本学経営情報学部 樋笠尭士准教授がアメリカ国務省主催の国際交流プログラム「IVLP(International Visitor Leadership Program)」において、日本代表の一人として選出されました。プログラムは2025年6月21日から約3週間にわたり、米国各地で実施され、世界各国の新興リーダーたちとともに、新興技術に関する最前線の知見や課題について意見交換が行われます。
IVLPは、アメリカ国務省が各国の将来を担うリーダーをアメリカに招き、国際的な理解とつながりを深めることを目的とした歴史あるプログラムで、過去には、大江健三郎氏(ノーベル文学賞作家)、村上春樹氏(作家)、菅直人氏、鳩山由紀夫氏、海部俊樹氏、細川護熙氏、小池百合子氏(いずれも元首相・現職政治家)など、日本を代表する著名人も選ばれています。
樋笠准教授は、自動運転技術の法制度や倫理的課題に関する研究に取り組み、日本学術会議でもその成果が引用されるなど、国内外で高く評価されています。特に、自動運転プロジェクトや混在交通に関する先導的な研究を主導し、著書『自動運転レベル4』では交通図書賞を受賞。また、ISO(国際標準化機構)における自動運転に関する国際規格の策定にも日本代表として参画しています。
今回の選出は、これらの幅広い功績と専門的知見が評価された結果であり、今後の研究や国際連携のさらなる発展が期待されます。
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