ゼミ力の多摩大
TOP ゼミ力の多摩大インターゼミ(社会工学研究会)2018年度
2018年度 インターゼミ(社会工学研究会)
インターゼミとは、「社会工学研究会」として毎週土曜日、九段北寺島文庫三階のサテライト教室で行っている私自身の直轄ゼミナールである。大学院生と学部の学生約三十人を五つの班に分けて、それぞれに年間課題としての研究テーマを与え、文献研究とフィールドワークでチームとして課題に対する論文を書き上げる作業に挑戦させるものである。
一つの班に教授が二人以上配置され、世代を超えた共同研究になっているところがミソである。研究課題は「多摩学研究」「サービス産業研究」「地域活性化研究」「AI研究」「エネルギー・環境問題研究」「アジアダイナミズム研究」などを積み重ねている。中には個別の論文がコンテストの優秀賞を得たり、企業および地方公共団体から感謝状をもらう事例もでてきた。
およそ実社会で若者が担当する仕事は、与えられた課題をチームとして、限られた時間でフィールドワークと文献研究で解答をまとめあげるという方法によって、簡単に成果があがるものではないが、説得力のある切り口とプレゼンテーションを含めて、インターゼミは厳しい予行演習になるはずである。学生時代という貴重な時間に視界を広げ、社会人として「カセギ」」と「ツトメ」の両立を果たす基礎力を身に付けてもらいたいと願っている。
寺島実郎
文春新書「何のために働くのか 自分を創る生き方」より
狙い
現代社会の抱える課題について、学部・大学院・学年などをまたいで塾形式で切磋琢磨しながら、多様な要素や手法を組み合わせた柔らかい発想で、体系的・総合的な答を志向する総合設計力を身に付ける。
受講生自身による問題発掘・発見から仮説の提示、そして多様な要素の組み合わせによる問題解決へいたるプロセスの中で、寺島学長以下学内の教員や社会で活躍する学外の賢人による付加価値を高め、創造的問題解決策を志向・策定していく。
2018年度 研究テーマ
2018年度 最終論文
- アジアダイナミズム班
「モンゴル帝国の興隆と衰退」(PDF 12MB) - 多摩学班
「ジェロントロジーから見た多摩への提言
―人生100年時代を幸せに過ごす社会システムの要件とは―」(PDF 8.97MB) - サービス・エンターテインメント班
「日本の消費の現状と今後の展望~多摩地域の過去・現在・未来~」(PDF 9.1MB) - AI班
「くらしを助けるAIとしごとを取って代わるAI」(PDF 1.89MB) - 地域班
「ソーシャルキャピタルから紐解く持続可能な地域社会~幸せな地域社会をつくるためには~」(PDF 3.16MB)