議所

  • 本日のテーマ
    本日のテーマ
  • 株式会社ANA総合研究所 主席研究員 溝田祐一郎 講師
    株式会社ANA総合研究所 主席研究員 溝田祐一郎 講師
  • 会場の様子
    会場の様子
 

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