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藤沢市地球温暖化対策地域協議会意見交換会にSGS学生が参加

[2023年12月26日]

2023年12月17日(日)13時より、藤沢市地球温暖化対策地域協議会の「近隣大学生との意見交換会」が開かれ、本学グローバルスタディーズ学部(以下、SGS)の学生2名が参加しました。

この地域協議会は、地球温暖化対策の推進に関する法律第40条に規定されているもので、地方自治体、事業者、住民等が日常生活に関する温室効果ガスの排出抑制等について協議するためのもの。藤沢市地球温暖化対策地域協議会においては、会員同士の協議に加え例年この時期に藤沢市内及び近隣の5大学(SGS、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス、湘南工科大学、日本大学生物資源科学部、文教大学湘南キャンパス)の学生との意見交換会を行っており、SGSは2010年以降、毎年参加してきています。

この意見交換会は2020 年から昨年まで3回、新型コロナウイルス感染症対策としてZoomを用いた遠隔方式により行われましたが、今年は藤沢市役所5階会議室に一同会する本来の形式で行われました。SGSからは、2年生の平間明紀さん、水橋颯士さん、また橋詰博樹特任教授(本稿筆者)が参加しました。日本大学を除く4大学より16名の学生・3名の教員が、また協議会員・藤沢市環境部職員等の10名を合わせ、29名が参加しました。

SGS生は、意見交換会の第1部/各大学における関係分野の活動紹介において、10月14日に自らが副実行委員長として開催した「ぶらりごみ拾いin六会2023」を中心に、SGSにおいて行ってきているごみ拾いの活動について、この8年間を振り返りつつSDGsの関連活動でもあることを述べるとともに、地域に根ざしつつグローバル社会での活躍を目指す「グローカル」を旨とするSGS生として、留学生や地域の外国人従業員・実習生等との交流や観光など、環境に留まらない地域連携を視野に入れた活動を紹介しました。

第2部では、パリ協定、我が国の温室効果ガス排出量2050年実質ゼロ目標、藤沢市の気候非常事態宣言等を踏まえた「身近な気候変動対策として私たちはどう取り組むべきか」をテーマに、全参加者を三つに分け、学生を中心としたグループ討議が行われました。個々人による対策行動の推進方法やそのための意識醸成の方法が中心となりました。SGSの平間さんは昨年に引き続いての参加ですが、ポイント制を活用した対策行動の可能性について、自らの体験に基づいた提案するなど、議論の流れを作る上で大きな役割を果たしました。

他大学の学生や、協議会に属する関心の強い市民、大学教員等との意見交換を通じ、2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロを目指して急速に動きつつある社会の最近の動きと考え方を理解するとともに、学生として、また卒業後の社会人となることを見据えた実践の格好の契機となったものと思われます。

  • SGS生による活動発表
    SGS生による活動発表
  • SGS発表スライド
    SGS発表スライド
  • グループ討議(平間さん)
    グループ討議(平間さん)
  • 全体写真
    全体写真
 

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