多摩大学 現代の志塾

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中村そのこゼミ、4年山柴美優さんが、ボランティア通信6月号の企画を担当しました。
今回の企画は、漢字仲間外れクイズです。


ボランティア通信6月号(PDF 4.16MB)

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中村そのこゼミ
中村そのこゼミの活動

2023年5月26日に日本学術会議が発表した見解「自動運転における倫理・法律・社会的課題」では、樋笠尭士専任講師の論文「AIの自動運転とドイツ倫理規則-倫理ガイドライン策定に向けて」(2020年)が引用されました。(見解P9)また、樋笠尭士専任講師が代表を務める「自動運転倫理ガイドライン研究会」が2022年6月17日に公開した「自動運転に関する11の倫理指針」も引用され、その取り組みが紹介されました(見解P9)。

教員紹介
https://www.tama.ac.jp/guide/teacher/hikasa_takashi.html

見解「自動運転における倫理・法律・社会課題」(PDF 1.33MB)
令和5年(2023年)5月26日 日本学術会議
自動運転の社会実装と次世代モビリティによる社会デザイン検討委員会

5月24日、都内で行われたキャリアデザインカンファレンス(主催:「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」実行委員会 後援:経済産業省、厚生労働省、文部科学省、内閣府、株式会社日本経済新聞社、株式会社マイナビ)において、本学経営情報学部 初見康行 准教授が「キャリア形成活動と卒業後の活躍」をテーマに講演をおこないました。

講演では、キャリア形成プログラムは大学での学習意欲の向上に繋がるという説明が、プログラム参加学生の入社企業・就職活動・大学生活の満足度が高いというデータをもとになされました。これにより、キャリア形成活動は、学生・企業・大学にとって有意義な活動であるとの指摘がありました。また今後検討すべき重要なこととして、在学中のどのようなキャリア形成プログラムの提供が卒業後の活躍につながるのか、との問いを投げかけました。
さらに、社会人基礎力の育成・向上が、卒業後の活躍や充実した社会人生活につながる可能性があるということから、これまでは3年次からのスタートが主となっていたキャリア形成プログラムを平準化することや、低学年から参加できるキャリアデザインプログラムを充実させることが必要であると述べました。

学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワードは、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップやキャリア形成支援に係る取組みを表彰するアワードです。同カンファレンスでは表彰式をメインとして、様々なコンテンツを通じインターンシップをはじめとしたキャリア形成支援プログラムについて考える機会となっています。

第6回 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード
https://internship-award.jp/

近年、人工知能(AI)の開発が進み、文章やプログラムコード、画像や動画等の作成が可能となっています。代表的なものとしては、文章等を作成できる「ChatGPT(※1)」等の生成AIが挙げられ、議論が高まっています。
※1
・Generative・・・生成力を持つ
・Pre-trained・・・ディープラーニングで事前に学習された
・Transformer・・・変成器

そして、今後ますます技術が進み、また社会にも深く広く浸透していくことが予想されます。多摩大学としては、学生の皆さんによりよい「学修成果」を得てもらうべく、こうした新技術を柔軟に活用し、また危惧される側面にも十分に配慮し、「学修」に向き合ってもらいたいと考えています。
このメッセージでは、以下の4点を軸に、生成AIをめぐる現状と課題、大学での利用についての見解を記述します。

1 AIの本質的課題
2 生成AIに対する接し方
3 概念的理解、法整備、及び危険な側面の理解
4 大学で生成AIを利用するに当たっての留意事項
・レポートの作成、課題の作成、卒業論文・修士論文の作成、学期末試験等において、生成AIが出力した内容を、そのまま使用することを禁止します。
・生成AIが出力した内容を引用する際は、出典として明記してください。

はじめに

現在話題になっている生成人工知能(生成AI)は、大量のデータをもとに確率的に最も合理性の高い続きを予測して出力します。
生成AIの機能や概念の進化はまだまだ途上で、いろいろなアイデアから様々な分野への応用が、現在もものすごい速度と勢いで進んでいます。
大学は「学修」の場です。新しい技術である生成AIをこの「学修」にどのように取り込むか、多摩大学の学生や教職員が、生成AIに対する向き合い方を自身で考えなくてはいけない時期に立っています。
そこで、ここでは生成AIをめぐる現状と課題について大学としての現在の見解を記述します。

