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かけがえのない一ヶ月 (カナダ ビクトリア大学)
経営情報学部 男 Y.U. (2017年度春休み)

かけがえのない一ヶ月 (カナダ ビクトリア大学)

2018年7月5日

留学を振り返るため、授業面とクラスメイト、ホストファミリー並びにルームメイト面、私自身の学習面、ヴィクトリアの街並みと人の性質、今後の課題、これら5つを以下に記述します。

大学に到着した日の午前中にライティングテスト、午後にスピーキングテストを行いました。それに基づき、クラスをレベル0、10、20、30、40の大きく5段階に分け、私は10の上でした。クラスメイトは私を含め14人、うち日本人は10人でした。本クラスでは旅行や仕事、世間話をできるようにするため語彙、発音、文法に焦点を当てた講義でした。天候を表す単語や国々の食べ物、風習、地元についての説明、相づち、勧誘とその受け答えなどが具体的に取り組みました。率直に述べると、私には文法の学習は必要ありませんでした。すでに知っていることでした。毎日クラスメイトとペアで話し合いをする機会を設けていたので、授業開始から3日目にはクラスメイトと打ち解け始めました。後になってわかったのですが、クラスメイトの学力はかなり差がありました。TOEIC600点台の人もいれば、Be動詞と一般動詞を混同している人もいました。放課後や週末にはダウンタウンへ買い物やパブ、カジノへ行きました。

ホームステイ先では、ホストファミリー、ルームメイトの二人で過ごしました。彼らは穏やかな人でした。ルームメイトはTOEIC780点を取っており、ホストと殆ど問題なく会話していました。よく私は置いてきぼりになりました。夕食は18時にとり、シャワーは23時までに10分以内で、洗濯は週1,2回でした。カナダ人は天日干しを嫌い、皆乾燥機を使うそうです。

私はTOEICの点が低く劣等感を抱いていましたが、早稲田大学の学生から文法の鬼、歩く辞書という称号をもらいました。彼から根拠なく、私の単語力はTOEIC800点台だと言われたことがうれしかったです。留学する際に文法、単語帳、類似単語の使い分け、メールで使うスラング英語、感情表現の5冊の参考書を持って行きました。朝のバス30分と放課後2時間は勉強しました。一か月の留学期間はとても短いですが、学習した内容をすぐに試せるので、とても良い環境です。知っていることと、できることは全くの別物だと痛感しました。TOEICは外から内へ情報を入れる能力を測る物であり、内から外へ発信する能力を測っていないことに気づきました。理由がどうであれ私のTOEICの点が低いのは事実です。ですが同時に数字で評価されない物もあります。このことを留意して、今後も学習を続けます。月末には、英語の質問を英語で考えられるまで成長しました。

ヴィクトリアは閑静で、治安も良かったです。町の人も親切で、とても安心して過ごせます。日本人より、周りに合わせようとはしません。後ろのドアからバスを降りるよう決められているのですが、前から降りる人がいます。なお、バスには電光掲示板がありません。私は、今バスはどこを走っているのかが分からず、乗り過ごすのではないか心配でした。また、定期を所持していれば、どのバスも乗車できるので便利です。9割の人が降りる際に、Thank youと言っていたことが印象的でした。

今後の課題としては、参考書2冊、2単語で伝わる英単語と紛らわしい英語表現の使い分けを読み終えることです。並行してリスニングを鍛えることです。今まで以上に英単語の発音、特に母音に気をつけて学習することです。

●これから留学をする方へのメッセージ
参考書は必ず持って行くべき。
知らない単語は、辞書を引くように。


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