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2023年7月27日(木)、鎌倉市、鎌倉市観光協会と多摩大学との3者包括連携協定に基づき、鎌倉芸術館にて、第4回 鎌倉ホスピタリティ観光セミナーを開催致しました。

今回は、株式会社日本旅行事業共創推進本部チーフマネージャー兼日本旅行総合研究所主任研究員 安島 聖氏を講師にお迎えし、「これからの観光業~SDGsとともに考える~」をテーマにご講演いただきました。

「SDGs≠ボランティア」のテーマでは、2015年国連サミットにて採択されたSDGs17の目標とそれらを3つの階層で構造を示したウェディングケーキモデルを用いた説明から始まり、その後SDGsの現在地として、環境省の脱炭素運動など省庁の動き、観光産業の動向、さらに旅とSDGsに関する旅行者へのアンケート調査結果に基づく旅行者のSDGsへの意識について示されました。

続いて紹介された「時代と観光へのニーズ」では、時代ともに変遷する市場のニーズと観光のあり方についてご紹介いただきました。昭和の観光はSeeing=観光名所を見に行く、目に見える景色を楽しむ時代。平成の観光はDoing=観光スポットに加え、「そこで何ができるか」重要視する時代。そして令和の観光はBeing=現地での交流、体験、偶発的な発見・学びなどを楽しむ時代とのことでした。

株式会社日本旅行は1905年に創業し、観光庁長官登録旅行業第2号という歴史ある旅行会社であり、いつの時代も社会の変化に合わせ時代を先取りする旅を創造してきました。近年は、旅行のみならず、文化、地域創生、教育、SDGsをはじめとする社会課題の解決への貢献を目指しています。総合旅行会社がもつ豊富な知識と経験からSDGsを軸にこれまでの様々な取り組み事例をご紹介いただきました。

最後に、国内外から多くの人々が訪れる観光地・鎌倉に向けて、鎌倉市観光協会が掲げるSDGsの取り組みを実現し、「すべての人が観光を楽しめるまちづくり」「持続可能な地域社会と地域環境への貢献」「伝統文化の継承と未来の観光地を担う人材の育成」「継続雇用のための施策」に取り組み、鎌倉市がSDGs未来都市の先駆者となることへの期待が述べられました。

後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所

  • 安島聖講師
    安島聖講師
  • セミナーの様子
    セミナーの様子
  • 会場の様子
    会場の様子

8月3日(木)に、グローバルスタディーズ学部2年生のCHP学外活動を実施しました。

CHPとは、「 Career Honors Program(特別専修プログラム) 」の略で、グローバルスタディーズ学部における人材育成のモデルとなる学生を育成するための特別専修プログラムであり、留学、国内外研修、就職に直結する科目の履修等を柱とし、目指すキャリアパスに沿って合理的に組まれたカリキュラムです。
(Career Honors Program(特別専修プログラム)ページ:https://www.tama.ac.jp/faculty/sgs/chp.html

今回の学外活動、前半はANAグループの総合トレーニングセンターである「ANA Blue Base」様を訪問し、世界最新鋭の訓練設備を有する日本最大級の訓練施設を見学しました。
空港の舞台裏や様々な職種と役割を理解する貴重な体験となりました。
さらに現役CAの方との座談会の機会をいただき、経験談を交えながら質問に答えていただきました。
実際に社会で活躍するCAの声は、今後の大学生活における目標や心構えに大きな影響を与えました。

学外活動後半は、東京国際空港ターミナル株式会社(TIAT)様を訪問し羽田空港第3旅客ターミナルの概要と施設について説明を受け、特徴的なユニバーサルサービスを中心に見学しました。
ユニバーサルデザインが人々の多様性を受け入れる重要な役割を果たしていることを学びました。

中村そのこゼミ、4年西井 菜々穂(にしい ななほ)さんのグループが、ボランティア通信8月号の企画を担当しました。
今回の企画は、ことわざ文字埋めクイズです。


ボランティア通信8月号(PDF 4.84MB)