1 AIの本質的課題

AIの本質的課題は、下記のとおりです。
・自律性の欠如:あくまで疑似的自律性で、本質的に他律性により成立しているため、不正確な情報を吸収、生成してしまう構造となります。
・結果への責任が不明:判断の根拠となるデータが見えないことに加えて、発生した問題にAIが責任を取ることはありません。

2 生成AIに対する接し方

生成AIは社会的には新しい分野です。そして、その可能性の大きさから、メディアでも頻繁に取り上げられています。ただし、頻繁に取り上げられるがゆえに誇張や間違った情報もたくさんあります。学生の皆さんはこのようなテクノロジーを積極的に使いたい人、距離を置きたい人さまざまだと思いますが、まずは、新しい技術であるこの生成AIを自分で試して自身の目で確かめることをお勧めします。
また、ChatGPTを実際に使ってみると、人間の質問力が鍵となることに気付くでしょう。質問力とは、条件、文脈、立場を明示することです。このような質問をもとに生成されたものは、人間がチェックすることを基に、文章作成や要約に利用できると考えますが、書き手の創造性が発揮されるような文書レベルにはなっていません。よって、目的に合わせ、人間がいかに利用するかが大切となっていきます。

3 概念的理解、法整備、及び危険な側面の理解

生成AIはあまりの発展の速さから、まず、人々の生成AIに対する理解が追いついていません。これまでのように、数週間単位で世界範囲のレベルで生成AIに対する認識と考え方や態度が変わります。そこからすなわち法整備も追いついていません。
また、生成AIが作成したものは、著作権がどこにあるのかが人々の認識的にも、法律的にもまだ明確にはなっていません。そして、生成AIが作成したものは、作った本人(生成AI)が真似をしたという意識がなく、依頼した本人(人間)も何を参照したのかがわからないという事態が起き、他の誰かの著作に似ていた場合、その判断が難しくなります。生成AIにおける著作権に関する世の中の動向は、十分に注視していく必要があります。
便利な側面や可能性を見出すシーンが多く語られる生成AIですが、危惧されていることも多くあります。生成AIは、ユーザーとの会話をも学習して蓄積します。また、それは他者のデータとしても活用されます。つまり、個人情報や機密情報等、公開されてはいけない情報は絶対に入力してはいけません。
また、新しい概念や技術の利用については「自分は悪意がなくとも、知らず知らずに他者を傷つけていた」ということが起きがちです。自身が使うときに、他者から見て悪意のある利用になっていないか、他者に悪意ある利用をされたときに危険な情報共有にならないか等柔軟な想像力を持って接する必要があります。AI利用を通じて社会的危険を積極的に増大させることのないよう、良識ある利用を守ってください。

4 大学で生成AIを利用するに当たっての留意事項

「国際化・情報化時代に即応して、学生に高度な外国語能力と世界に通用する教養・最新の経営知識及び的確な情報処理能力を修得せしめ、国際的ビジネスの場で活躍できる人材の育成を目指すとともに、わが国の産業社会の健全たる発展に寄与する指導的人材を育成することを目的」とする多摩大学における「学修」において、生成AIを扱うことは積極的に行うべきだと考えます。ただし、
・レポートの作成、課題の作成、卒業論文・修士論文の作成、学期末試験等において、生成AIが出力した内容を、そのまま使用することを禁止します。
これは、これまでの「ウェブ検索をして出てきたWikipediaの内容をコピペした」「先輩や友人のレポートを丸写しした」すなわち剽窃と同じことです。ここは大学であり、みなさんは学修をするために在籍しています。単純にコピー&ペーストしたものをそのまま提出するだけでは、学修にはなりません。
一方で、生成AIをレポートや論文作成に一切使ってはいけないという意味ではありません。図書館で調べたり、ウェブ検索エンジンを活用したり等と同様に、学修のきっかけとしての活用は意味があると思います。

・生成AIが出力した内容を引用する際は、出典として明記してください。
これまでも、ウェブやSNS等を有効活用して、学修する際の参考にしたり、レポートを書くときの参考資料にしたりして、そこを起点としたいろいろな学修が起きているでしょう。生成AIについてもまずは同じ感覚で接するようにしてください。あくまでも学修とは何かを自分で考えながら、調べて、考えて、自身の手と頭を使って学修に励んでください。

TOKYO MX1「寺島実郎の世界を知る力」
【第3日曜日】第32回放送:5月21日(日)午前11時~

番組前半では「シンガポールから考えるアジアダイナミズム」をテーマに、2000年以降急速に進行するアジアダイナミズムの一端を担うシンガポールの光と影について、そしてアジアダイナミズムに日本がどのように向き合っていくべきか等について、寺島学長のシンガポール出張報告を交えながら語ります。

