多摩大学 現代の志塾

ニュースリリース

TOPニュースリリース

経営情報学部 内藤ゼミ 旧居留地の調査を実施

[2023年2月21日]

2023年度の内藤ゼミでは、旧居留地における歴史的建造物の保存及びデジタルアーカイブに関する研究をします。

今回は、その事前準備として、2023年2月3日、横浜旧居留地の調査を行いました。明治時代の状態に復原された「象の鼻突堤」からスタートし、関東大震災において唯一生き残った旧居留地四十八番館や旧居留地英国七番館、そして、山手旧居留地に至る横浜外国人居留地を巡りました。

しかしながら、その殆どが、関東大震災や東京大空襲によって失われてしまい、当時の街を形成していた建造物は、現在山下公園に瓦礫として埋められています。新年度は、当時の情報を現在に伝え、蘇らせる研究を行っていきたいと考えています。

また2月10日には、ゼミ生の調査に先駆けて、神戸旧居留地に残された歴史的建造物の調査を実施しました。
居留地時代からの建造物は、神戸旧居留地十五番館が有り、その周辺にはファサード保存された歴史的建造物等、数多くの遺構が残されています。阪神淡路大震災を経て、廃業となり解体された建造物も有りますが、他の都市に比べると神戸は比較的多くを残している地域といえます。

本年度、ゼミ生による現地調査も実施する予定です。

2月20日には、聖路加国際病院の方のご案内により、移築保存されたトイスラー記念館(トイスラーハウス)と、動態保存された聖路加国際病院旧本館(旧棟)の調査を行いました。
トイスラー記念館は、旧居留地時代の雰囲気を感じさせる歴史的建造物になっていて、一般的に創設者のトイスラーが住んでいたと認識されていますが、実際は違っていた。
また、聖路加国際病院旧本館は、鐘撞塔まで残されており、細い螺旋階段を登った先には想像もできない景色が広がっていた。
今回、貴重な建造物を案内していただき、現地調査をすることによって、明治・大正・昭和初期に栄えた築地旧居留地の謎が明らかになってきました。引き続き、調査研究を行っていく予定です。

学校法人聖路加国際大学 法人資料編纂室
https://www.luke.ac.jp/related-facilities/archives.html

 

ページトップへ