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第5回「ホスピタリティ観光セミナー」を開催

[2023年9月11日]

2023年9月4日(月)、鎌倉市、鎌倉市観光協会と多摩大学の3者包括協定に基づき、鎌倉芸術館にて第5回ホスピタリティ観光セミナーを開催いたしました。

今回は株式会社JTB総合研究所 地域交流共創部の藤本正俊氏を講師にお迎えし、「戦略的観光マーケティングとプロモーション~データを活かした観光施策は消費者とのコミュニケーション~」をテーマにご講演いただきました。

講演は職歴紹介から始まり、これまでの観光に対する考え方の変化について年代ごとの説明がありました。コロナ禍前後で日本国内は訪日外客の増加により観光バブルとなったとの話がありました。また2019年までの訪日外客は、7割は東アジア(中国、韓国、台湾、香港)からでしたが、近年シンガポール、ベトナムなど東南アジアからも増え、さらには米国からの訪問者数は2019年を超えたとのことです。しかし、日本人のアウトバウンドはそれほど変化していないとの指摘もありました。

【講演内容のまとめ】
① 観光の潮流と変化を捉える(マーケティングの大前提)については、観光産業の重要性について知る、コロナ禍を挟んだ市場の意識変化を理解し、市場全体で起きている消費者心理や行動の変化を捉える必要がある、との指摘がなされました。例えば、コロナ禍を境に、観光地ではないところが観光地になるケースに触れられました。

② 収集したデータの使い方に関して、データをとる意味、さらにはデータの取得方法などについて説明がなされました。急速に進んだデジタル化によって、消費全般の潮流が変わり、「人」が主役になったとのことです。そのため、観る旅行から体験重視の旅行に変化したとの指摘がなされました。

③「伝える/伝わる」ことの大切さ(プロモーション・ブランディング)に関して、消費者の情報収集行動、「無関心者」を「関心者」にするためのフックをどのように作るかなどのお話しがありました。データの活用の仕方について、誰に、何を、どのようにすれば買ってもらえるかの仕組みを考えるなど、詳細に説明していただきました。

後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所

  • 講師紹介および経歴
    講師紹介および経歴
  • 講演内容
    講演内容
  • 藤本正俊講師
    藤本正俊講師
 

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