多摩大学 現代の志塾

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6月16日(木)、「経営情報論Ⅰ」(担当教員:新西誠人専任講師、履修人数203名)の授業にゲスト講師としてリコージャパン株式会社(本社:東京都港区)の米村大介様をお招きし、「データサイエンスとビジネス」のテーマでご講演いただきました。

米村様は文学部で心理学を専攻された後、医薬品開発業務受託機関 (CRO:Contract Research Organization)でデータマネジメント、統計解析などに従事された後、マーケティングデータの統計解析を10年以上経験。2015年に株式会社リコーに移られてからはICT研究所、AI応用研究センター、リコー経済社会研究所を経て、2021年からリコージャパン人事部で人事データの利活用に携わっておられ、一貫してデータサイエンスの分野に関わってこられました。

創薬、治験に関するデータ活用について、厳格な管理のもとで実施されるものであり、全ての作業がプログラム化され、コピー&ペーストなどに伴うエラーが一切入る余地が無いものであるとされました。一方、マーケティングデータ活用については、大量生産、大量販売の時代にマッチし、比較的大雑把で「半分が科学で半分が芸術」であり、可能な限り簡単で単純(KISS:Keep It Short & Simple)である必要があるとされました。

現在従事されている人事データ活用については、従業員が何を欲しがっていて、また何が不満なのかをデータから読み解くことを目指し、人事もマーケティングと全く同じであるとされました。しかし人事で難しいのは異動希望や、上司の好き嫌いなど本音を調査書等に記載するかという問題があり、データの偏りを如何に減らすかが課題であるとされました。

なぜデータサイエンティストが嘱望されるかについて、3つの要素を挙げ、(1)経営企画視点での経営判断の自動化トレンド、(2)人事視点での労働人口の減少からのニーズ、(3)タイミング・研究職視点でのかつてのSFから現実へのシーズが揃ってきたことを挙げられました。またデータサイエンティストの必要条件として文章力、会話力、観察力、リアルな仕事を理解し想像する力などの文系的要素を含む「文理混在」とされました。

最後に、学生たちに伝えたい言葉として「自調自考」を挙げ、「習うより慣れろ」、「論よりRUN」、「学術より職人的」、「用意された課題はキレイで、役に立たないことを教えてくれない」等、これから社会に出ていく上でのヒントをいただきました。

  • 新西専任講師イントロ
    新西専任講師イントロ
  • 米村様ご講演
    米村様ご講演
  • 米村様ご講演
    米村様ご講演
  • 質疑応答
    質疑応答

寺島実郎 学長が想いを込めて、語る番組を是非ご視聴いただきたく、ご案内いたします。

世界を知らずに、世界は変えられない、本当のことを知る努力をする、きっかけとなる番組を、寺島実郎 学長が知的活動の基点である寺島文庫から語ります。

本当のことを知り、考える情報番組
【寺島実郎の世界を知る力 -全体知への接近-】
TOKYO MX 1(地上デジタル9ch)

<第21回 >

6月19日(日)午前11:00~11:55(毎月第3日曜日)
前半「今月の世界と日本」
 ウクライナ危機
 ―「悪魔のシナリオ」と日本へのインパクト
後半「歴史的・構造的視界から世界認識を深堀する」
 ロシア・ウクライナ認識を深める試み
 ― 欧州理解の軸・黒海と近代史におけるロシアと日本

<第15回>

6月26日(日)午前11:00~11:55(毎月第4日曜日)
【鼎談】ウクライナ危機下の世界経済の現状と今後の展望
ゲスト:真壁 昭夫 氏(多摩大学 特別招聘教授)
   :白井 さゆり氏(慶應義塾大学総合政策学部 教授)

★You Tubeの見逃し配信でご視聴できます
寺島文庫ウェブサイト
https://www.terashima-bunko.com

Mエムキャス配信(放送時間と同時刻でのご視聴もできます)
https://mcas.jp/

6月3日(金)、「経営組織」(担当教員:小林英夫教授、履修人数:182名)の授業にゲスト講師として東京エレクトロン株式会社(本社:東京都港区)人事部人事開発Gの岡田浩治様をお招きし、ご登壇いただきました。

