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中川ゼミ「コンビニ経営ゲーム大会」開催

[2007年1月16日]

経営情報学部中川理ゼミが企画した「コンビニ経営ゲーム大会」が2007年12月16日(土)に多摩キャンパスで行われた。中川ゼミはマーケティング戦略を研究するゼミで当初はゼミ内の活動として経営戦略シミュレーションゲームを開発していた。今回の大会を企画した事についてゼミ長を務める相原由隆君(4年生経営情報学科)はこう語る。「私たちのゼミは土曜日に開講しているので平日に他のゼミ生や1年生との接点がなかったのです。なんとか自分たちのやっていることや就職活動を通じて感じたことをみんなに伝えたくて企画しました。ゲーム性を重視してみんなが楽しめる仕上がりになっていますが、実際の仕事の場でも
必要とされる限られた時間で戦略をたて、決定していく力をつけることができるシミュレーションになっています。」
当日参加したチームは18チーム。各チームがコンビニチェーンを経営する企業となり収益力を元に算出した企業価値で競う。午前中は3つの会場に分かれて予選を行い、上位6チームが決勝に進む。ゲームは市場となるマップ上にコンビニを出店する。各マスには売り上げが設定されていてマスに出店を行うと毎ターンごとに売り上げが入る。2×2マスや3×3マスといったエリアを一つのチームが支配すると売り上げが2倍、3倍になる集中出店効果や全部で10店舗以上出店するとコストが下がるスケールメリットを得ることができる。2チームが同マスに出店すると競争力の高いチームが支配店舗となる。この競争力を上げるためにはマネージャーを配置して自社の競争力を高める。このような対策を行うために各チームにはカードが配られ、様々な対策を行えるようになっている。マネージャーカードの他には乗っ取りやスパイといった妨害を行うもの、妨害を防ぐリスクヘッジのためのカード、その他にも商品開発や増資などが用意されている。全部で7ターンあり、ターンごとにイベントが発生し、火災による店舗焼失や人口増による売り上げ増等、様々なイベントが用意される。自社に影響があるカードが出る度に各歓声があがり、大いに盛り上がった。
多摩大学ではこのような学生主体のイベントが数多く企画・開催されている。”気付き”を得ることによって「自ら考え、実行する」学生が着実に育っていることの証であり、これからもっと増えていくことを期待したい。

当日の様子が2007年1月16日火曜日発行の朝日新聞で「連載「就職力」 多摩大 中川ゼミ 経営学べるゲームを企画」として紹介されました。 また、朝日新聞無料会員制サイト「アスパラクラブ(http://aspara.asahi.com/)」でも掲載されています。

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コンビニの経営戦略を練る参加者

 

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