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僕がオーストラリアで経験してきたこと(ロイヤルメルボルン工科大学 語学研修)
経営情報学部 男 Y.I (2015年度春休み)

僕がオーストラリアで経験してきたこと (ロイヤルメルボルン工科大学 語学研修)

2016年6月28日

僕は、留学前に全くと言ってよいほど英語が喋れませんでした。
覚えていた英語はきっと、Thank you, How are you? , Excuse me, Can I have~,などだったと思います。あとは I like~ や I play~ , My name is~。
もはや中一レベルの英語力でした。そんな僕がなぜオーストラリアに行ったかというと、友人に海外の魅力をものすごく色々教えてもらったからです。僕は、洋楽は好きでしたが、外国までは興味を持っていませんでした。その友人にオーストラリアの魅力をたくさん教えてもらい、さらに留学に一緒に行かないかと誘われたのがきっかけでした。

初めての海外留学。
ほとんど英語を喋れないままでオーストラリアに行くことになりました。
慣れない気候、環境、日本語の通じない場所、よく分からないお金。
すべてが初めて、不安な気持ちもありましたが、それよりワクワクがとまりませんでした。
自分がどれだけのものなのか、ここで力量が分かる。そう思うだけで早く飛行機から飛び降りて行ってしまいたいくらいでした。

そして到着したオーストラリアのメルボルン、夏だと聞いていましたが日本の春のような気候でした。空港でドライバーさんと合流し、僕を受け入れてくれるホストファミリーのもとへ。彼らはとても優しい人たちでした。美人なマザーに、優しさが顔から溢れているファザー、そして9歳、7歳、3歳、1歳の活発な子供達。9歳と7歳は、イタリア語、バイオリン、フットサルを習っていました、、、なかなかすごい(笑)。最初はマザーの子供に対する怒り方がめちゃくちゃ怖くて俺も何かしでかしてしまったらあんなに怒られるのだろうか、、、とびくびくしましたが、そんな状況も三日で慣れました。そして、このファミリーは今まで何人かの留学生をステイさせていたらしく「いただきます」や「ごちそうさま」などを知っていました。そんなファミリーを起点として僕がやってきたことは3つあります。

まず一つ目は語学学校RMIT(ロイヤルメルボルン工科大学)へ通う。
初日はクラス分けテストでした。全然英語ができない僕はもちろん一番下のクラス。 クラスメートは、日本人2人、サウジアラビアと中国人が一人ずつの4人、そして先生。 スピーキング重視の授業で、その日覚えた英文を使ってみんなで話し合いをしたり、ショッピングに行って習った英語を使ったり、少人数ならではの授業でとても楽しかったです。放課後は、クラスメートと食事をしたり、クラブに行ってお酒を交わしたりなど充実していました。

二つ目はマザーが企画してくれた折り紙教室。
これは、9歳の子供が通っている小学校へ行き子供たちに折り紙を教えてあげてほしいと言われ参加したイベントです。当日はたくさんの子供たちが来てくれました。折り方をきちんと伝えられるか不安でしたがホストファミリーが付き添ってフォローしてくれたので、みんなで折り紙を楽しむことができました。その後、鬼ごっこ的な遊びをしたり、とても楽しかったです。

三つ目はストリートダンスです。
僕にとって、これが一番大きいイベントだったと思います。 僕はブレイクダンスをやっているのですが、言葉のあまり通じない場所でダンスがどれだけ通用するのか(というより海外の人とダンスをしたかっただけなのですが(笑))を試してみたかったのです。どうしたらダンスをする機会が作れるのかな、と考えていたら、キャンパス内にBBOY(ブレイクダンスをやっている男性)のような服装をした人がいたので思い切って声をかけてみました。そしたらなんと、ストリートでのダンスの練習に招待されました。練習時間が夜9時から12時頃までだったので、学校が終わったら家に帰って時間まで寝て練習場所に行くという感じでした。

そこでは色々学びました。僕は英語が全然しゃべれませんでしたが、そこにいるメンバー20人以上と仲良くなりました。そこでは言葉を交わすよりもGreeting(軽いハイタッチのあとグータッチ)やダンスをして、最後に少し会話をするというスタイルでした。会話が少なかったのは、音量がすごく大きく話すのが大変だったからという理由もありました。練習場所に来たらそこにいる全員にGreetingをして練習開始。練習だけでなく、技の見せあいなどをして相手の技にうおお!!となったらまたGreetingを交わします。それを繰り返して最後にみんなでストレッチをしてまたGreetingを交わして解散。その時に“君のあれすごいねー!”とか“どこから来てるのー?”とか“学校どこー?”など様々な会話が飛び交っていました。そこには中国、韓国、サウジアラビア、アメリカ、など様々な国籍の人々が集まっていました。僕は、学校以外でも英語を学べ、かつ、ダンスも学べ、音楽に可能性を感じられるとてもいい環境に出会うことができました。

そんな三つの経験をして僕が一番感じたのは、言葉が全然話せなくても行動力があれば、 良い経験ができ、様々なものが学べ、あとから語学力がついてくるということ。実際に僕はダンスをしてクラスの仲間と使える英語で会話をして、クラブに行って、ご飯を食べたり、観光ツアーに入ったり遊んでいた記憶しかないですが、気が付いたらなかなか英語が喋れるようになっていたので強くそう思いました。僕は英語が好きなので、また海外に出て好きなことにチャレンジし、同時に英語を学んでいきたいです。

 


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