産官学民連携
2025年度春学期
T-Studio 公開講座
多摩大学では、地域社会の発展に寄与し、社会人の教養を高め、文化の向上に資するために2025年度公開講座を開催致します。
受講される皆さんを心から歓迎申し上げます。私たちは、受講生の皆様の“知的好奇心”にお応えするため、本学の特性を生かした講座を開講し、皆様との繋がりを強くしたいと考えております。
- 会場
- 多摩大学 多摩キャンパス
T-Studio2Fセミナールーム - 受講料
- 1講座 1,000円
※多摩キャンパスリレー講座を受講している方は無料
今期も多数のお申し込みをいただきありがとうございました。
開催スケジュール
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4月17日(木)
12:00~13:10
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地政学的観点からみた大統領弾劾以降の韓国情勢
2024年12月3日に宣言されたユン・ソギョル大統領の非常戒厳令は、数時間後に多数野党によってあっけなく解除され、大統領は国会で弾劾されました。多くの驚きと疑問が生じた当時の最中、ユン大統領が戒厳令に踏み切ったわけを、2024年12月12日の私担当のT-Studio講座で大胆な推測を交えて一部解説しましたが、今回は、新しい劇的な展開と独特な韓国の地政学的要素を加味してお話をしたいと思います。
併せて、アジアダイナミズムを現実感覚として理解できる済州平和フォーラムについても案内させていただきます。韓国済州島で5月28 日に開催される済州平和フォーラム(2泊3日・申請締め切り4月24日)は、毎年多くの多摩大生と教職員、日本の経営者が多摩地域の住民の皆様と共に参加する、アジア平和における国際関係と経営・経済・文化の先端の議論を行う場(日本語同時通訳付き)であります(詳細は、こちらをクリックして参考にしてください)。 今年度の日本関連セッションとしては、「農業」と「持続可能経営」の2つのテーマを予定しております。農業に関する諸問題と6次産業化の将来方向性を論じるセッションでは山田正彦弁護士・元農林水産大臣が、日韓の長寿企業の経営について論じるセッションでは日韓有数の経営者が登壇いたします。趙 佑鎭教授
韓国出身。韓国延世大学経営学部卒業後、文部省奨学生として日本留学。慶応義塾大学大学院商学研究科前期・後期博士課程修了。(社)韓国人間開発研究院研究員、かながわサイエンスパーク専門研究員、青森公立大学経営経済学部准教授を経て、現職。商学博士(慶応義塾大学)。
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4月24日(木)
13:00~14:00
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英語で脳トレー英語を使って体を動かし脳を鍛えよう
体を動かす英語表現を通して脳を鍛えていきましょう。特に視覚(時空間の確認―今、どこにいるのか、どこに向かおうとしているのか、何月何日なのか、何時なのか)、聴覚(英単語のアクセントと発音訓練―聴覚の衰えが認知症と大きな関連があると言われています)、体感(体のバランスー股関節を重視した転倒予防)を鍛え認知症の予防としていきましょう。
飯田 健雄名誉教授
1985年オーストラリア・ラトルーブ大学大学院卒業 (Ph.D.)。高校時代は三段跳びをやっていた。現在はボディーボードが趣味。将来、ノースショア(ハワイ)で5メートル級の波に挑戦したい。 国際ビジネス学会。
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5月8日(水)
13:00~14:00
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儒仏神の日本思想史
日本の宗教世界は、昔から儒仏神の三教一致のシンクレティズムが成り立っていたと語られることが多い。また近年は、様々な角度から古代中世における宗教世界について紹介され、見聞きすることも多いが、ここで改めて日本の三教一致の世界観について振り返ってみたい。とりわけ古代のカミ信仰の世界から、中世以来の神仏習合や本地垂迹説など、よく耳にする機会の多い話も交えて紹介をしてみたい。
高橋 恭寛准教授
東北大学大学院文学研究科にて博士(文学)を取得。専門は日本思想史・日本倫理思想史・日本教育思想史。東北大学大学院文学研究科専門研究員、宮城県岩沼市教育委員会市史編纂室編纂専門員、東日本国際大学東洋思想研究所准教授を経て、現職。
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5月15日(水)
13:00~14:00
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テレワークで働くチームの信頼を深めるコミュニケーション術
実証実験を元に、テレワークを成功させる秘訣をお伝えしますコロナ禍は対面で会うことを避け、オンラインによるミーティングを促進しました。しかし、オンラインではチームワークの基本となる信頼構築などに課題が生じます。
