多摩大学 現代の志塾

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経営情報学部の2020年度秋学期授業の実施方針

[2020年8月28日]

本学の教学への取り組みにつき、いつも深くご理解、ご協力を頂いておりますこと、深く御礼申し上げます。

今年度は、全く経験したことのない状況の下、オンライン授業として春学期をスタートさせました。ただし、本学の教育は収録授業の視聴によってはとても目標を達成できないと判断し、すべての授業とゼミを授業時間割どおりに、ネットワークを通じて対面的に展開いたしました。学生は、履修した授業をすべて自宅にて受講することとなり、ご家庭にも多くのお気遣いを強いることになったのではないかと存じます。この点まずはご家庭のご理解とご協力に改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

また、緊急事態宣言が解除されたのちは、密を避け、大学のネットワーク負荷の限界を考慮しつつ、部分的な対面授業を復活させることで、多くはありませんでしたが新入生もキャンパスに足を踏み入れることが叶い、プレゼミや上級生のクラスメンバーも対面を果たすことができました。

このように本学部は、全教職員をあげてできる限りの教育を展開すべく取り組んではまいりましたが、総括として、多摩大学の教育すなわち、教員との密接な対面的やり取りを通じて、知識や技術のみならず社会観、就業観、人生観をも学生に伝えつつ、人間としての成長を引き出す教育は、残念ながら十分に完遂できなかったと考えております。

これらを踏まえ、秋学期につきましてはできる限り実地対面授業を展開することを基本方針として掲げました。ただし、感染拡大につながることがないようにするため、授業時間割と各授業の履修者の定員を見直します。具体的には、ホームゼミのみを配置しておりました5時間目(16:20~17:50)および6時間目(18:00~19:30)にも、通常講義科目を配置しなおし、001教室をはじめ、換気可能な大教室をフル活用し、教育活動を展開してまいります。教室での着席は学生間に距離を確保し、換気を積極的に行います。学生には、万一感染者が出た場合に備え、自身の健康状態への注視と、また濃厚接触者とならないための諸措置をお願いすることになります。

もちろん、政府からの自粛要請等の発出など、社会情勢の変化があった場合には、躊躇なく遠隔授業体制に移行できるよう、常に準備をしております。

行く先不透明な情勢の中ではございますが、現在我々が考えております秋学期の授業等展開方針につきましてお伝えをさせていただきました。何卒、今一度本学の教育へのご理解とご協力を心よりお願いする次第でございます。

なお、各御家庭の状況によっては、学生ご本人が大学への通学を躊躇せざるを得ない場合もおありかと存じます。その際には、保護者の方にもご確認いただき、遠隔受講の申請をお出しいただくことで、各講義を出校せずに受講いただくことを考えております。別途ご案内致しますので、ご確認頂きますよう、併せてお願い申し上げます。

2020年8月28日
多摩大学 副学長兼経営情報学部長 杉田 文章
多摩大学 事務局長 宮地 隆夫

 

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