岡田様は大学院ご卒業後、銀行勤務、メーカー系シンクタンク勤務を経て、現職の東京エレクトロン株式会社の人事部門で人材開発関連の業務に従事していらっしゃいます。

東京エレクトロン株式会社は半導体製造装置の製造販売で世界第3位、国内トップの売り上げを誇り、日本企業の株式価時価総額で第7位(本日時点)にランキングされる大企業です。また人事制度については、既にジョブ型人事制度に移行している、とのことです。

ご講演では、人事制度の変遷、人事マネジメントとは何か、について概説された後、人事評価や採用などに不可欠となる人事測定についてご説明いただきました。特に人事評価では、多くの企業で取り入れられている「コンピテンシー」について、成果に直結する行動・思考特性であり、何がその人を“できる人”にしているのかを明らかにするものであるとし、自らなりたい姿を描き、不足しているコンピテンシーを明確化するとともに、自分で学び自分で取りに行くべきものであるとされました。

続いて、本学の3年生のコンピテンシーテスト(本学では「Progテスト」として1年生、3年生全員実施)の結果を6つの座標軸で示し、「きちんとやる力」、「要望に応える力」は全国の学生の平均またはそれ以上であるが、「自分を活かす力」、「みんなを活かす力」が啓発点であることを提示いただきました。企業が採用したい人材像が変わりつつある中、就活生には求められる能力や行動を知り、それに近づこうとする努力が必要となる。自らのコンピテンシーテストの結果で一喜一憂するだけではなく、各自に配布されるアドバイス集(本学では「Progの強化書」として配布)を大いに参考にして、有意義な就活に結び付けて欲しいとのエールをいただきました。

  • 小林教授のイントロ
    小林教授のイントロ
  • 岡田様ご講演
    岡田様ご講演
  • 質疑応答
    質疑応答

6月11日、パルテノン多摩(多摩市)にて令和4年度多摩地域マイクロツーリズムコンテスト(以下、タマリズム)のマッチング会が開催され、16チーム(短期大学1校、大学8校、学生団体1団体)50名の学生と24名の企業、行政などの方々が参加しました。

当日は、本学経営情報学部 長島剛ゼミの学生による司会進行のもと、2つの会場で同時開催され、各会場でタマリズム実行委員長 三浦博幸 様(多摩市市民経済部経済観光課 観光担当課長)と八王子市産業振興部観光課 課長 白石利和 様から開会のご挨拶をいただきました。

続いて、各会場にて長島ゼミの学生がコンテストの概要説明を行ったあと、京王観光株式会社の方から2021年度の成果報告と、2022年度の目標について参加企業や行政などの方々から事業アイデアの実現に向けて適切なアドバイスをいただきたいとのお話がありました。

マッチング会では、学生チームと企業、行政など3~4名の方々が1グループとなり、名刺交換を行った後、各チームから多摩地域の魅力発信や地域コミュニティの活性化など社会課題解決のための企画提案の発表を行い、意見交換が行われました。

企業や行政の方々からは、課題解決の糸口となるアドバイスやアイデアの提案があり、学生間では、同グループの中でテーマが重複している企画をコラボレーションしては、といった新しい発想が生まれました。

参加学生からは、「普段は経験できない企業や行政の方々とお話をする機会を得ることができ、大変有意義な時間となりました」「経験豊富な知識を持った方々の様々な視点からアドバイスをいただき、大変参考になりました」などの感想があり、次回7月9日(土)の審査会に向けてブラッシュアップを図ることができそうです。

今後は、長島ゼミが会場で回収した参加者アンケートのとりまとめを行い、次回タマリズム事務局会議にて振り返りを行います。

【多摩地域マイクロツーリズムプロジェクトの運営体制】
主催:多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト実行委員会
実行委員会:多摩市、稲城市、八王子市、日野市、多摩大学総合研究所、京王観光株式会社
事務局:多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト実行委員会事務局
企画:多摩大学 ながしまゼミ

多摩地域マイクロツーリズムプロジェクトの詳細についてはHPをご覧ください。
https://tamarism.com/

  • 開始前の打ち合わせ
    開始前の打ち合わせ
  • 受付の様子
    受付の様子
  • ながしまゼミの学生による司会進行
    ながしまゼミの学生による司会進行
  • 名刺交換の様子
    名刺交換の様子
  • マッチング会の様子
    マッチング会の様子
  • 学生同士の交流会
    学生同士の交流会

