韓国・東義大学に2025年9月から 2026年1月末まで、交換留学している学生から届いたレポートをご紹介します。
1授業について
基本的に日本の授業と変わらず、講師の先生の話を聞いてメモを取ったり、学生同士で教科書の文章を読み合ったりする授業スタイル。また、TOPIK取得が前提なので、文章を書く練習や中間・期末テストもTOPIKを基にした問題を出題されたことがあった。
難しい点は、講師が韓国の先生なので自分の意見を韓国語で伝えないといけない点。日本の授業との違いは、一方的に聞いているのではなく自分から授業に参加する点。
2生活について
基本的に寮と学校の中で完結する。韓国語の授業を受ける教室は寮の中にあり、コンビニも寮を出てすぐの建物に併設してあるため、すぐに行くことができる。
食事は、寮では平日3食、休日2食出る。また、学校内に食堂が何か所かありそれ以外にもファストフード店が入っているため様々な場所で食べることができる。
また、韓国は外食文化が盛んなため友人と繁華街に出て食事することもあった。交通手段は、バス・電車のどちらかが一般的。もちろんタクシーもあるが基本的にバスと電車でどこへでも行くことができるし交通費が安かったため、急いでいるとき以外はタクシーを使うことがなかった。
3留学を通して学んでいること
語学力の変化では、韓国留学前はお店で注文をすることや、何か物を買うことも少し難しかったのだが、今では韓国人の友人とスムーズに会話ができる程には成長することができた。
異文化理解の点についても、韓国文化はもちろん語学堂が多国籍なため台湾やフランス、ウズベキスタンなど多様な国の文化理解にも繋がった。人間関係の広がりについては、韓国人の友人を作るためにはサークルに入る必要があるが、そのきっかけとして、語学堂の休み時間にサークルの説明が来て、サークル活動 (飲み会やクルーズ行事など)などに参加することで、日本に興味のある韓国の学生と仲良くなることができた。
自分の成長を感じる瞬間としては、とりあえず自分で考えることが多くなった点。もちろん、日本人や助けようとしてくれる友人もいるが、まずは自分でしてみて分からなかった時に聞くという力を育てることができた。
4チャレンジしていること
以前までは、日本語の翻訳機を使って、注文したり交通カードをチャージしたりなど少しだけ日本語にまだ頼っていたが、今は自分の学んだことを使って日常生活を送るようにしている。
例えば、市場に行った際も注文の仕方だけ友人に聞き、注文から支払いまで自分の言語力だけでチャレンジしてみたり、複数人の韓国の友人と翻訳機を使わずに会話してみたりなど、母国語から一度離れてみて、自分が成長させたい言語だけを使うようにしている。
5現地での生活やハイライト
釜山なのでとにかくイベントが多い。自分が一番楽しかったイベントとしては釜山国際映画祭と釜山花火大会。国際映画祭は1週間行われて、その間芸能人や映画を見ることができるのだが、自分は最終日の閉幕式に参加した。
閉幕式では、アジアだけでなくヨーロッパや北米など、多くの国から俳優や監督が参加していた。初めて見る民族衣装や、韓国で有名や俳優を真近に見ることができとても貴重な体験だった。
釜山花火大会では、毎年多くの観覧客が来ているようだが、今年は特に30周年の記念だったため、100万人もの観覧客が花火を観覧していて、ものすごい数の人だった。また、ラインナップも韓国の花火企業だけでなく日本の大曲花火に参加した日本の企業が参加していてとても盛り上がっていた。
6これから留学を検討している学生へ
釜山という地名になじみがない学生もいるかと思いますが、釜山は韓国で2番目に大きな都市です。そのため、日本人の観光客や日本語表記があるお店もあります。また、昔から日本と貿易地として交易していたため、日本ともとてもなじみのある都市です。
東義大学は山の中腹に学校があるため、とても景色がよく自然も豊かです。ですが、繁華街にも近く遊ぶ場所にも困りません。そして、語学堂ではレベルにもよりますが、様々な国の学生と交流ができ、一緒に授業を受けることができます。
また、サークルに入ることで、日本人と友達になりたい韓国人とも友達になることができます。日本以外の土地で半年間過ごすことはとても勇気がいることですが、やはり勇気を出した分大きく成長することができます。また、日本とは違う文化なので日本では感じることのできない楽しさや嬉しさを感じることができます。少しでも興味があるのならば留学に行くことをお勧めします。







