2024年10月19日(土)と20日(日)、湘南モールフィルにて池坊鳳秀流の家元長田華鳳先生の華展「Theいけばな展」(後援:藤沢市、藤沢市教育委員会、レディオ湘南)が開催されました。
長田華鳳家元には多摩大学グローバルスタディーズ学部(以下:SGS)で非常勤講師として、6年間にわたり華道の歴史、文化および実技を指導いただきました。
今回の作品展では池坊鳳秀流に伝わる、技術の粋を凝らした古典いけばなをはじめ、テーマである「彩IRODORI」に挑戦すべく、鮮やかな作品が数多く出品されました。さらにSGSの国際交流のイベントに際しても、いけばなのパフォーマンスをしてくださいました。
これまで担当いただいた科目の履修者の中には、藤沢展で佳作賞を受賞した学生や、今でも個人的にレッスンを受け、展示会に出品している卒業生もいます。またSGS在学中、留学先でいけばなを紹介したことから、日本文化に関する話をする機会を得たり、留学先の大学で日本語の授業のティーチング・アシスタントに抜擢されたりした経験をした卒業生もおります。これらの活動から自信を得て、新たなステップを踏み出すことへのきっかけとなるようなご指導をいただきました。
今回の60周年華展では、卒業生のジャリアンパン・ウラッサヤーさん(2022年卒、現:株式会社ゾフ)および 森 裕太郎さん(2022年卒、現:株式会社ゾフ)も作品を展示いたしました。長田華鳳家元によると、ジャリアンパンさん、森さん、石川舞さん(2020年卒)らは、将来は「いけばな」に携わる仕事がしたいと、感性を磨くことに努力されているそうです。長田華鳳家元の科目を履修したことから、卒業後は就職先とは異なる分野で社会貢献し、日本文化の継承など重要な役割を果たし、新たな自信に繋がっています。今後も卒業生への指導を期待いたします。
池坊鳳秀流創流60周年華展 Theいけばな展
(左から)ジャリアンパン・ウラッサヤーさん、特任教授安田震一、長田華鳳家元
ジャリアンパン・ウラッサヤーさんの作品 当日はスタッフとしても貢献しました
森 裕太郎さんの作品