6月10日、 産官学民連携委員会主催アクティブ・ラーニングプログラム「多摩ブルー・グリーン倶楽部会員企業レポート」の事前学修③にて受講者7名がロールプレイング実践を行いました。

本プログラムは、学生がペアになり、多摩信用金庫(たましん)主催「多摩ブルー・グリーン賞」の受賞企業で組織する多摩ブルー・グリーン倶楽部(以下、BG倶楽部、169 社)の会員企業を取材し、レポートを執筆します。完成したレポートは、同倶楽部のホームページにアップされ、企業の魅力を発信します。
また、学生たちは、会社訪問や取材方法を実践的に学びながら、社会人の方々との交流を図ります。

今回は、多摩信用金庫(本店:東京都立川市、理事長:八木敏郎様)から2名の方にお越しいただき、企業訪問時の挨拶、名刺交換、インタビューの方法などビジネスマナーについてご指導を賜りながら、授業にご協力をいただきました。

はじめに、前回からの課題となっていた各チームが作成した取材企業へのアポイントメール(案)について意見交換をし、参考となる文面や修正箇所について確認しました。

続いて、これまで企業訪問の経験もビジネスマナーの知識もない学生たちが、実際の現場や場面を想定したロールプレイング実践(企業訪問時の受付、挨拶、名刺交換、自己紹介、インタビュー、お礼のあいさつまで)を体験しました。

終了後の振り返りでは、緊張のあまり自己紹介もなく、いきなりインタビューが始まってしまったことや、会話が一問一答になってしまっていることなど、お互いの様子をみて気づくことがたくさんあったことを確認しました。

また、長島剛教授と松本祐一教授が学生役になるロールプレイング実践を行ったことで、社長役の学生から「企業の方が答えやすい質問の方法がわかりました」との感想がありました。

最後に、多摩信用金庫の方々や教員たちから、円滑な会話の進め方や形式よりも、丁寧なインタビューを心掛けるようアドバイスがありました。学生たちには、自身の対応や発言を振り返り、今後の課題を明確にしたことで次への改善につながることが期待されます。

多摩ブルー・グリーン倶楽部のホーページはこちらをご覧ください。
https://www.tamashin.jp/bg-club/event_app/tama_report.html

  • 授業の様子
    授業の様子
  • 名刺交換の様子
    名刺交換の様子
  • 多摩信用金庫の方からのコメント
    多摩信用金庫の方からのコメント
  • 松本教授と長島教授もロールプレイング実践
    松本教授と長島教授もロールプレイング実践

6月3日、多摩大学とTAC株式会社(東京都千代田区、代表取締役:多田敏男様)との連携事業としての「次世代事業開発人材育成プログラム(NGP)」の最終プレゼンテーションが本学多摩キャンパスにて開催されました。

今回は、昨年11月から半年以上にわたって展開してきた本プログラムの集大成としてパイロットプログラムの発表が行われました。最終回となったこの日は、本学経営情報学部 長島剛教授と松本祐一教授を講師として、中小企業3社(株式会社協同インターナショナル、FSX株式会社、株式会社パール技研)の社員4名、3つの信用金庫(川崎信用金庫、多摩信用金庫、東京東信用金庫)の職員6名、企業経営アドバイザー1名の計11名が受講しました。

当日は、受講者が3つのチームに分かれて、それぞれが考案した新しいビジネスプランを披露し、お招きした企業や金融機関の上席者から各チームの講評をいただきました。来賓の方々からは、次世代事業案への高い評価のコメントや今後のプログラムの展開に期待する声などをいただき、さらに、TAC株式会社教育第三事業部検定開発部部長 松田大様、長島教授、松本教授より、次の課題のヒントになる意見がありました。

