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「事業構想論Ⅰ」の授業にゲスト講師として「株式会社コスモテック」代表取締役社長 高見澤 友伸 様がご登壇

[2021年7月19日]

7月9日(金)「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一)の授業にゲスト講師として「株式会社コスモテック (本社: 東京都立川市)」代表取締役社長 高見澤 友伸 様をお招きし、ご登壇いただきました。

同社は、1989年の創業以来、「高分子材料の配合と塗布」をコア技術とし、機能性フィルムの提供を通じて、さまざまなお客様の新製品開発、新プロセス構築を支援しており、エレクトロニクス業界をはじめとし、自動車、住宅施設、玩具、医療など様々な業界において、常に変化する市場やお客様のニーズに対応していくことで、新製品の開発と提案をグローバルに展開しています。また近年は、当社のコア技術を用いた“BtoC向け製品”の開発と販売を行うなど、常に新しい領域へのチャンレンジを進めています。

2018年度には同社が開発した「wemo ウェアラブルメモ 」は、多摩信用金庫主催の「第16回多摩ブルー・グリーン賞」にて応募総数173件(多摩ブルー賞77件・多摩グリーン賞96件)の中から、栄えある多摩ブルー賞(技術・製品部門)にて「優秀賞」並びに関東経済産業局長賞を受賞しました。

講義では中小企業の2代目社長として「事業継承」、「意思決定」、「新たな事業の構築」についてお話をいただきました。高見澤様は、異業種からの転身で2008年に社長に就任された直後、「リーマン・ショック」で大企業の市場撤退から中小企業が大打撃を受けたことで、自ら市場開拓をするために外部パートナーとの協業の推進を図り、現在では同社の技術を活かし海外へ向けた事業展開を積極的に行っています。

松本教授との対談では、「外部とのつながりの中で自社の強みとして他社より競争力のある製品・技術を意識することができ、一方で自社の適正と限界を認識することで他社との協業の必要性に気づくことが出来ました」とのお話があり、また、社長業について「状況の変化に応じた適応能力が必要となり、すべては自分の責任にあるという覚悟をもち、社員が働きやすい職場環境を整えることです」という「経営すること」についてお話を伺うことが出来ました。

最後に「自分と周囲の人々や物事との関係性を理解し、処理できる能力を身につけてください。まず、「自分自身を理解する」ことが、周囲の人々と良好なコミュニケーションをとることにもつながっていきます」とのメッセージをいただきました。

「株式会社コスモテック」ホームページ 

〜多摩ブルー・グリーン賞とは〜
地域で活躍する中小企業の方々の優れた技術や経営手腕を評価し表彰することで、地域企業による技術開発や経営戦略創造の活力を生み出し、地域経済がより活性化されることを願い実施するもので多摩信用金庫が毎年主催している。
<https://www.tamashin.jp/business/support/bluegreen/index.html>

  • ゲスト講師の高見澤友伸様
    ゲスト講師の高見澤友伸様
  • 授業の様子
    授業の様子
 

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