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「教育関係者と文部科学省職員の対話」参加報告

[2022年10月25日]

多摩大学グローバルスタディーズ学部では、2022年10月13日(木)、教職科目「教育相談」(担当:石島照代非常勤講師)の授業の一環で「次期教育振興基本計画策定に向けた教育関係者と文部科学省職員の対話」が開催されました。
教育振興基本計画とは、教育基本法に示された理念の実現と、教育振興に関する施策の総合的・計画的な推進を図るため、同法第17条第1項に基づき政府として策定する計画です。

文部科学省では現在、次期計画の策定に向けた議論を行っています。
この議論の一環として、文部科学省職員有志から教員養成課程を履修中の未来の先生との対話を行いたいというお話を多摩大学グローバルスタディーズ学部にいただき、「教育相談」の受講者8名(過年度含む)が参加しました。大学生との対話企画は多摩大学が初めてとなりました。

  • 対話の様子
    対話の様子

議論は非常に白熱しました。参加者の満足度も高く、受講生からは下記の感想が届きました。

  • 教員になったら、国にばかり任せるのでなく、学校内部でできる解決策や改善策を探し、実行していきたい
  • 遠かった『文部科学省』という言葉が身近になった。自分も『チーム教育』の一員として、課題に向き合っていきたい。
  • 教員の労働環境に関する様々なニュースや現状が報道されてはいるが、対話を通して改めて教員や教育行政を担いたい気持ちが強まった。
  • 教育振興基本計画の策定や学習指導要領が多くの時間や多くの人によって成り立っている。成立までの努力に見合った指導を行なっていかなければならないと改めて実感。

今回の対話を企画した文部科学省の職員は「教職に進んだ際には自分自身が挑戦をしたいと学生の皆さんは語ってくれました。真剣な思いに胸を打たれました。その姿勢を後押しすべく、次期計画策定に向けた議論を行っていきます。」と語っています。

授業を担当する石島講師は「教員の労働環境を含め、教育問題は年々複雑化・多様化しています。今回の文部科学省職員との対話を通じて、多摩大学の学生さんも『チーム日本の教育』の一員として、課題解決に取り組む意識を持っていただけたことが、教員養成に関する教科を担当する講師としては最大の収穫と考えています」と語っています。
多摩大学グローバルスタディーズ学部では今後も、教員養成に関する取り組みに力を入れていきます。

 

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