番組後半では、「人工知能(AI)は人間を超えるのか」をテーマに、人類の進化・近現代史の視界から「人間の能力」や「コンピュータ」について深掘りし、生成AI(Chat GPT)の持つ可能性や課題に触れながら、AIの本質に寺島学長独自の視点で迫ります。

【第4日曜日】「対談篇 時代との対話」第26回放送:5月28日(日)午前11時~

<ゲスト>:古川元久氏(衆議院議員)、古川禎久氏(衆議院議員)

今回は、(一財)日本総合研究所が事務局を務め、日本医師会・日本歯科医師会・土木学会等、20社以上の企業・団体と連携して推進する「医療・防災産業創生協議会」における、超党派の国会議員による推進議員連盟の中心メンバーでおられるお二人の衆議院議員をお迎えし、産業基盤の創生のために日本の政策科学をどのように錬磨していくのか、そして、日本の民主主義における石橋湛山という存在の重さや日本の政治の未来について等、鼎談を通じて議論を深く掘り下げます。

是非、ご視聴ください。

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【TOKYO MX テレビ】
『寺島実郎の世界を知る力』、『寺島実郎の世界を知る力-対談篇-時代との対話』

<見逃し配信>
Youtube:https://www.youtube.com/playlist?list=PLkZ0Cdjz3KkhlIA30hZIT5Qnevsu0DBhY

エムキャス
(第3日曜日):https://mcas.jp/movie.html?id=749856148&genre=453017953
(第4日曜日[対談篇]):https://mcas.jp/movie.html?id=749856661&genre=453017953

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4月16日(日)、鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)で開催された鎌倉まつりに、グローバルスタディーズ学部の学生が参加いたしました。

鎌倉まつりは1959年(昭和34年)から続いている鎌倉の春の観光イベントで、2023年で65回目を迎えました。新型コロナウイルスの影響もあり、2023年度は4年ぶりに流鏑馬のみを披露する形で実施されました。グローバルスタディーズ学部の三人の学生は、矢を渡したり,旗を持ったりする「諸役」として参加致しました。当日は天候にも恵まれ、多くの皆さんに見守られる中で三人の学生は衣装に身を包み各々の役目を全うしておりました。

中村そのこゼミ、4年岩名萌恵、武藤菜月さんが、ボランティア通信5月号の企画を担当しました。今回の企画は、文字並び替え漢字パズルです。


ボランティア通信5月号(PDF 5.55MB)

関連リンク
中村そのこゼミ
中村そのこゼミの活動

2023春休み 短期留学報告

[2023年5月1日]

内藤ゼミが、「府中市推し商品づくり支援事業」の補助金を2件受けて、株式会社コボコボ、河内農園、有限会社松澤園と連携し商品開発を行いました。府中市産のブルーベリーを使った「ブルーベリーフレーバーティー」と、府中市産のシイタケを使った「シイタケスコーン」の開発です。

「ブルーベリーフレーバーティー」は、健康志向を優先し、香料や着色料を用いないで、純粋なブルーベリーの粉末を用いています。また「シイタケスコーン」は、シイタケの触感を楽しんでもらうために、歯応えを再現しています。

どちらも、多摩地域の魅力がふんだんに詰まった商品に仕上がり、府中市観光物産館などで販売を予定しています。

4月21日、シティラボ東京(東京都中央区)にて、本学経営情報学部 樋笠尭士 専任講師が著書『自動運転レベル4 どうしたら社会に受け入れられるか』(学芸出版社)の出版を記念し、出版記念トーク(主催:シティラボ東京・株式会社 学芸出版社)を開催しました。

出版記念トークでは、まず樋笠専任講師が日本での“自動運転レベル4”実装までの流れと現状や、倫理面や法制度について先導する諸外国の倫理ガイドラインなどを例に挙げ丁寧に説明しました。また日本では、自動運転車に求める安全性の最低ラインに一般市民と専門家の間でズレが生じていることを問題点と指摘し、地域の社会的受容性を高めるため、アカデミズムなどの中立の組織が市民との対話を通し安全性を説くことが重要であると述べました。後半では、実証実験に参加し、自動運転の研究をする本学の学生による取り組み事例を交えながら、自動運転を軸としたまちづくりの可能性について言及しました。

