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多摩大学ジェロントロジー企画 第11弾「果樹体験×講座」を実施

[2023年11月7日]

2023年11月5日(日)、多摩大学「ジェロントロジー企画」 第11弾「果樹[ぶどう]体験×講座」を、山梨県南アルプス市にて実施しました。本企画は、「多摩大学 寺島実郎監修リレー講座」の受講者を対象に、農業体験を通して、リタイア後の世代が新たな社会参画を考える企画として2017年より開始したもので、今回で11回目の実施となります。

ぶどう畑では、醸造家 渋谷英雄氏のご指導のもと荒剪定と雨よけ用ビニール外しの作業を行いました。荒剪定は本剪定の準備となる作業で、番線の一番高い箇所から飛び出た枝を切り取る作業です。またビニール外しは、折りたたむ際に平たく伸ばすことが求められ、綺麗に折りたたむ作業に四苦八苦しながらも、一連の作業を一般参加者、学生、教職員で力を合わせながら行いました。

その後、農カフェ「月晴れる」へ移動し、渋谷氏から有機農法で栽培したぶどうで造ったワインについての説明と、地元の棚田でとれたお米のごはんや野菜が美味しい「畑のさつまいも入り野菜カレー」を昼食にいただきました。

同会場にて南アルプス市教育委員会文化財課のご協力により「ジャパンブルー再び~藍染と南アルプス市の歴史と文化~」のテーマで講座を受講しました。近年、現代日本を象徴する色「ジャパンブルー」として光が当てられている藍染の歴史をひもときながら、南アルプス市が江戸時代後期から明治時代にかけて藍染産業の中心地であったことや、最先端科学による藍の発酵のメカニズムについて、実演を交えながらお話しいただきました。

最後の行程では、「道の駅富士川」に立ち寄り、新鮮なフルーツや採れ立て野菜の買い物を楽しみました。
長い一日となりましたが、生産活動を経験し、歴史と文化を学ぶ充実した時間となりました。

 

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