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カンボジア サムライカレープロジェクトを体験して
経営情報学部 男 A.K. (2017年度春休み)

カンボジア サムライカレープロジェクトを体験して

2018年7月12日

私は2月4日から3月4日までの4週間カンボジアの首都であるプノンペンでサムライカレープロジェクトに参加しました。サムライカレープロジェクトでは、2週間に分けてそれぞれ企画を行います。私が参加した最初の2週間では、日本の企業であるイオンモールのバレンタインフェスティバルでの販売を行いました。初めての海外で、言葉はカンボジアのクメール語という言語で、マーケティングリサーチのみならず買い物をするのも難しかったです。出来上がったものを現地の人に試食してもらうなどの試行錯誤を経て、販売をする物はアイシングクッキーに決まりました。結果は売上げ約$800。目標にしていた$1000には及びませんでした。その上$800の内訳は、歴代のサムライカレープロジェクト参加者が成功した実績があり、滑り止めとして売る事を決めた綿あめがほとんどを占め、私たちの企画立案したアイシングクッキーが売れたのは約30個、売り上げにして$30程度という惨敗に終わりました。

私はこの悔しさをばねに次の二週間に取り組みました。次の二週間では、プノンペン大学の絆祭りで販売を行いました。今回は条件が追加され、イオンモールの時は経費が無制限だったが、あらかじめ$600もらい、出展料の$130を含めて$730を返し、残りはグループでもらってよいというものでした。前回は経費を$1000以上使っていたので条件は厳しくなりましたが、一度イオンモールでの販売を経験して問題点がわかっていたのであらかじめ様々な工夫を行って臨む事が出来ました。伝わらない言葉を補うために絵を使ってアンケートを行ったり、値段の安いローカルマーケットで買い物することで経費を削減しました。その結果、焼き鳥や流しそうめんなどの新メニューを作る事が出来、売り上げ総利益率61%にもすることが出来ました。経理を担当した私はとても満足のいく成果がでたと思います。

全体の結果は、準備時間はイオンモールモールでの販売時の約半分で、販売日数は二日少ない状況で約$900売り上げる事ができました。これはイオンモールの経験をよく活かすかせた結果だと思います。

これらの活動を通して、私は工夫して物事を乗り越える問題解決力や、チームで物事を考えるコミュニケーション力など、様々なことを学びました。特に自分の中で大きいのは海外を恐れなくなれたことです。初めての海外であった私は、海外に怖いというイメージを持っていて、海外で働いたりするのはいやだと思っていました。しかし、実際に行ってみて言葉や文化は違っていてもやっていることは日本と変わらず、むしろ日本と違っているところが楽しいと思えるようになりました。又、ビジネスにおいてすべて完成されてしまっている日本より出来る事が多く、海外で働きたいと思いました。今回のプロジェクトに参加する前からの将来の目標である起業・経営に、‘国際経営’の要素を足しました。そのために、これからの大学生活では、カンボジアでも変わらないと感じたビジネスの知識などをより一層深め学んでいきたいです。


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