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多摩市聖ケ丘”お散歩マップ”に注目集まる

[2007年11月1日]

多摩大学多摩キャンパスがある多摩市聖ヶ丘地域の防犯パトロールが巡るコースを紹介した「お散歩マップ」が多摩市広報誌で紹介され、多摩市役所でも掲示されるなど注目を集めている。
この「お散歩マップ」を作成したのは青山真梨子さん(経営情報学科3年)浅野恵さん(経営情報学科3年)寺平愛さん(経営情報学科3年)の3人。2年生の時に履修した「EXゼミ地域社会とビジネス(松本祐一准教授)」で”多摩の顔”を探すというフィールドワークを通じて多摩地域は雰囲気が良く、公園が多いが防犯対策が万全ではないのではないかという疑問を持ち、プロジェクトが立ち上がった。授業としては春学期のみで終了したが、3人は松本先生にお願いしてプロジェクトを継続することにした。もっと調べていくと既に”わんわんパトロール”という犬の散歩の時に専用のチョッキを着せて防犯を促す活動は行われていたものの、地元の人に認知されていないことがわかった。そこで警察署や、活動の中心となる地元の人と話すにつれて、犬の散歩コースをマップで紹介しようということになった。地元の人の協力もあり、聖ヶ丘小学校の授業に参加させてもらい一緒に近所をフィールドワークしたり、印刷費や運営費をお願いするために地元の商店街にお願いに回るなどまさに企画から制作、広報まで全てを3人で行った。
企画から完成まで約半年以上かかった「お散歩マップ」。作成した学生3人に話を聞いた。
「印刷費など、運営にかかる費用を集めるために地元のお店にお願いにいきましたが断られ続けました。途中でやめようとも思いました。でも、小学生との集まりの際に地元の方から”自分の限界を自分で作らないほうがいいよ”とアドバイスをもらい、最後までやり抜く決心がつきました。(青山さん)」「協力してくださった地元の方や、聖ヶ丘小学校の校長先生とお話ができるなど、今回のプロジェクトを通じて人と人とのつながりが本当に重要なんだと実感しました。こんなにも地域のことを考えている人がそれぞれの地域にいればもっと魅力的な町が増えると思います。こんな体験をさせてもらった松本先生に感謝しています。(寺平さん)」「マップのターゲットの設定、協賛広告のお願い、地図、デザイン、機能性、印刷といった話し合いや、一から自分たちで考えて行動し最後までやり遂げたことは今の私にとってとても為になりました。地域の方が喜んでくれたこと、親切にして頂いたこともすごい感謝しています。大学生活のうちにこういった経験ができたことを嬉しく思います。(浅野さん)」

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作成したMAP

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フィールドワークの様子

 

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