関連リンク
中村そのこゼミ
中村そのこゼミの活動

鎌倉市と鎌倉市観光協会、多摩大学グローバルスタディーズ学部との包括連携協定に基づき、本年7月より「鎌倉ホスピタリティ観光セミナー」(後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所)を開催しております。
全8回の内、前半4回を終了しましたが、9月より始まる後半4回分について追加の募集を行いますのでお知らせいたします。

9月4日(月) 戦略的観光マーケティングとプロモーション
9月5日(火) 「持続可能な観光」からオーバーツーリズムを考える
9月22日(金) 観光地における医療と防災
9月25日(月) ジェロントロジーと美齢学

会場:鎌倉芸術館(JR大船駅から徒歩約10分) 会議室1(3F)
時間:19時00分~20時30分
定員:50名(先着順)
受講料:1講座/1,000円当日現金で受付

詳細、申込方法につきましてはこちらをご覧ください。(PDF 1,224KB)

多摩大学経営情報学部では、専任教員を公募いたします。

詳細はPDFをご覧ください。

■募集分野

・会計学(簿記論、財務会計論)

■応募締切

2023年9月15日(金)必着

■指定様式は、下記よりダウンロードしてください
様式1_応募書
様式2_個人調書
様式3_教育研究業績書
シラバス記入要項

多摩大学 学長室事務課
E-mail:saiyo-kyoin★gr.tama.ac.jp
★を@に変換してください

多摩大学グローバルスタディーズ学部 堂下 恵教授が、8月8日(火)、日本テレビ「カズレーザーと学ぶ。」(毎週火曜よる10時~11時)に出演いたします。

是非ご覧ください。

多摩大学グローバルスタディーズ学部では大学・地域の双方の一層の発展を目指して毎年夏期に市民講座を開催しております。多摩大学と藤沢市の共催で、今年も3回にわたって開催いたしますので、多数の方のご参加をお待ちしております。

第1回 令和5年9月2日(土)
学校教育の改革の動向~学校と地域の関係に着目して~

第2回 令和5年9月9日(土)
「心を動かす顧客体験」を生むホスピタリティの極意

第3回 令和5年9月16日(土)
グローバリゼーションに未来はあるのか?

会場:多摩大学湘南キャンパス E301教室
時間:10:30~12:00
費用:無料
対象:藤沢市在住・在勤・在学の方 定員各回100名

詳細、申込方法につきましてはこちらをご覧ください。 (PDF 720KB)

大学コンソーシアム八王子の令和5年度学生企画事業補助金に、 自由企画部門で本学経営情報学部 梅澤ゼミの「世代間交流八王子駅前サロンプロジェクト2023」と内藤ゼミの「八王子市産の多摩産材を使ったお香の開発」が採択されました。「世代間交流八王子駅前サロンプロジェクト2023」は地域と協働して学生が高齢者サロンの企画運営を行うもので、「八王子市産の多摩産材を使ったお香の開発」は多摩産材を使い、八王子市や府中市産のハーブから、精油を生成、ブレンドし、お香を開発、商品化します。
7月7日には、八王子市学園都市センターにて採択式が執り行われました。

大学コンソーシアム八王子 学生企画事業補助金
https://gakuen-hachioji.jp/main-business/kikakuhojo/

  • ポスタ―セッション
    ポスタ―セッション
  • 梅澤ゼミのプレゼン
    梅澤ゼミのプレゼン
  • 内藤ゼミのプレゼン
    内藤ゼミのプレゼン
  • 採択証明書授与
    採択証明書授与
  • 集合写真
    集合写真

藤沢の夏の風物詩である「第16回藤沢宿・遊行の盆」が7月22日(土)、23日(日)に藤沢駅周辺、及び遊行寺で開催されました。遊行の盆は、時宗の総本山「遊行寺」の開祖一遍上人が全国に広めた踊り念仏が盆通りの有力な起源といわれていることから始まった盆踊りイベントです。遊行おどりに加え、全国三大盆踊りの阿波踊り、西馬音内盆踊り、郡上踊りも招待して競演することで、毎回大きな盛り上がりを見せています。

