多摩大学 現代の志塾

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グローバルスタディーズ学部 令和3(2021)年度の実施方針

[2021年3月12日]

 平素、本学の教学に対し深いご理解とご協力をいただいておりますことを、改めて深く御礼申し上げます。
 令和2年度、本学は、感染症による混乱の中でも「教育を止めない」を合言葉に全学一丸となり、指示された課題を行ったり、単に録画されたコンテンツを視聴したりするのではなく、遠隔であっても可能な限り対面の授業に近い教育を展開するためにできうる限りの準備をし、5月に春学期をスタートさせ、全ての授業・ゼミを「同時的オンライン授業」として完遂いたしました。春学期の後半では、秋学期以降の展開を睨みつつ、部分的な対面授業を再開致しました。そして、秋学期は、全期間を通じ、全ての授業を対面で行いました。
 これらは、「ゼミ力」を掲げる本学が、単なる知識伝達をもってよしとすることなく、教員や学生同士の深いやり取りを通じて様々な知のつながりに気付き、問題意識を深めていくこと、ひいては大学での学びを通じて、それぞれが人生の「軸」を作り上げていくことを止めてはならない、と考えているからに他なりません。
 令和2年度秋学期の授業の実施にあたっては、教室定員を変更した上で大教室・中教室をフル稼働させ、すべての教室において人と人との間隔を確保し、検温や教室入室時の手指消毒を徹底いたしました。他にも、食堂における感染予防措置を講ずる等の対応をした結果、学内からの感染はゼロのまま秋学期を終えることができました。サークル活動の大幅な制限等、ご不便はおかけしましたが、学生の皆さんの協力もあって、このように、教育を止めることなく令和2年度を終えることができました。これは何よりも皆様のご理解とご協力の賜物でございます。心より感謝申し上げます。
 令和3年度を間近に控え、緊急事態宣言による飲食関係の時短要請等は続いておりますが、一方で小中高等学校や入試をはじめ多くの教育機関における活動は展開されております。本学は、これらをも踏まえ、大きな方針として、社会状況を見据えながらも、来るべき新年度を全面対面授業での展開とすることを考えておりますこと、改めてご報告申し上げます。これによって、新入生をはじめ少しでも学生同士の絆が強まり、本学が目指す気づきと学びが進み深まるよう、願っております。
 申し上げるまでもなく、この教育活動の達成には、保証人の皆様の深いご理解と、学生の皆さんの感染防止に対する徹底的な対策の敢行への協力が不可欠です。具体的には、マスクの正しい装着、手洗いやうがいの実行、マスクを外す飲食(昼食時が特に重要と考えております)では会話をしないこと、などです。(これらについては改めて学生の皆さんにご案内を致します。)
 今後も本学教職員全員が一丸となって感染防止対策を進めてまいります。何卒ご理解ご協力賜りますよう、伏して心よりお願い申し上げます。

令和3年3月10日
多摩大学
副学長兼グローバルスタディーズ学部長 安田震一

 

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