プレゼンテーション後は、本学杉田文章副学長より受講者へ修了証が授与され、最後に「現在、私たちを取り巻く環境は厳しくなっています。そうした激しい競争社会を生き抜く上で、受講者のみなさまが1つのものを作り上げる取り組みに接することができ、その素晴らしさに強く心を打たれました。また、目標に向かって取り組む真摯な姿勢を、学生たちにも身に付けてほしいと思いました。今後も地域社会から求められる大学としての役割をしっかりと認識し、お互いの絆を一層強めていけたらと願っています」とのコメントがありました。

次回は、参加チームを増やして規模を拡大し、7月3日より第2期プレプログラムを開講します。

次世代事業開発人材育成プログラム(NGP)については、
多摩大学総合研究所のホームページにてご確認ください。
http://tmuri.jp/

  • プレゼンの様子
    プレゼンの様子
  • 講評の様子
    講評の様子
  • 修了証授与
    修了証授与
  • 集合写真※撮影時のみマスクを外しています
    集合写真※撮影時のみマスクを外しています

多摩大学と小田急グループの小田急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、取締役社長:五十嵐 秀様)は、2022年6月18日(土)に、小田急多摩線「栗平」駅前で小田急不動産株式会社が運営するコミュニティ施設「CAFÉ & SPACE L.D.K.」を拠点とした小学生を対象とするスクール「マチカドこども大学」~〝なぜ?“から〝もっと知りたい!” こどもの探究心を育む学びを提供します~をプレ開校いたします。

本取り組みは、2022年4月14日(木)に多摩大学、小田急電鉄株式会社および小田急不動産株式会社の3者間で締結した「連携協力に関する基本協定」に基づくもので、社会課題の解決や共創による価値創造のための産学連携を図るものです。

  • 6/5(日)に開催した試行講座の様子
    6/5(日)に開催した試行講座の様子

本学では「マチカドこども大学」の活動を通じて、「多摩キャンパス」が所在するエリアにおけるコミュニティの希薄化等の社会課題の研究・解決に取り組みます。また、スクールの運営体制の構築から講師を担当するところまで幅広い場面で学生の参画機会を設けることで問題解決力を育むほか、小田急不動産株式会社の社員の方とのフィールドワークを通じた社会人と連携した業務遂行の機会創出を図ります。小田急不動産株式会社では、小田急沿線エリアへの愛着醸成や満足度の向上を目指していく中で、「マチカドこども大学」を地域の賑わいの創出や地域住民との接点・共創機会として、積極的に活用していきます。

詳細は、「マチカドこども大学」のホームページよりご確認ください。
https://www.machikado-uni.com/

このニュースリリースに関するお問い合わせ、ご取材についてのご連絡は、次の担当までお願いいたします。
多摩大学 産官学民連携センター事務課 [矢内]
TEL 042-337-7583 E-mail tcolla-jm@gr.tama.ac.jp
小田急不動産株式会社 総務グループ[加納・小林]
TEL 03-3370-1132 E-mail pr@odakyu-fudosan.co.jp

多摩大学グローバルスタディーズ学部主催「ホスピタリティ観光セミナー」第2弾は2022年6月9日(木)、株式会社ファンケルのファンケル大学研修部 ビューティグループトレーナー 須田 智美 講師およびヘルスグループトレーナー 宮尾 絵里奈 講師のお二人にご登壇いただきました。

セミナーのタイトルは「観光で健康に!~美しくイキイキとした体づくりを目指そう~」という興味をそそるテーマでした。そして「観光で健康!?観光は楽しいだけではなく、なんと健康に必要な要素を兼ねそろえているのです」と冒頭から引き付ける内容でした。

本日の講演では、観光における健康面・美容面でのメリットと観光を楽しむときの注意点や日常生活から心掛けるべきポイントを分かりやすく説明・指導してくださいました。管理栄養士と美容の専門家がおすすめする今日から取り入れられる方法を実践的かつ楽しく学べる内容でした。実際に体を動かす場面もあり、実践的な講義となりました。

2022年度より本学部は新カリキュラムが配置され、2年次から履修できる「業界入門:美容と健康」という科目が2023年に開講いたします。その科目を担当してくださるのがファンケル大学研修部です。本日は来年の授業の先取りをさせていただいたような実感がございました。来年度が楽しみです。

