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「多摩学Ⅱ」にゲスト講師として一般財団法人日本自動車研究所 新モビリティ研究部長 シニアエグゼクティブ谷川 浩 様がご登壇

[2021年11月22日]

11月17日、「多摩学Ⅱ」(担当教員:野坂美穂、高橋恭寛、長島剛、内藤旭惠、加藤みずき、樋笠尭士 履修者:398名)にゲスト講師として一般財団法人日本自動車研究所(東京事務所:東京都港区) 新モビリティ研究部長 シニアエグゼクティブ谷川 浩 様をお招きし、ご登壇いただきました。

同研究所は、クルマ社会の健全な進展に貢献することを使命とし、中立的、公益的な活動を行うことで日本の自動車産業の発展と自動車技術の進展に寄与しています。また、新モビリティ研究部はモビリティとして自動車の役割が多様化する中、産官学が協調して取り組まれている「車と社会のつながり」という新しい研究領域に取り組んでいます。

講義の始めに「本日は、学生の皆さんに地域の活動とモビリティについて考えて欲しい」とのメッセージがありました。授業では同研究所の概要、取り組みについてご説明いただき、自動運転の実現が社会に与える影響や無人自動バレーパーキング実用化の研究、自動運転の実用化に必要な安全性確保に係る取り組みなどについてお話を伺いました。

質疑応答では「便利さの一方で、自動運転に依存すると運転能力が低下しませんか」「実用化の課題は何ですか」との質問に、「ドライバーが運転する際も危険な操作や悪いクセなどを無くすよう自動運転がサポートすることで運転技術が向上することを狙っています」「交通死亡事故削減のために一般道路での実用化が必要ですが、一般道路は歩行者や交差点など交通環境が複雑なため、自動運転技術の向上と、自動運転に適した道路環境や法律の整備、社会受容性(認知・信頼されること)などの課題もあります」と回答いただきました。

最後に、谷川様ご自身が趣味と仰る25年に渡る地域貢献活動経験から「年齢や価値観の違う方々と一緒に、生活環境の改善や町内の交流活発化などを目的とした様々な活動に取り組む中で、会社の仕事では得られない知識・経験・人脈の幅が広がり、価値観の多様化など自分自身の成長を感じることができて、会社での仕事にも大いに役立ちました」とのお話があり、「学生の皆さんもボランティア活動などを通じて積極的に新しい自分を見つけてください」とのメッセージをいただきました。

一般財団法人日本自動車研究所ホームページ
https://www.jari.or.jp/

  • ゲスト講師の谷川浩様
    ゲスト講師の谷川浩様
  • 学生との質疑応答
    学生との質疑応答
 

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