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カンボジアでお好み焼きを売るということ(サムライカレープロジェクト)
経営情報学部 男 K.S.(2017年度夏休み)

カンボジアでお好み焼きを売るということ(サムライカレープロジェクト)

2018年3月26日

サムライカレープロジェクトを通じて、新興国と呼ばれる国に対しての捉え方が変わりました。危険・汚いというイメージがありましたが、それは一部の場所だけで他の場所は日本と変わらないくらいきれいな場所が多くありました。

プロジェクト中に痛感したことは、カンボジアでモノを売ることの難しさです。私達は、飲食物の販売を行ったので、美味しい、売れると自分たちの思うものとカンボジア人の欲しい、美味しいと思うものとのギャップがあり、モノを売ることの大変さ、日本以外の国でビジネスを行う事の大変さを痛感しました。自分たちが売れると思ったものが売れないので、すべて一から、現地の人々に聞き込みをし、彼らのニーズを調査する必要がありました。

私のチームは、お好み焼きを売ったのですが、日本式のお好み焼きが全く現地の人々に受け入れられませんでした。チーム全体で考え、改良し、現地の人達になぜ好まれないのか聞いたら、ソースが問題であることが分かりました。カンボジア人は味よりも先に見た目から入るので、ソースの色が黒いことで、よく分からない料理と判断され、受け入れられなかったようです。そこで、ソースをかけずに、チリソース・ケチャップ・マヨネーズなど、セルフで自由にかけてもらうようにしました。もう一つの問題は、しっとりとしたお好み焼の触感だったので、お好み焼を焼き上げた後に、素揚げをし、触感がサクサクになるようにしました。この二点を改良した結果、売り上げが上がるようになりました。自分たちで考え現地の人々に聞き込みをして改良し、売れていくことを自分で感じ、やりがいを感じながら取り組めたので、とても充実していました。

カンボジアでの経験から、今後の課題は英語だと感じました。もっと英語を話すことができたら、現地の人々と密に関係性を持つことが出来たでしょう。そして、もっと積極的に前に出て参加する事も出来たと思います。

●これから留学をする方へのメッセージ
現地に行くまでに、留学を通して何をしたいのかを明確にすることが大切です。
したいことをやり遂げるために、日本にいる間に何を準備する必要があるのかをしっかりと考えるとよいと思います。


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