多摩大学 現代の志塾

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社会経済歴史を通して、ライフデザインと問題解決力を追究する

椎木 哲太郎ゼミ

椎木ゼミの志 ~どんな人材を育てたいか~

「社会経済と歴史」、近現代史や社会経済政策、国際公共政策の研究を通じて自らの潜在能力・表現能力を開花させ、ともに主権者たる日本国民、地球市民としての意識を持って社会貢献できるよう、切磋琢磨する――これが「多摩大の史塾」、椎木ゼミの志である。少数精鋭で、ゼミ生同士、あるいは教員を交えて活発に議論し、プレゼンテーションや共同研究に積極的に取り組む中で、人生のテーマを模索し、政策論的思考、即ち問題解決能力を高めながら、少しずつ「作品」へと仕上げていく。幅広い問題領域を扱い、広い視野と鋭い問題意識と行動力を持って連帯し、実践し、「自由な個人」、「専門的職業人」、「生活者・市民」としてよりよい社会のために貢献できる人間形成の場でありたい、と願っている。

「持続可能な社会」と「ソシオ・エコノミスト」

日本は経済的豊かさを実現したが、今後「生活の質」と密接な関係にある「(環境・福祉・教育を重要な要素とする)社会」や「文化」、そして「国際協力」の重要性が高まっていく。同時に、豊かさの持続と社会的統合も重要な課題となる。そうした時代認識の下、当ゼミでは近現代史、社会経済政策、(広義の)サービス産業を中心に、社会変動や現代経済の解明につながる諸学を幅広く学ぶ。物事の本質を問い、グローバルな視点に立って、社会経済現象を構造的に把握する。自主性を重んじ、教員がサポートを惜しまない自由闊達な空気を大切にするゼミである。読書好きで個性的な好人物が多い。生来の人柄の良さ、謙虚さに加え、卒業までに就活でも物怖じしなくなるような「プレゼンテーション能力」、日経新聞「経済教室」欄や定評ある経済書・専門書、TV番組のコメンテーターの発言等が十分理解できる水準の経済と社会の複眼的思考、「ソシオ・エコノミストの眼力」を身に付けることを目標としている。

ゼミ紹介資料(PDF)
ゼミ紹介資料(PDF 165KB)
ゼミ生によるゼミ紹介文(PDF)
ゼミ生によるゼミ紹介文
(PDF 116KB)

ゼミ生想いでとても優しい。温厚な人柄。好奇心旺盛。

椎木ゼミの歴史

ゼミ四半世紀の歴史を振り返ると、1991年4月の中村秀一郎学部長のゼミナールに発足当初から参加し、1993年4月にこれを引き継いで独立して以降、共に学び、卒業していったOB・OGは百名を超えている。  
当初は「中小企業論」、「経済政策論」を学ぶゼミとして、経済学専門書の輪読や企業見学を中心に据え、「TAMAライフ21」などのイベントを見学したり、「多摩21世紀市民大学」の運営委員の市民たちと交流したり、夏季合宿で新潟や浜松の先進的中堅企業訪問を行って経営者から直に話を伺ったりするなど、積極的に「アクティブ・ラーニング」の方式を採り入れた。
直ぐに学生が自主的にテーマを決めて研究するスタイルを前面に打ち出し、社会学や政治学にも手を広げてNPO活動やコミュニティも研究対象とし、先進的福祉施設「ケアセンター成瀬」を見学したり、「市民活動・市民事業」の研究に取り組んだりした。2003年には、障害者の経済的自立をめざすヤマト福祉財団とスワンベーカリーの訪問調査をもとに「社会的企業」の研究を行い、SRCで発表した。
2010年には全員で国政選挙、沖縄基地問題から環境問題、TPP、税制まで、日本社会の直面する課題、時事問題について議論した成果をまとめた『2010年からの日本』と題する小論集を発表して取材を受けた。2014・15年の「多摩祭」では、「一隅を照らす、日本を照らす――多摩の政治家群像」と銘打って、5人の政治家の業績に焦点を当てた13枚のパネル展示とジェル・キャンドルの実演販売を行い、好評を博した。

最近の研究テーマ

研究テーマは、ゼミ生の要望に副って決定する。近年は歴史研究志向を強め、「歴史に学ぶ問題解決」にも取り組んでいるが、具体的には、食の安全性、地域からの国際協力、マクロ経済学、多摩学、創造的観光、インターネット・ラジオによる発信、と時代の要請に応える形で多岐にわたっている。

ゼミ生の進路

在学中からアジアや欧米を旅したり、社会的起業支援組織にかかわったりと、学外活動も活発である。卒業後の進路は、大学院進学者4名。就職先としては地方銀行・信用金庫、地方公務員、専門商社、IT関連企業、食品、住宅・不動産、サービス、流通業など幅広い分野に多彩な人材を輩出し続けている。

椎木 哲太郎
椎木 哲太郎
経営情報学部 教授
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「多摩大の史塾」、椎木ゼミでは近現代史、社会経済政策、(広義の) サービス産業を中心に、社会変動や現代経済の解明につながる諸学を 幅広くまなび、経済と社会の複眼的思考「ソシオ・エコノミストの眼力」を 身に付ける。
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