本講座は、4月に出版した書籍を元に、効果的なテレワークの導入には、どのようなコミュニケーションが有効なのか、具体的なコミュニケーションの手法やその効果についてお話します。新西 誠人准教授
多摩大学経営情報学部経営情報学科卒。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了、修士(政策・メディア)。東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科博士後期課程修了、博士(技術経営)。NTTサイバースペース研究所、リコー研究開発本部、リコー経済社会研究所などを経て2022年4月より現職。
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5月22日(水)
13:00~14:00
5月29日(水)
13:00~14:00
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情報伝達のための絵画作品とは-18世紀から19世紀アジアの画像- Ⅰ,Ⅱ
絵画といえば美術館にある芸術作品と想像することだろう。しかし、18世紀から19世紀後半にかけて見知らぬアジアを視覚化したのはイギリス陸・海軍の将校、絵心のある貿易商人によって描かれた作品など、軍事目的および領土拡大のための情報伝達資料であった。つまりイギリス東インド会社、軍、貿易拡大に必要な情報を伝達する目的で描かれた作品である。
別の意味で日本の浮世絵は情報伝達目的、今でいうなら旅行ガイドブックとしての役割を担っていたと解釈できる。浮世絵の場合は著名な浮世絵師の作品が多く残され「日本」を海外に発信した。ここでは、欧米人画家および日本人絵師たちが発信したアジアを検証してみたい。安田 震一特任教授
1983年ラバーン大学(カリフォルニア州ラバーン市)卒業、1984年コロンビア大学大学院国際関係研究科(ニューヨーク市)から中国北京大学国際政治研究科へ留学、その後1993年に東京大学大学院地域文化研究科修士課程を修了。1995年、香港大学アジア研究センター助理研究員となる。2001年より岡山県吉備国際大学助教授後に教授、国際交流室参与、留学生課参与およびラーニングサポートセンター長などの役職を兼ねると同時に岡山理科大学および順正短期大学にて非常勤講師を兼務。2006年東京大学大学院地域文化研究科にて博士号取得、2008年より東京大学大学院国際ジャーナリズム寄付講座にて特任講師を経て、2011年4月着任。グローバルスタディーズ学部長、副学長を経て現職。
専門研究分野:表象文化、東西文化交流史、中国史。
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6月5日(水)
13:00~14:00
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記憶の活用法精緻化方略をマスターしよう
どうすればより良く記憶することができるのかは、認知心理学の記憶の分野では長く研究されてきているテーマの一つです。
その中で、記憶の符号化のための方略として非常に有効とされているのが精緻化です。この精緻化を活用することで、覚えにくい情報を覚えやすくすることができます。今回はこの精緻化方略を活用することで、記憶できる情報を多く、質の高いものにできるどうかをワークを通じて実践してみたいと思います。加藤 みずき准教授
新潟県出身。中央大学文学部人文社会学科卒業後、法政大学大学院人文科学研究科に進学し修士号取得(心理学)。専攻は認知心理学・教育心理学で、主に記憶と感情の関連についての研究活動に従事。同大学院博士後期課程単位満了退学後、2018年度より現職。
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6月12日(水)
13:00~14:00
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『中国の夢』とは何か 中華民族の偉大なる復興が意味するもの
中国は、世界第2位の経済大国として大きく発展・成熟する一方、内政面では経済を中心とした社会的諸問題が顕在化し、外交面では米国を中心とした世界秩序への挑戦による西側諸国との各種摩擦が増加するなど複雑な様相を呈している。
本講座では、中国を複眼的な視点で理解し知見を深めることを目的とし、習近平国家主席が提唱してきた「中国の夢=中華民族の偉大なる復興」の歴史的経緯と今日的意味を踏まえながら中国の今後を考えてみたい。巴 特 尔教授
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学(学術博士)。三井物産戦略研究所を経て、多摩大学経営情報学部准教授。東京財団『現代中国研究プロジェクト』メンバー(2012~14年)。専門は、中国・大中華圏経済論、東アジア国際関係。
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6月19日(水)
13:00~14:00
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江戸時代の『暦』の世界Ⅰ―改暦問題と幕府の天文方
