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「戦争の記憶と平和の継承」~インターゼミの広島調査報告

[2023年9月14日]

2023年度インターゼミ(社会工学研究会) サービス・エンターテインメント班は、9月10日~12日にかけて担当教員3名、学生6名の計9名で広島現地調査に行って参りました。

現地では、広島平和公園内にある平和資料館をはじめ、被爆地の調査を行ったほか、現地の歴史専門家によるレクチャー、被爆者や被爆体験伝承者の方々に講義をしていただきました。

本ゼミは、春学期から「『広島観光』の可能性—原爆・戦争・平和を学ぶ旅をどう組み立てるのか」という研究テーマで、各種文献調査を実施してきました。「唯一の戦争被爆国である日本を今後担う次世代に、歴史を正しく伝承していくために、これからの日本が果たすべき役割とは何か、若い世代を中心に原爆・戦争・平和をテーマとした広島観光の可能性はあるのか」という問題意識をもとに、今回メンバー全員で実際広島観光を行い、その経験を分析することで、広島観光の可能性を探るために現地調査を実施しました。今後は、第二次世界大戦や広島への原爆投下および戦後の広島復興の歴史をたどりながら、「平和都市」を標榜する広島の魅力や存在意義を明らかにするとともに、如何にしてダークな戦争や原爆のイメージを払拭しつつ、正しい歴史認識を、来訪者にお伝えする仕掛けを観光のコンテンツに盛り込めるのか、検討して参ります。

現地では、NHK広島、広島テレビ、中国新聞社の3社から取材を受け、ニュース番組でも取り上げられました(下記ニュース記事・動画ご参照)。
◆NHK広島「広島NEWS WEB『被爆の実相をどう学ぶか』学生が被爆者から話聞く」
◆広島テレビ「広テレ!News戦争の記憶と平和の継承…東京の大学生がヒロシマを学ぶ」
◆中国新聞社:近日記事公開の予定。

今回の広島現地調査を通じて、メンバー一同改めて広島の歴史やこれまでの広島の取り組みに関する様々な知見を得たほか、これまで抱えてきた問題意識を深めることができました。今回、ご協力していただいた関係者の方々に改めて深謝申し上げるとともに、現地での学びや気づきを今後の研究に活かしていきたいと思います。

2023年度インターゼミ サービス・エンターテインメントについてはこちらから

 

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