本セミナーのゲストであるBOLDLY株式会社の代表取締役社長 佐治友基 氏からは、北海道や茨城県での実際の取り組み事例をご紹介いただきました。その中で、社会的受容性を高めるためには地域の力が必要であること、自動運転がレベル4になっても運転以外の業務で人の役割が重要になってくるとのお話しがあり、今後の課題について述べられました。

両者によるディスカッションでは、佐治氏から会場へ、自動運転バスにペットを乗車させてもよいかとの問いかけがあり、参加者を交えた議論が行われました。樋笠専任講師は、日本での“自動運転レベル4”実現のために、教育現場の力や挑戦することが当たり前であるという気運を醸成していくことの必要性について言及しました。
セミナー終了後には交流会が催され、異業種の方々との活発な意見交換が行われ、本学学生5名も、自動運転の実験や研究に関する知見をもとに、企業の方々と討議等を行いました。

  • 樋笠尭士 専任講師
    樋笠尭士 専任講師
  • 樋笠専任講師によるセミナー
    樋笠専任講師によるセミナー
  • BOLDLY(株)佐治友基 代表取締役社長
    BOLDLY(株)佐治友基 代表取締役社長
  • ディスカッションの様子
    ディスカッションの様子

留学生と一緒に五月人形を出しました。
作業終了後には柏餅を皆でいただき、有意義な時間を過ごすことができました。

国際交流の李委員長を交えてそれぞれ不安に思っていることや聞きたいことを話しました。

留学生による自己紹介、踢毽(ティージェン)大会、ビンゴ大会などをして、在校生と交流をしました。ジェンズ(毽子)は中国で行われている羽根蹴りゲームの羽根のことで、蹴り上げた後の方向が定まらないので、ほとんどの学生が扱いに苦労しているようでした。ビンゴ大会も盛り上がり、集合写真を撮って終了しました。仲良くなった学生同士で連絡先の交換をしたりもしていました。

2023夏休みに実施予定のシンガポール研修、短期留学、長期留学についての説明会を行いました。どの説明会にも多くの学生が参加していて、海外への関心の高さを感じました。

〈海外研修説明会〉

〈短期留学説明会〉

〈長期留学説明会〉

経営情報学部では、常勤教員に対して、令和5年4月26日(水)に教員顕彰を行い、小林英夫経営情報学部長から、受賞者に対し褒賞状の授与がありました。これは、令和4年度秋学期に実施した学生による授業評価(VOICE)結果等を「多摩大学授業評価規程」に照らし、総合的に高評価だった教員を表彰するものです。
非常勤教員に対しても、別途顕彰を行ないます。

  • 梅澤 佳子 教授:スポーツI-E(シェイプアップフィットネス)
    梅澤 佳子 教授:スポーツI-E(シェイプアップフィットネス)
  • 趙 佑鎭 教授:韓国語II-Y、マーケティングマネジメント論
    趙 佑鎭 教授:韓国語II-Y、マーケティングマネジメント論
  • 下井 直毅 教授:金融論
    下井 直毅 教授:金融論
  • 樋笠 尭士 専任講師:ビジネス法
    樋笠 尭士 専任講師:ビジネス法

2023年3月に発売した『自動運転レベル4 どうしたら社会に受け入れられるか』の出版を記念し、本学経営情報学部 樋笠尭士 専任講師が出版記念トーク(主催:シティラボ東京・株式会社 学芸出版社)を開催します。

『自動運転レベル4』は、先般4月1日に施行された改正道路交通法による「自動運転レベル4(無人運転)」にたちはだかる課題、「運転手がいないレベル4で事故の責任を負うのは誰か、AIにどの人命を優先させるのか、人々が期待する安全性のレベルは」など、倫理、法、社会がどう受け入れるかを研究した書籍です。
ゲストに、日本で初めてレベル4申請をされる予定のBOLDLY株式会社の代表取締役社長 佐治友基 氏を迎え、その取り組みを紹介するとともに、自動運転を社会に受け容れていただくための課題、方策について議論します。

<自動運転レベル4: どうしたら社会に受け入れられるか
樋笠 尭士×佐治 友基「自動運転レベル4」出版記念トーク>

■実施概要

日時:4月21日(金曜日) 18時30分開始、2時間程度
主催:シティラボ東京・株式会社 学芸出版社
参加費:イベント聴講(1500円)、書籍付(3100円)
開催方法:シティラボ東京現地+オンラインのハイブリッド開催

■参加費

現地会場:1,500円
現地会場+書籍:3,100円
オンライン:1,500円
オンライン+書籍:3,100円

<詳細・お申込み>
https://autonomous-level4-20230421.peatix.com/

 

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