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中国留学(天津財経大学)
経営情報学部 男 T.S. (2014年9月~2016年2月末)

中国留学(天津財経大学)>

2016年3月31日

私は中国の天津財経大学に1年半留学していました。本来は半年間だけの予定でしたが、中国での生活、授業、中国人との交流など、中国で学ぶことに魅力を感じ、1年間大学を休学し自費で留学を延長することに決めました。

もともと中国や外国語に興味はありませんでした。留学を決めた理由は非常に単純で、学校から奨学金がもらえること、これから先海外で生活する機会はなかなかと思ったからです。

正直な話、中国に来てから1ヶ月半の間、一度も自習をしませんでした。なぜなら、中国で生活しているのだから、それだけで中国語が上達していくだろうと思っていたからです。しかし、実際は全くと言っていいほど上達しませんでした。一向にうまくならない私に、ウズベキスタンの学生が「時間を無駄にしている」と言ってくれました。その言葉を聞いた直後は、自分の時間くらい好きにさせてくれ、とも思いましたが、生活習慣、中国語の能力を見直してみたところ、これではまずい、と思いました。その日から毎日、文法や単語などの勉強を始めました。日本語学科の学生に積極的に連絡を取り、会話の練習も始めました。勉強漬けの日々が始まり、大変だと思うこともありましたが、生活が充実してきていることに気が付きました。中国語が上達するにつれ、中国語の能力が中途半端なまま留学が終わってしまうのはもったいないと思うようになり、1年間の延長を決めました。

延長した留学期間も、ほぼ毎日何かしら勉強をしていました。中国語が上達するにつれて、自分の中国語のダメな部分が見えてきて、語学習得の難しさを痛感しました。しかし、交流を通して、着実に成長できていることを実感できたので、辛くても楽しく学ぶことができました。

1年半の中国留学で、中国語だけでなく多くのことを学ぶことができました。特に、環境が変わっても、自分が変わろうと思わなければ変われないということに気がつくことができて本当によかったと思います。学べば学ぶほど難しくなる、学びに終わりのない中国語ですが、これからも勉強し続けていきたいと思います。


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