コロナ禍のため実施を見合わせていた企画「遊行ばやしコンテスト」も4年ぶりに開催となりました。一般市民の方が参加して踊りやパフォーマンスを競うコンテストですが、今年は全18チームが参加し、本学グローバルスタディーズ学部からも留学生を含む14名(女性9名、男性5名)が「多摩大学」チームとして参加しました。コロナ禍前は本学も何回か参加していましたが、今回は盆踊りが初めてという学生も多く、遊行踊りの講師の方に指導していただいて練習を重ねてきました。

当日は梅雨明け初日と重なりかなりの暑さでしたが、久しぶりの開催とあって会場となるミナパーク前の通りは観客で大混雑し、熱気が溢れていました。卒業生の石川舞さんも応援に駆けつけ、プラカードを持って誘導してくださいました。
学生チームは7番目の登場で、若干緊張した面持ちながらも練習の成果を存分に披露することができました。湘南の夏の盛り上げに一役買ってくれたとともに、学生たち自身も多くの人の注目の中で踊り切ったことで満足気な表情を見せていました。

  • 学内での練習風景
    学内での練習風景
  • コンテストでの踊り
    コンテストでの踊り
  • コンテストでの踊り
    コンテストでの踊り

多摩大学経営情報学部の中国人留学生2名が、多摩大学附属聖ヶ丘中学校の「A知探Q(英知探究)の夏」講座で、中学生、高校生と交流しました。

事前に中学生、高校生が2つのグループに分かれ留学生に対して聞きたいことを考え、留学生に直接質問するという形式で、留学生には高度な語学力が求められました。

中高生から、「日本に来て一番驚いたことは」「(中国の)地元で美味しい食べ物は」といった一般的な事柄だけでなく、時事問題(台湾事情、歴史問題など)に踏み込んだ質問がありました。「日本の中学生、高校生は中国のことをよく知っている」と留学生はとても驚いた様子でした。

中高生も留学生から直接話を聞くことで、学びがより深まったようでした。

2023年7月8日、富士森公園(東京都八王子市)で開催された「八王子手仕事アートマーケット」に、経営情報学部内藤ゼミが参加しました。

今回は、これまでの集大成として、多摩地域らしさを表現した商品展開にいたしました。多摩地域らしさを表現したタイダイ染めのエコバックや、ゼミ内で開発したオリジナルカラーインクのペン、多摩産材を用いたお香、さらに香水やアクセサリーなどの販売を行いました。マルシェに参加することで、地域の人々が何を求めているのか、市場のニーズを肌で感じ、新たな研究につなげます。後期からは、新たなプロジェクトに挑戦していきたいと考えています。

鎌倉市、鎌倉市観光協会と多摩大学との3者包括連携協定に基づき、7月13日(木)、鎌倉芸術館にて、第3回「鎌倉ホスピタリティ観光セミナー」を開催いたしました。講師にANAインターコンチネンタル東京 セールス&マーケティング販売部長 佐藤健一氏を迎え、「分散型観光の手法について ~今までと違う宿泊施設のかたち~」をテーマにご講演いただきました。

鎌倉は歴史、文化、伝統、食、神社仏閣など名所旧跡があり、四季折々の魅力に溢れ、都心からのアクセスが良い立地です。そのため日本各地のみならず海外からも多くの人々が鎌倉を訪れます。しかし、訪れる観光客の旅程は日帰りが多く、鎌倉に滞在する観光客は多くありません。

佐藤氏は、「鎌倉を立ち寄って巡る場所ではなく、観光の目的地にするためにはどうすればよいのか」との課題を提起し、留まることでしか気づかない何かに出会う経験、ゆったりとしたひとときを過ごすからこそ味わうことのできる鎌倉の旅を考察しました。鎌倉に泊まることでしか得られない体験、これまでとは異なる観光の形について宿泊施設の見地から新たな可能性が示されました。

鎌倉市は、インバウンド向けサービスを含めて既に様々な取り組みを実施しています。そこに佐藤氏は、ホテル業界の専門家として様々な知見を示し、小規模分散型ホテルや街中ホテルで展開される地元の『つう』が通う飲食店のユニークな案内サービスの事例、地元の観光資源と宿泊施設が連動した地域ぐるみの観光地創りの事例などを紹介し、「鎌倉、その土地でしか味わうことのできない特別な体験創り」に向けて、宿泊施設の役割を示しながら貴重な意見、提案をご講演くださいました。

