2025年8月25日・26日の2日間、インターゼミ(社会工学研究会)合宿を箱根にて開催しました。今回の合宿には、学部生23名、社会人大学院生5名、大学院修了生2名、そして教員12名が参加し、世代や立場を越えた学びと交流の場となりました。
【初日のプログラム】
初日は、4つの班がそれぞれの研究テーマに基づき中間発表を行いました。
・DX班
「生成AIとDXによる社会的弱者支援の可能性~孤立と情報断絶を乗り越えるテクノロジーの役割と恩恵~」
・アジアダイナミズム班
「「パックス・モンゴリカ」時代の文化交流史~環ユーラシア交易網がもたらしたもの~」
・多摩学班
「潤多摩「外国人は多摩地域に来たる??」
・サービスエンターテインメント班
「多角的に捉えた地域活性化~沖縄の過去・現在・未来」
各チームは、これまでの文献研究やフィールドワークで得られた成果をもとに、現状の課題を整理し、解決に向けた具体的な提案を発表しました。発表後には学部生、大学院生、教員間で活発な質疑応答が繰り広げられ、学際的かつ実践的な議論が展開されました。
さらに、寺島学長から各チーム対し、具体的かつ有益なアドバイスと温かい激励の言葉が贈られ、学生たちにとって大きな励みとなりました。
【2日目の講話】
2日目には寺島学長より講話が行われました。課題解決力の基盤となる「全体知」の重要性と専門知・総合知・全体知を統合し、これからの時代に求められる知とは、優先順位を見極める力(インテグレイト)であると強調されました。その力を身につけるには、的確な歴史認識を持ち、世界の中で自分自身の立ち位置をどう捉えるかが大切であるとゼミ生に強く伝えました。
【学びと成果】
今回の合宿は、仲間と学びを共有し、多様な価値観に触れる貴重な機会となりました。参加学生たちは、自らの研究テーマをさらに発展させる意欲を新たにするとともに、今後の学びやキャリア形成に活かせる多くの示唆を得ることができました。
【多摩大学インターゼミについて】
多摩大学のインターゼミは、学部・学科の枠を越えて学生と社会人大学院生、教員が集い、多角的な視点で研究を行う場です。フィールドワークや文献研究を基盤に、実社会に直結するテーマに取り組むことを特色とし、寺島学長の直轄ゼミとして展開されています。
DX班の発表
アジア・ダイナミズム班の発表
多摩学班の発表
サービスエンターテイメント班の発表
寺島学長からの講評
質疑応答の様子
寺島学長の講話を聴講する参加者たち
寺島学長の講話