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「事業構想論Ⅰ」にゲストスピーカーがご登壇

[2022年6月10日]

5月27日(金)、「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一、履修人数:274名)の授業にゲスト講師として、J-SCI Consulting代表・日本マテリアルハンドリング協会(所在地:東京都中央区)副会長 安藤康行様と日本パレットレンタル株式会社(所在地:東京都千代田区)企画営業1部部長 伊藤美 菜子 様に登壇いただきました。

マテリアルハンドリング(以下MH)とは、商品経済の基本である、商品や製品の移動や保管、荷役に関して経済性や生産性及び品質を向上させる手法です。日本マテリアルハンドリング協会では、メーカー、ユーザー、学識経験者が三位一体となって生産、及び流通の現場におけるMH理論の適用と検証、更にはその管理・運用技術の発展を図り、会員相互の交流により一層の進歩・発展を目指すことを目的としています。

導入部として本学4年生の藤田君が、MHの説明と私たちの身近にMHがあることを話してくれました。

安藤様の講義のなかで、「現在の物流には様々な問題があるが、特に労働環境の変化や小口輸送の増加・商品形態の多様化により人手不足が深刻である」とされ、その解決のため、運送の生産性向上や倉庫内の自動化などで、物流業界が抱えている課題をMHのもつ技術で解決していきたいと強い思いを語られました。

伊藤様の講義のなかでは、物流の課題としてドライバー不足や積載効率の問題があるとし、標準化されたパレットを広く普及していくことによりサービスや労働環境の向上に努め、将来的にはパレットと商品を紐づけして移動情報をデジタル化し、そのデータを共有化できる世界を目指しているとのことでした。「この業界の課題は山積みであり、他業界からの参入も多いので、多様性がありビジネスチャンスが多くあります」と学生に訴えられました。

松本先生の振り返りとして「いままでの物流のイメージから世の中の新しい変化の中でどう志を抱くかによって、ビジネスが大きく変わっていく」と締めくくりました。

<日本マテリアルハンドリング協会のホームページ>
https://www.jmhs.gr.jp/

<日本パレットレンタル株式会社のホームページ>
https://www.jpr.co.jp/

  • 藤田君によるMHの説明
    藤田君によるMHの説明
  • 安藤康行様
    安藤康行様
  • 伊藤美菜子様
    伊藤美菜子様
  • 振り返りの様子
    振り返りの様子
 

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