後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所

第2回の様子はこちらご覧ください
第1回の様子はこちらご覧ください

  • 佐藤健一講師
ANAインターコンチネンタル東京セールス&マーケティング販売部長
    佐藤健一講師
    ANAインターコンチネンタル東京
    セールス&マーケティング販売部長
  • 講演の様子
    講演の様子

2023年7月10日(月)、リチャード・メイ・ジュニア在大阪・神戸米国総領事が多摩大学グローバルスタディーズ学部を訪問し、講演を行いました。講演では、2023年5月の広島G7サミット、長きにわたる米国外交官生活および海外勤務地での豊富な経験などについてお話しいただきました。当日は、学生、教職員をはじめ、藤沢地域の高校の先生方、行政関係、地域の方々などが参加しました。

メイ総領事は今回、日本勤務が4回目となりますが、ウクライナのゼレンスキー大統領の広島G7サミットの特別参加が、36年間の外交官生活の中で最も記憶に残る、思い出深い滞在だったとのことでした。

G7 サミットの前に米国代表約1000人に対してメイ総領事が挨拶を行い、「歴史」を知ることの重要性について述べ、日本人にとって広島はどのような意味を持っているのか理解して対応する必要があると伝えました。さらに、アメリカ人として広島でのサミットを経験できたことは、米国代表として自分の人生にとって特別な意味があり、人間的な成長ができた機会に恵まれたとのことです。このような機会に巡り合えたことに関して感謝の気持ちが節々に強調されていたことが印象的でした。

講演では、米国大統領の車列(47台)の車について親しみを込めて「ビースト」(Beast:獣)と呼び、大統領専用車は常に2台使用し、どちらに乗車しているか分からないようにしているとの秘話もお聞かせいただきました。さらには通信用のビーストやメイ総領事のビースト、大統領専用機のエアーフォースワンが米海兵隊岩国航空基地に待機していたことなどもお話しいただきました。

今回の講演は、リチャード・メイ総領事と本学安田震一研究開発機構長との長年にわたる交流から実現いたしました。二人はコロンビア大学院のオリエンテーション初日(1983年8月末)に出会い、その後院生時代はメジャーリーグの試合観戦などスポーツを通した交流や、ジャパンセンターで日本映画を共に鑑賞したりすることで交流を深めました。大学院修了後、メイ総領事はエド・コッチ ニューヨーク市長(当時)の補佐官を務め、東京・ニューヨーク姉妹都市提携25周年記念(鈴木俊一東京都知事、当時)のために来日した際、東京で再会を果たしました。

本講演はグローバルスタディーズ学部のキャンパスで、次世代の若者や近隣の皆様にお話ししたいと2020年に実施予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で見送りとなってしまい、今夏ようやく実現を果たしました。

  • リチャード・メイ・ジュニア在大阪・神戸米国総領事
    リチャード・メイ・ジュニア在大阪・神戸米国総領事
  • 元外交官としてトークに加わる新美潤学部長
    元外交官としてトークに加わる新美潤学部長
  • 親しみを込めてビースト(獣)と呼ばれている米国大統領専用車(2台)
  • 親しみを込めてビースト(獣)と呼ばれている米国大統領専用車(2台)
  • 親しみを込めてビースト(獣)と呼ばれている米国大統領専用車(2台)
  • 通信用のビースト
    通信用のビースト
  • 大阪・神戸米国総領事のビースト
    大阪・神戸米国総領事のビースト
  • エアーフォースワン(米海兵隊岩国航空基地にて待機)
    エアーフォースワン(米海兵隊岩国航空基地にて待機)

経営情報学部 初見康行 准教授のインタビュー記事がマイナビキャリサポートに掲載されました。
「学生たちが「キャリア自律」の時代を歩んでいくために」のテーマで、初見准教授が2023年5月のカンファレンスで講演した「第6回 学生が選ぶ キャリアデザインプログラムアワード」の内容を踏まえたインタビューです。
ぜひご一読ください。