なお、ホスピタリティ観光セミナーは藤沢市、藤沢市観光協会、藤沢商工会議所などの後援をいただいております。

  • ファンケル大学研修部 ビューティグループトレーナー 須田智美講師
    ファンケル大学研修部 ビューティグループトレーナー
    須田智美講師
  • ファンケル大学研修部 ヘルスグループトレーナー 宮尾恵利奈 講師
    ファンケル大学研修部 ヘルスグループトレーナー
    宮尾恵利奈 講師

6月3日(金)、「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一、履修人数:274名)の授業にゲスト講師として、2012年3月に本校を卒業した、株式会社LIFULL(所在地:東京都千代田区) 北辻 巧多郎 様と株式会社リンクアンドモチベーション(所在地:東京都中央区)豊田 高行 様にご登壇いただきました。

株式会社LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」というコーポレートメッセージのもと、不動産や住宅情報の総合サービス・空き家の再生を軸にした地方創生・介護施設検索サイトなど「LIFE」に関する多様なサービスを提供されています。

株式会社リンクアンドモチベーションは、基幹技術である「モチベーションエンジニアリング」により、企業の組織課題の解決や組織と個人に変革の機会を提供する組織人事コンサルティング事業を行っています。

卒業から10年経ち、在学生へ就活の「本音と建前」を北辻様の進行でお話しいただきました。

まずお互いの大学生時代、就職活動時の入社理由や新卒以降転職せず働き続けてきた理由、企業側サイドから求める学生など、興味深いお話をしてくださいました。なかでも自己分析は大切であり、就職を考える前に自分のしたいことは何か、そして自分が好きなことは何かを掘り下げることにより、企業とミスマッチすることなく就職活動を進めることができる、と学生と同じ目線で強く語ってくださいました。

松本教授の振り返りとして「大学が設定したものをこなすだけではもったいない。主体的な第一歩を踏み出すことで物事が動き出し、新しい発見がある」としめくくられました。

<株式会社LIFULLのホームページ>
https://lifull.com/

<株式会社リンクアンドモチベーションのホームページ>
https://www.lmi.ne.jp/

  • 北辻巧多郎様
    北辻巧多郎様
  • 豊田高行様
    豊田高行様

6月9日(木)、「国際関係論」(担当教員:小林昭菜准教授、履修人数:64名)の授業にゲスト講師として一般社団法人ガバナンスアーキテクト機構(所在地:東京都千代田区)の新井春美様をお招きし、ご登壇いただきました。

ご講演のテーマは「EUの成立と拡大 -トルコはEUに加盟するのか-」であり、日本では少し馴染みの薄いトルコという国に焦点を当てたものでした。まずヨーロッパには古典文化、キリスト教、ゲルマン民族という共通の母体があり、その上にそれぞれの特徴を持つ国が存立していること、過去からヨーロッパ統合の思想がありその目的は争いを避け、民主化、自由化、経済的メリット等を享受することにあること、EU加盟には政治的、経済的、法的基準が設定されておりハードルが高いことが示されました。

次に、かつてのオスマン帝国という大国から1923年にトルコ共和国が建国され、近代化に向けて推し進められた諸々の改革について概説されました。そして50年も前からトルコは統合されたヨーロッパの一員となることを目指しながらも未だに達成されていない現実から、トルコのEU加盟について何が足かせとなっているのか、EUの公式見解と共にトルコが内包する現実とEU諸国の思惑について言及されました。

トルコは2023年に建国100周年を迎えることになりますが、この記念すべき年に長年の国家目標であるEU加盟を果たせるのか、現AKP(公正発展党)政権の動向なども合わせ、EUとトルコの動きは注目に値すると締めくくられました。

Q&Aでは、トルコのEU加盟は叶うと思うかとの問いに対し、学生なりに考えた意見が交換されました。また、学生からは、トルコとギリシャの関係はどうなのか、なぜ日本と遠く離れたトルコが親日国家なのかなど質問が寄せられ、活発な議論が行われました。

  • 新井様ご講演
    新井様ご講演
  • 小林准教授から解説
    小林准教授から解説
  • 質疑応答
    質疑応答

2022年6月11日(土)、11時~15時のスケジュールで開催された「ふじさわ元気バザール」に多摩大学グローバルスタディーズの以下の10名の学生が朝早くから参加してくれました。会場は藤沢駅北口サンパール広場で、そこにブースが15店並び、多くの方々が訪れ、買い物をしてくれました。

