6月4日(金)、「経営組織」(担当教員:小林英夫)の授業にゲスト講師として「東京エレクトロン株式会社」の岡田浩治様(人事部 シニアスペシャリスト)をお招きし、ご登壇いただきました。
授業のテーマは、「人材マネジメントと人的資源管理について~ビジネス現場の視点より~」。
はじめに、環境の変化と競争の激化等の時代に応じた人事制度についてお話いただき、「就職活動をする上で「組織論」を学ぶことはとても重要であります。また、組織における人事評価においては「コンピテンシー」の活用が有効であるため、個人の能力やキャリア開発が必要不可欠になってきており、採用環境の変化に応じて多様な人材や企業事業に合致した人材の採用を行うコンピテンシー面接のある企業が増えています」とのご説明があり、企業の採用活動についてお伺いすることができました。
さらに、履修学生へ向けて「就職活動において、学生時代の経験を活かすことや要望に応える能力をPRする学生が多くいますが、企業は、新しい価値を生み出す力、何かを変える力を持っている人材を求めているので、就職を希望する企業の情報収集をしてください」とのアドバイスをいただきました。
質疑応答では、学生から「就職活動をするにあたって文系学生が身につけておいた方が良いことはありますか」との質問に「文系理系にとらわれず、自分のやりたいことに焦点を置いて考えてみてください。企業では文系理系など関係なく人事配置されることもあります」と企業の実態についてお話をいただきました。
また、「コンピテンシーを伸ばすにはどうしたらよいですか」と小林教授が尋ねると「経験から得た知識が大切となり、自分の強みを見つけて日々意識する心がけが必要です」とのご回答をいただき、「新卒で就職する価値を知っていただき、就職活動に取り組んでください。そして今を大事に過ごしてください。」とのメッセージをいただきました。
小林教授より授業の説明
ゲスト講師の岡田浩治様
質疑応答の時間
小林教授から質問