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第1回「鎌倉ホスピタリティ観光セミナー」を開催

[2023年7月12日]

7月5日(水)、鎌倉市と鎌倉市観光協会、多摩大学グローバルスタディーズ学部との包括連携協定に基づき、第1回「鎌倉ホスピタリティ観光セミナー」を開催いたしました。本セミナーは地域の観光関連に携わっている方々と共に教育、研究および人材育成に係わる取り組みで、初回は、本学グローバルスタディーズ学部 李崗(リ ガン)准教授が「中国人による親族・友人訪問観光の可能性」をテーマに、訪日観光のトレンドについて講演いたしました。

講演では、日本在住の外国人(中国人)の親族および友人が日本を訪問するきっかけとして、留学生の卒業式への参加、日本で就職した留学生による親孝行のための招待、日本留学からそのまま日本に定住した留学生が結婚、出産した際の育児支援など様々なケースが考えられるとのお話がありました。また親が本国で定年を迎えたあと、家族団らんで日本を訪れるケースもみられるとのことです。
このような親族・友人を訪ねる観光は、マナーの悪さ、観光先での生活パターンを無視する、などの意見が生じる中国人に対して、日本に滞在、定住している中国人が仲介したり、文化の橋渡しとして入ったりすることから、マナーに関する問題は軽減されるとも考えられるとのことです。
コロナ禍前の2019年は、959万人の中国人観光客が日本を訪れました。現状、まだ訪問者数が回復していないなか、ポストコロナにおいて日中間の移動が再び活発化することは間違いなく、その中で、日本の観光地にとって中国人による親族・友人訪問観光の持つ可能性について考えさせられるテーマとなりました。

後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所

2022年11月1日、鎌倉市(市長:松尾崇)と公益社団法人鎌倉市観光協会(会長:大森道明)及び多摩大学(学長:寺島実郎)は、鎌倉市の観光振興の推進や次世代の人材育成を図ることを目的として、包括連携協定を締結しました。

本連携協定締結により、鎌倉市、鎌倉市観光協会及び多摩大学は、観光振興の推進や
次世代の人材育成を目的に各々の人的及び知的資源を活用した連携協力を図ります。

<連携協力事項>
・鎌倉観光に関する調査等の実施
・観光振興に係る支援・協力に関すること
・教育、研究及び人財育成に関すること
・その他本協定の目的を達成するために必要と認められること

  • 李 崗 准教授
    李 崗 准教授
  • 会場の様子
    会場の様子
  • 講演の様子
    講演の様子
 

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