多摩大学では、「地域社会に寄与する大学」として、ジェロントロジー(高齢化社会工学)の視点から高齢社会への対応に取り組んでいます。その一環として、2025年度は、大学が地域住民のためのコミュニティの場を提供し、地域とのつながりを深める教育プログラム「アクティブ・ラーニング世代継承プログラム」(担当教員:小林英夫 履修者:20名)を展開しています。
本プログラムでは、学生が本学開講の公開講座「リレー講座」を聴講する地域の高齢者の皆さんと交流するサロンを設置しています。サロンは、高齢者がこれまで培ってきた経験や知識、想いを語る場であり、学生にとってはその“活力”を直接受け取る貴重な機会となります。
学生はこの交流を通じて、「高齢者のこれまでの人生の軌跡や次世代に伝えたいこと」を丁寧に記録し、データとして蓄積。こうした対話と記録のプロセスを通じて、世代を超えた学びの深化と地域社会における持続可能な関係構築が図られています。