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ジェロントロジー企画第12弾「山梨県南アルプス市で田植え体験×講座」を実施

[2024年5月15日]

2024年5月12日(日)、「多摩大学 寺島実郎監修リレー講座」の受講者を対象に、農業体験を通して、リタイア後の世代が新たな社会参画を考える企画として、山梨県南アルプス市との連携で「田植え体験×講座」を実施しました。当日は、天候にも恵まれ、南アルプス市の甲府盆地を一望できる「中野の棚田」にて、南アルプスサンクチュアリーガーデンの上田睦美様、南アルプス棚田を愛する会の皆様に田植えの要領を教えていただき、20名の参加者が「田植え」体験に取り組みました。

膝元にまで達する深い水の中で、泥に足を取られながら、かがんだ姿勢を維持し、後退しながら稲を一列に植える作業は思ったよりも難しく、農作業の大変さを楽しく経験することができました。一般参加者の皆さん、教職員、多摩大生でなんとか苗を植えることができました。

田植えの後は、午後の講座の会場である「南アルプス子どもの村小学校・中学校」に移動し、南アルプス市の食材を使った「ふる里のめぐみ」のお弁当を参加者みんなで美味しくいただきました。

その後、南アルプス子どもの村小学校 阿部 和樹 校長より「自由な子どもを育てる教育」のテーマで、学校の取り組みについて紹介いただきました。始めの校内ツアーでは、クラスルームや“プロジェクト”と呼ばれる体験学習で児童・生徒たち自身が制作した学校施設を見学し、日頃の学校生活の一端を垣間見ることができました。講演では、子どもが自ら学ぶ姿勢を大切にしていること、感情・知性・社会性の面において自由な人間への成長を支援していること等をご説明いただき、参加者にとっても学びの多い時間となりました。

今回のジェロントロジー企画は、第一次産業に触れることにより、生産活動へ携わることができる貴重な経験となりました。

 

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