平成24年2月14日(火) 13:00~18:00 せんだいメディアテークにおいて、多摩大学 東北「道の駅」大震災研究プロジェクト報告会が開催されました。
昨年3月11日に起こった東日本大震災は、日本全土に大きな被害を与えるとともに、日本の防災やまちづくりのあり方に大きな転換を求めています。
東北の「道の駅」は、震災直後に被災者救援の拠点となっただけでなく、自衛隊・消防等の基地・物資の集積配送場所、市場の開催場所など復旧・復興支援の拠点としても機能したと言われています。
本研究プロジェクトでは、「道の駅」が果たした救援、復旧・復興支援機能の実態を明らかにするため、被災地の29の「道の駅」や地方自治体に行ったヒアリング調査と、139の全東北「道の駅」を対象としたアンケート調査を行いました。
本報告会では、その結果を報告するとともに、関係者のパネルディスカッションを通して、「道の駅」が今後果たしうる、平常時と災害時の双方に適応した地域の多機能型交流拠点としての役割を議論、提案するものです。
上記の趣旨のもと、おこなわれた報告会は、200名を超える行政・企業・学生・一般の方々の参加者が集まりました。
報告会では、まず開会の挨拶として、主催者である多摩大学地域活性化マネジメントセンターの副センター長であり現地調査団長を務めた久恒啓一と特定非営利活動法人東北みち会議理事長の鐙 啓記様よりご挨拶をいただきました。
その後、
○基調講演 『東北から考える日本創生への道 ~「道」という視点の重要性~ 』
多摩大学学長 寺島実郎
○東北「道の駅」現地調査結果報告
多摩大学 経営情報学部 松本 祐一 准教授
酒井麻衣子 准教授
○パネルディスカッション 『道の駅に求められる新しい地域連携機能とは』と質疑応答
パネリスト5名
国土交通省東北地方整備局 道路部 道路情報管理官 赤川 正一様
道の駅「三本木」駅長 遠藤 栄悦様
道の駅「ひらた」駅長 高野 哲也様
特定非営利活動法人東北みち会議 事務局次長 安藤 美樹様
多摩大学 経営情報学部 中庭 光彦准教授
コーディネーターとして、松本 祐一 准教授
諸橋正幸(多摩大学地域活性化マネジメントセンター長)による閉会の挨拶により、盛況のうちに幕を閉じました。