2026年2月28日(土)、帝塚山大学東生駒キャンパスにて開催された「第14回『実学の帝塚山大学』実践学生発表祭」に、本学からインターゼミ(サービス・エンターテインメント班)と松本祐一ゼミの2チームが参加し、研究・活動成果を報告しました。
多摩大学と帝塚山大学は「学術交流に関する包括協定」に基づき、年間を通じてアクティブ・ラーニングの成果を共有し合うなど、活発な学生交流を続けています。当日は、本学・帝塚山大学・大阪電気通信大学の3大学から計11件の幅広い分野の教育研究事例が発表されました。
本学の学生たちは、徹底した現状分析に基づく政策提言と、自ら起業し組織を動かす実践事例の2つから「実学」の成果を披露しました。
本学の発表
1. インターゼミ(社会工学研究会)サービス・エンターテインメント班
(発表者:経営情報学部1年生2名)
テーマ:多角的に捉えた地域活性化 ~沖縄の過去・現在・未来~
内容: 沖縄の歴史的背景や基地問題、経済課題を多角的に分析し、観光の再構築を軸に、北部でのテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」やスポーツビジネス(FC琉球)を事例とした経済振興策を提案しました。
特に、教育と人材投資を土台とした「持続可能な経済の4層構造モデル」を構築し、マクロ(物流・情報)とミクロ(地域コミュニティ)の両視点から地域のハブ機能を強化する重要性を説きました。
2. 松本祐一ゼミ(発表者:経営情報学部3年生2名)
テーマ:東京多摩における地域をつなぐ商品開発
内容:「奥多摩町を若者が住みたくなる街へ」を活動目的に掲げ、2026年1月には学生自らが経営主体となる「合同会社松本ゼミ」を設立。町のPRや特産品開発を通じた「新たな価値の創造」に挑み、ソーシャルビジネスの実践過程を報告しました。
具体的な取り組みとして、聖蹟桜ヶ丘プロジェクトでは奥多摩産ヒノキを活用したクラフトビール「KIKI」を醸造会社と共同開発したほか、特産品を生かした「わさび餃子」の商品化、地域のイベント運営や出店など、多角的な活動について紹介しました。
学内だけでは経験できない、学外の人との打ち合わせや段取りの難しさなど、実社会の難しさを感じながら、地域を盛り上げるために活動する学生たちの「リアルな成長」を発表しました。
帝塚山大学の発表
小学生の交流を促すデジタルスタンプラリー(心理学部)、戦後80年展示プロジェクト(文学部)、AI利用が学習意欲に与える影響の分析(経済経営学部)、奈良西警察署と連携した交通安全プロジェクト(法学部)など。
大阪電気通信大学(工学部)の発表
「街中でも星が見える眼鏡」の開発や、日本ミツバチを活用した地方創生プロジェクトなど。
今回の発表祭は、多摩、大阪、奈良と異なるフィールドで活動する学生が一堂に会し、地域課題への多角的な視点を学ぶ貴重な機会となりました。昨年12月に本学で開催された「アクティブ・ラーニング発表祭」への帝塚山大学の参加に続く交流により、大学間の絆もさらに深まり、今後もこうした「実学」の教育を通じて学生の主体的な活動を支援してまいります。

多摩大生による招待発表の様子
質疑応答の様子
松本先生による講評
発表祭ポスター

