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情報社会における倫理

齋藤S.裕美ゼミ

情報社会における倫理について扱っています。情報化が進展するなかで、これまでは問題にならなかったこと,例えば著作権の侵害、SNSなどを通じた個人情報の漏えいや不適切な情報の流出などが大きな問題となっています。

ゼミでは、それらの問題についてテキストの輪読を通じて基礎的な知識や概念などを学び、その上でデータ分析を行うなど段階を踏んで理解を深めています。また、ディベートでは勝敗が決まることからそれぞれのグループがそれまでに学習したり議論したりしたこと以上に自ら調べ、考え、問題の論点を見つけることで学びを深めているように思います。

これまでに扱ったテーマは音楽の違法ダウンロード問題、コミケとパロディ、犯罪者の出所者情報やストリートビューのプライバシー問題などがあります。集大成として4年生の1年間をかけて研究を行い、その成果を卒業論文として執筆しています。

齋藤S.ゼミの志 ~どんな人材を育てたいか~

 現代社会において、情報倫理にかかわる問題の解決は急務の課題となっています。
 企業の保有する様々なコンテンツや顧客データ、営業秘密など重要な情報を保護するために、かつてはウィルス対策や不正アクセス対策などIT部門によって技術的な対策がとられてきました。しかし、近年ではシステム障害や情報漏えいなどが企業活動の継続に大きな妨げとなる事件などが相次ぎ、企業が保有する様々な情報の保護は事業継続管理や内部統制など経営上の課題と捉えられるようになってきたといえます。
 このゼミでは、大きくわけて2つの分野について知識の修得、問題意識の醸成と問題の発見・分析、問題解決のための方法の考察を行うことで、それら分野において活躍できる人材を育成します。
 
著作権を中心とした知的財産権分野:企業が制作するコンテンツの著作権処理を行ったり、ソフトウェアなどの著作物を利用する際の契約といった業務で活躍できる人材。また、企業や学校などの著作物利用に関するコンサルティング業で活躍できる能力を養います。

個人情報保護を中心とした情報セキュリティ分野:企業が保有する重要情報のセキュリティを確保するための脆弱性チェックを行ったり、事故対応などの業務で活躍できる人材。また、SEとしてセキュリティに関する機能要件をまとめたり、ネットワーク機器の設定や各種OSの設定、セキュアプログラミングなどができる能力を養います。
さらに:両分野とも法令遵守に深くかかわる分野であるため、コンプライアンス業務に従事し、社内マニュアルの作成、社内研修、関連法規改正時の業務の見直しなどを行える人材。

ゼミ紹介資料

ゼミ紹介資料(PDF)
ゼミ紹介資料(PDF 348KB)

ゼミ紹介動画

齋藤S.裕美
齋藤S.裕美
経営情報学部 准教授
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情報倫理に関わる問題を題材にしながら、また卒業論文執筆を通じて、論理的な考え方,データの分析方法、論述文の書き方、プレゼンテーション資料の作成や発表の仕方など社会人にとって必要な力を身につけさせ、社会に送り出したいと考えています。
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