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TOP 国際交流 経営情報学部留学体験記(派遣)モンゴル研修報告(2018年度夏休み)

モンゴル研修報告
(2018年度夏休み)

2019年11月5日

神奈川大学との合同プログラムとしてモンゴル研修を実施しました。
日程:2018年8月29日(水)~9月4日(火) 7日間
参加学生:15名(神奈川大学 6名、多摩大学9名)
内容:(1)モンゴル財政経済大学(UFE)との交流活動(合同講義・学生発表会)
   (2)遊牧民生活の体験(ゲル・キャンプ宿泊、現地遊牧民の生活体験)
   (3)ウランバートル市内の企業NPO団体の訪問
   (4)歴史・文化施設の建学(ガンダン寺・モンゴル民族歴史博物館など)
   (5)モンゴル科学技術大学訪問

本学の参加者のうち2名の学生の研修報告を紹介します。

経営情報学部 男 N.S.

モンゴルを訪れて印象的だったことは二つあります。一つは、ウランバートル市の経済発展です。中学生や高校生のときに学んだゲルに住み生活地を転々としながら遊牧をする生活はそこにはなく、高層ビルや立派なインフラが整った都市がありました。一番驚いたのは多くの商業施設があった点です。たくさんの顧客を集め、先進国と変わらずたくさんの商品が置かれており、日本にも進出している企業がたくさん出店していました。東西冷戦時に東側に位置したモンゴルですが、多くの欧米の企業が出店していることも私にとっては大変驚きでした。また、現地の人々が利用するスーパーマーケットや市場では、多くの韓国製の製品が販売されていました。ロシアや中国の製品が多く輸入されていると思っていたので衝撃的でした。
二つ目は遊牧をして生活を送る人々とともに過ごしたことです。昔から変わらず自給自足で生活をしていることに加えて、テレビのアンテナや自動車、バイクなど現代の生活に必要不可欠なものもたくさん利用していることに驚きました。山羊・羊・馬などたくさんの動物を飼育し教科書通りの遊牧民の姿を目の当たりにした反面、国の繁栄に伴って遊牧民の暮らしも大きく変化しているなと感じました。
今回の研修では、インフラ、人口、地方の発展や文化・伝統など日本と比較する点が多かったことが最も面白かったです。また、自分の目で見て肌で感じることの大切さがよく分かりました。

経営情報学部 男 Y.O.

私は海外へ行ったことがなく、今回の研修が生まれて初めての海外体験だった。言葉が通じず、文化や法律も違う国に行くため、出発前は不安しかなかった。特に、事前に引率の先生から宿泊場所がどのようなところか分からないと聞いていたため、日本の便利すぎる生活に慣れた自分が一週間も耐えられるのかが気になり、しっかりと眠らなくてはならないはずの出発前夜は全く眠れなかった。
しかし、これらは全くの杞憂であった。私が思っていた以上にモンゴルは発展しており、シャワーが壊れるなどのハプニングはあったが、生活面での大きな問題はなく最終日まで元気に活動することができた。体験型のプログラムが多く、特にゲルキャンプでは日本では絶対にできないような経験ができた。馬に乗り、柵もない広大な草原を歩き回るなどは、滅多にない体験だと思う。そして、充実したプログラムになった一番の要因は、一緒に参加していた、学生や教員の方々の存在であり、経験豊かな方が多く、常に頼りきりだった。しかしこれは、私が自分の力では何もできていないということにもなり、ここが次の課題である。仮にまた海外へ行く機会があった場合、初めての海外という言い訳ができない状況でも活動できるようにならなければならない。その為に、普段の生活でも未知のものには怖がらずに積極的に触れていこうと思う。なぜなら、未知のものに触れることは、海外に行くのと似た部分があると考えるからである。


  • ウランバートル市内の風景

  • モンゴル財政経済大学 学長との座談会

  • モンゴル財政経済大学における学生発表会

  • 草原体験

  • ゲル・キャンプ訪問


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