ゼミ力の多摩大
マーケティング。特に消費者行動とブランドマネジメントをテーマに研究
豊田ゼミは、マーケティングのゼミとして2004年度にスタートして以来、早くも11年活動を続けてきました。ゼミの歴史は関東10ゼミマーケティング討論会(現、関東学生マーケティング大会)と共にありました。この大会は関東のマーケティング系ゼミが集い、共通テーマの下、研究を行っていくもので、プロのマーケターも審査に加わるハイレベルな取り組みです。
豊田ゼミでは、過去に最優秀賞1本、優秀賞4本受賞するなどをはじめ、輝かしい成果をあげてきました。これらの研究への取り組みは、確実に受け継がれかつ進化し、最近では、読売新聞主催「大学生のためのビジネスベースボールアワード」での大賞受賞などにも成果として現れています。まさに、彼ら・彼女らの取り組みが豊田ゼミをブランディングしてきた歴史であり、今の豊田ゼミを支えています。
豊田ゼミの志 ~どんな人材を育てたいか~
「何か飲みたい」と思ったとき、選択肢は無数にある。たとえば、生茶でも良いし、あるいはコカコーラでもいい。そんな無数にある選択肢は、すべて消費者が求める何かを実現する手段として存在する。
マーケティングは、このような消費者が望むもの(ニーズ)と企業が提供するもの(商品・サービス)をいかにマッチさせるかを対象にする学問であり、ビジネス視点である。
なお、「消費者のニーズを満たすものが無数にある」ということは、他社が提供する商品サービスと同じものでは、消費者から選ばれることはないことを示している。ビジネスで最先端にたつ企業はみな、この他社との違い、つまりオリジナリティを保持している。
豊田ゼミは、「他とは違うオリジナリティを持ち、その上で、消費者のニーズを満たしていくといった基本視点に立ち、具体的なアイディアを考え、それを検証し,実社会に提案する」というスタイルで演習を行う。
このことを通じて、単なる知識ではなく、使える知識を身につけた人材となることを目指している。
- 豊田 裕貴
- 経営情報学部 教授
- 豊田ゼミはマーケティングをテーマに、クリエイティブな思考力、それを伝えるロジカルな思考力、そして、それらを魅力的なストーリーに仕上げるストーリー構築力の三つの力を身につけるべき力と考え活動しています。