参加学生は小山田 桜(4年)、久保木 真歩(3年)、川波 堅(2年)、山口 菜々(1年)、代 士金(1年)、金子 弦斗(1年)、楊 蕊綺 よう ぬいき(1年)、木村 美らら(1年)、広瀬久流美(1年)、1年生の皆さんのお友だちの佐藤 にな さんなどが精力的に動いてくれました。

SDGsマルシェ・コラボブースは4店舗あり、学生たちはSDGs関連の「農家レストランいぶき」のブースおよび「多摩大学たまじーず」のブースに分かれて管理・運営またはお手伝いさせていただきました。こうした地元でもイベントは本学部生にとって非常に良い学びの場となっております。

ふじさわ元気バザールの会場にレディオ湘南のブースがあり、ラジオ放送および会場での店舗をインタービューするなど盛り上げてくださいました。そこで、なんと3月に本学部を卒業し、レディオ湘南入社1年目の河野葉月(かわの はづき)さんが会場におりましたので卒業式以来の再会ができました。さらには、いつも多摩大学グローバルスタディーズ学部のラジオ番組、レディオ湘南「グローバルに発信!」でお世話になっている企画編成局 技術部 高橋優佳さんとも再会することができました。

今後もこうしたイベントを機に本学部と藤沢市の皆さまとの協力やお手伝いの場を増やしたいと願っております。

経営情報学部 内藤ゼミが、2022年4月16日(土)、武蔵五日市駅ロータリーで開催された「五市マルシェ」と、2022年6月11日(土)、八王子市の富士森公園で開催された、「八王子手仕事アートマーケット」に出店しました。
今回は多摩地域のPRを目的とし、多摩地域をイメージさせる万年筆のボトルインク、府中市産のパイナップルを使ったパイナップルフレーバーティーと、飛騨高山地域のPRを目的とした、さるぼぼやりんごの駄菓子の販売を行いました。

また、地域をブランド化するための商品として、万年筆のボトルインクを制作、販売いたしました。多摩地域をイメージさせるカラーのボトルインクの売れ行きが好調で、幅広い年齢層の方に購入をして頂きました。中でも、匂い成分も添加した聖蹟桜ヶ丘の桜をイメージした和ピンクやワインを彷彿とさせるワインレッドなどが人気でした。
これからも開発を進め、カラーバリエーションも増やしていきたいと考えています。

  • 五日市マルシェの様子
    五日市マルシェの様子
  • 五日市マルシェの様子
    五日市マルシェの様子
  • 五日市マルシェの様子
    五日市マルシェの様子
  • 八王子マルシェの様子
    八王子マルシェの様子
  • 八王子マルシェの様子
    八王子マルシェの様子
  • 八王子マルシェの様子
    八王子マルシェの様子
  • 八王子マルシェの様子
    八王子マルシェの様子
  • 八王子マルシェの様子
    八王子マルシェの様子

中村そのこゼミ 4年生(2022年3月卒業)、金子慎吾さんがボランティア通信6月号の企画を担当しました。
脳トレになる文字探しクイズ第2弾です。


ボランティア通信 6月号(PDF 4.7MB)

関連リンク
中村そのこゼミ
中村そのこゼミの活動

本学経営情報学部 樋笠尭士専任講師が、6月9日、独立行政法人自動車技術総合機構の交通安全環境研究所が主催する講演会「自動運転の普及に向けた取り組み~社会的に受容される安全性の確保を目指して」(東京大学伊藤国際学術研究センター:参加者353名)において、招待講演をしました。

講演内容は、「自動運転レベル4における自動運転に携わる者の義務と責任-ドイツの改正道路交通法との比較- 」でした。

国際基準を策定する国連 W29において、日本側から提案をし、ルール形成をしていく国土交通省・交通安全環境研究所に対して、レベル4に関する道路交通法の法的問題についての分析を伝え、方向性を示す講演を行いました。

6月8日(水)、「アントレプレナーシップ論」(担当教員:趙佑鎭教授、履修人数:91名)の授業にゲスト講師としてConvivialité研究所代表の齊藤通貴様をお招きし、ご登壇いただきました。