我々の生活の中には、当たり前のように暦(カレンダー)が存在しています。ただし江戸時代の暦は現在とは大きく異なっており、いわば異なる「時」の観念が存在していました。ここでは、日本の暦の歴史の中で大きな転換点となった17世紀後半の改暦問題を取り上げます。いわゆる貞享暦誕生の背景には、どのような動きがあったのでしょうか。その政治的な側面を中心に「時」の支配をめぐる問題について考えます。
大森 映子名誉教授
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。専門は日本近世史。
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6月26日(水)
13:00~14:00
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江戸時代の『暦』の世界Ⅱ―暦をめぐる文化と社会
前回に引き続き、江戸時代の暦の問題を取り上げます。暦の頒布については、大きな制約がかけられていましたが、そのような中で江戸時代の人々はさまざまな分野に「暦」を織り込んでいきました。江戸の人々は「暦」を梃子として、文化的にも社会的にも独特な世界を生み出していくことになります。ここでは、江戸の中期に流行した大小暦を紹介しながら、江戸の粋と洒落に挑戦してみましょう。
大森 映子名誉教授
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了。専門は日本近世史。
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7月3日(水)
13:00~14:00
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70代をどう生きるか―80代への助走
今から50年前は、60代が人生の終末期と捉え、70代をいきいきと社会に貢献しながら過ごすことはほとんど考えられませんでした。一方、2020年代、70代を趣味への没頭、旅行、社会人講座への積極的参加、簡単な起業を起こすことですら当たり前の時代にはいりつつあります。この講座では70代をいかに健康に過ごすかに焦点をあて、特に「高齢者うつ」の問題を取り上げ、その陥穽に陥らず、80代へ向かう力強い助走を考えていきます。
飯田 健雄名誉教授
1985年オーストラリア・ラトルーブ大学大学院卒業 (Ph.D.)。高校時代は三段跳びをやっていた。現在はボディーボードが趣味。将来、ノースショア(ハワイ)で5メートル級の波に挑戦したい。 国際ビジネス学会。
7月10日(水)
13:00~14:00
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異文化トークサロン留学生と語る世界の文化
多摩大学には多くの留学生が学んでいます。本講座では、アジア各国出身の留学生が、自国の文化やおすすめの観光地を紹介し、日本での暮らしや文化の違いについてお話しします。参加者の皆さまも、留学生に質問したり、ご自身の体験をシェアしたりしながら、楽しく交流し、異文化への理解を深めていただけます。さまざまな国の文化に触れ、新しい発見をしてみませんか?皆さまのご参加をお待ちしています!
石川 晴子教授
関東学院大学文学部英米文学科卒、University of York (UK) にてM.A.とPh.D.(言語学)取得。専門は言語学(統語論)。関東学院大学文学部、日本大学短期大学部、多摩大学経営情報学部非常勤講師を経て2007年4月より現職。翻訳と読書、散歩が趣味。
多摩大学T-Studio公開講座の受講にあたって
- 本学には駐車場の用意がございません。お車での来校は一切できませんので、バスなど公共の交通機関をご利用下さいますようお願い致します。最寄駅からのバス便(路線バス及びスクールバス)につきましては、ホームページにて「交通アクセス、スクールバス時刻表」をご参照ください。
- 自転車・バイクでの来校は可能ですが、構内では安全のためバイクはエンジンを止めて押し歩きとなっておりますので、ルールに従い指定の自転車・バイク置き場に駐輪ください。
また、自転車・バイクに「多摩大学駐輪シール」を貼っていただきます。初回に講座会場受付にてシールをお渡しいたしますので、スタッフにお声がけいただきますようお願い致します。(申請書の記入やご持参いただく書類等はございません。シールのみお貼りください。)
※既に多摩大学駐輪シールを貼って頂いている方は、そのまま御使用下さい。
- 講義中は携帯電話やスマートフォン、アラーム時計など、音の出る物は電源をお切り下さい。
- 講義中の飲食や、撮影・録音は一切御遠慮下さい。
- 講師体調、事故、交通機関の乱れ、台風等の天災、その他やむを得ない事由により、休講、講座時間を短縮する場合があります。その際、ホームページにてお知らせ致します。
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お問合せ
多摩大学
TEL:042-337-7300 FAX:042-337-7103
E-mail:kouza@gr.tama.ac.jp