学生たちが「キャリア自律」の時代を歩んでいくために|多摩大学 初見准教授

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経営情報学部 初見准教授がキャリアデザインカンファレンスで講演を行いました

鎌倉市と鎌倉市観光協会、多摩大学グローバルスタディーズ学部との包括連携協定に基づき、7月6日(木)、鎌倉芸術館にて、第2回「ホスピタリティ観光セミナー」を開催いたしました。今回は、本学グローバルスタディーズ学部 田中孝枝准教授が「ポストコロナの中国観光」をテーマに講演いたしました。

講演では、中国観光のインパクト、訪日インバウンド観光のマーケティング戦略、中国観光の重要性について、社会および文化的な視点から述べられました。ポストコロナの中国観光では、2つのトレンドとして郷村旅行(Rural Tourism)、寺廟巡りについて言及しました。

中国は2019年時点で国内旅行者数、海外旅行者数ともに世界一の観光大国です。国際観光支出の約5分の1は中国人観光客によるものとなっています。中国が国際観光に与える影響は大きく、日本の観光現場も中国と向き合うことを避けることはできません。世界各地の街並みや娯楽施設が「中国人好み」に開発されているように、観光を動かす中国的な論理を理解することは、世界の観光動向を読み解くことにもつながります。ポストコロナの中国観光のトレンドを紹介し、今後のインバウンド観光について考えることが今回の講演の主旨でした。
中国(人)の移動はコロナ後の世界の観光業にとって追い風になることは間違いなく、今後国際線の便数が2019年のレベルまで回復するかがポイントなります。

後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所

  • 田中孝枝 准教授
    田中孝枝 准教授
  • セミナーの様子
    セミナーの様子
  • 会場の様子
    会場の様子

7月5日(水)、鎌倉市と鎌倉市観光協会、多摩大学グローバルスタディーズ学部との包括連携協定に基づき、第1回「鎌倉ホスピタリティ観光セミナー」を開催いたしました。本セミナーは地域の観光関連に携わっている方々と共に教育、研究および人材育成に係わる取り組みで、初回は、本学グローバルスタディーズ学部 李崗(リ ガン)准教授が「中国人による親族・友人訪問観光の可能性」をテーマに、訪日観光のトレンドについて講演いたしました。

講演では、日本在住の外国人(中国人)の親族および友人が日本を訪問するきっかけとして、留学生の卒業式への参加、日本で就職した留学生による親孝行のための招待、日本留学からそのまま日本に定住した留学生が結婚、出産した際の育児支援など様々なケースが考えられるとのお話がありました。また親が本国で定年を迎えたあと、家族団らんで日本を訪れるケースもみられるとのことです。
このような親族・友人を訪ねる観光は、マナーの悪さ、観光先での生活パターンを無視する、などの意見が生じる中国人に対して、日本に滞在、定住している中国人が仲介したり、文化の橋渡しとして入ったりすることから、マナーに関する問題は軽減されるとも考えられるとのことです。
コロナ禍前の2019年は、959万人の中国人観光客が日本を訪れました。現状、まだ訪問者数が回復していないなか、ポストコロナにおいて日中間の移動が再び活発化することは間違いなく、その中で、日本の観光地にとって中国人による親族・友人訪問観光の持つ可能性について考えさせられるテーマとなりました。

後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所

2022年11月1日、鎌倉市(市長:松尾崇)と公益社団法人鎌倉市観光協会(会長:大森道明)及び多摩大学(学長:寺島実郎)は、鎌倉市の観光振興の推進や次世代の人材育成を図ることを目的として、包括連携協定を締結しました。

本連携協定締結により、鎌倉市、鎌倉市観光協会及び多摩大学は、観光振興の推進や
次世代の人材育成を目的に各々の人的及び知的資源を活用した連携協力を図ります。

<連携協力事項>
・鎌倉観光に関する調査等の実施
・観光振興に係る支援・協力に関すること
・教育、研究及び人財育成に関すること
・その他本協定の目的を達成するために必要と認められること

  • 李 崗 准教授
    李 崗 准教授
  • 会場の様子
    会場の様子
  • 講演の様子
    講演の様子
 

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