齊藤様は長きに渡り慶応義塾大学商学部で教鞭をとられ、2020年3月に定年退官された後は「Convivialité(コンビビアリテ:わきあいあい、共生の意)研究所」を主宰されていらっしゃいます。本学経営情報学部の趙教授とは同じゼミの先輩、後輩として勉学に、そしてプライベートや生き方についてもご指導をいただいた間柄とのことです。またアメリカやフランスと言った海外での研究活動でもご活躍されました。

ご講演では文化とは何かについて、フランス、パリでのバス車内での運転手と乗客の会話からはじまり、食事が美味しい国と美味しくない国の違い、日本車のブランドが成功する国とそうでない国の違い、ある装飾品ブランドが日本で大成功した背景など、身近な事象を例にご説明いただきました。

続いて、文化の親和性と中心性を考慮した魅力度分析が重要であるされ、和食ビジネスがフランス、パリでどのように展開されてきたかを例に、時代背景と、その戦略について解説されました。その他、ラグビーの発祥、チキンラーメン、自動車レースの最高峰F1、恵方巻、蕎麦つゆの色など、文化を考える上で興味深いお話をいただきました。

本学の学生へのメッセージとして、「文化は学ぶものではない。自分が好きなことに徹底的にのめり込むことで、必ず文化の問題が入ってくる。例えば大リーグの野球と日本のプロ野球の違いがあるのはなぜかを突き詰めると、文化の違いを避けては通れないことが分かる。」とされ、分野を問わず一つのことに打ち込む大切さを説かれました。

最後に科目担当の趙教授より、一見無駄だと見えるものでも全て文化に繋がっており、イノベーションの鍵こそは文化にあると締めくくられました。

  • 齊藤様ご講演
    齊藤様ご講演
  • 趙教授から解説
    趙教授から解説
  • 質疑応答
    質疑応答

5月27日(金)、「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一、履修人数:274名)の授業にゲスト講師として、J-SCI Consulting代表・日本マテリアルハンドリング協会(所在地:東京都中央区)副会長 安藤康行様と日本パレットレンタル株式会社(所在地:東京都千代田区)企画営業1部部長 伊藤美 菜子 様に登壇いただきました。

マテリアルハンドリング(以下MH)とは、商品経済の基本である、商品や製品の移動や保管、荷役に関して経済性や生産性及び品質を向上させる手法です。日本マテリアルハンドリング協会では、メーカー、ユーザー、学識経験者が三位一体となって生産、及び流通の現場におけるMH理論の適用と検証、更にはその管理・運用技術の発展を図り、会員相互の交流により一層の進歩・発展を目指すことを目的としています。

導入部として本学4年生の藤田君が、MHの説明と私たちの身近にMHがあることを話してくれました。

安藤様の講義のなかで、「現在の物流には様々な問題があるが、特に労働環境の変化や小口輸送の増加・商品形態の多様化により人手不足が深刻である」とされ、その解決のため、運送の生産性向上や倉庫内の自動化などで、物流業界が抱えている課題をMHのもつ技術で解決していきたいと強い思いを語られました。

伊藤様の講義のなかでは、物流の課題としてドライバー不足や積載効率の問題があるとし、標準化されたパレットを広く普及していくことによりサービスや労働環境の向上に努め、将来的にはパレットと商品を紐づけして移動情報をデジタル化し、そのデータを共有化できる世界を目指しているとのことでした。「この業界の課題は山積みであり、他業界からの参入も多いので、多様性がありビジネスチャンスが多くあります」と学生に訴えられました。

松本先生の振り返りとして「いままでの物流のイメージから世の中の新しい変化の中でどう志を抱くかによって、ビジネスが大きく変わっていく」と締めくくりました。

<日本マテリアルハンドリング協会のホームページ>
https://www.jmhs.gr.jp/

<日本パレットレンタル株式会社のホームページ>
https://www.jpr.co.jp/

  • 藤田君によるMHの説明
    藤田君によるMHの説明
  • 安藤康行様
    安藤康行様
  • 伊藤美菜子様
    伊藤美菜子様
  • 振り返りの様子
    振り返りの様子
 

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