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2023年度
T-Studio 公開講座

多摩大学では、地域社会の発展に寄与し、社会人の教養を高め、文化の向上に資するために2023年度公開講座を開催致します。
受講される皆さんを心から歓迎申し上げます。私たちは、受講生の皆様の“知的好奇心”にお応えするため、本学の特性を生かした講座を開講し、皆様との繋がりを強くしたいと考えております。

会場
多摩大学 多摩キャンパス
T-Studio2Fセミナールーム
受講料
1講座 1,000円
※多摩キャンパスリレー講座を受講している方は無料

受付期間:9月19(火)12時~9月25日(月)17時

開催スケジュール

テーマ「今だから考える、シニアのネット理解とネット利用」

ICT化が進んだ今日、スマホ(スマートフォン)を含むネット(インターネット)は日常生活に欠かすことの出来ない基幹インフラとなりました。時代の流れやコロナ禍の影響もあり、情報環境利用の世代間の隔たりは相対的に小さくなっています。このようななか、ネット・スマホ利用がシニア世代に及ぼす影響について様々な報告がなされています。
本講座では、シニア世代のネット・スマホ利用に関連する調査にご参加頂きながら、それに関連するトピックを紹介していきます。シニア世代のネット・スマホに対するよりよい利用について、一緒に考えていければと思います。

10月5日(木)

13:00~14:00

菅沼 睦准教授

本講座の趣旨説明、現状のネット・スマホ理解の実態調査

6回シリーズの講座を開催するに至った背景と目的について、シニア世代のネット・スマホ利用に関するいくつかの知見を交えながら解説します。その上で、ご参加頂くみなさまの現時点でのネット・スマホに対する理解の実態についての簡単な調査と解説をします。

菅沼 睦准教授

東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。博士(心理学)。早稲田大学国際情報通信研究センター助手、同・助教、早稲田大学大学院国際情報通信研究科講師などを経て現職。

10月12日(木)

13:00~14:00

新西 誠人専任講師

メンタルモデルとユーザインタフェース

ある事柄に対する認識や解釈のモデル(ああしたらこうなる、という内的な理解の構図)をメンタルモデルと呼びます。メンタルモデルは、対象となる事柄の実態と一致しないことも多々ありますが、その間に入り、ユーザと実態をつなぐものがインタフェースです。第2回では、ユーザの持つメンタルモデルと、機能・実態とを取り持つインタフェースについて解説します。

新西 誠人専任講師

多摩大学経営情報学部経営情報学科卒。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了、修士(政策・メディア)。東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科博士後期課程修了、博士(技術経営)。NTTサイバースペース研究所、リコー研究開発本部、リコー経済社会研究所などを経て2022年4月より現職。

10月19日(木)

13:00~14:00

10月26日(木)

13:00~14:00

加藤 みずき 専任講師
田中 友理専任講師

ネット・スマホを巡る心理学

ネットもスマホも、人が発した情報を人に届ける仕組みと捉えることが出来ます。そのため、私たち人がどのようにネット・スマホを経由する情報を認識し、理解するのかについて知ることは有益といえます。
同時に、ネット・スマホはユーザ同士を何らかの形で繋ぐ仕組みと考えることが出来ます。その点で、ネット・スマホ利用者は何らかの形で「社会」的な影響を受けたり与えたりする存在といえます。シニア世代のネット・スマホ利用はシニア世代の精神的健康にポジティブな影響を及ぼすことなども知られています。
第3回、第4回では、アンケート調査にご参加頂きながら、ネット・スマホ利用に関連する心理学的な知見を、社会心理学、認知心理学的な観点から紹介します。

加藤 みずき専任講師

新潟県出身。中央大学文学部人文社会学科卒業後、法政大学大学院人文科学研究科に進学し修士号取得(心理学)。専攻は認知心理学・教育心理学で、主に記憶と感情の関連についての研究活動に従事。同大学院博士後期課程単位満了退学後、2018年度より現職。

田中 友理専任講師

明治学院大学心理学部心理学科卒業後、名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻博士前期課程に進学し、修士(心理学)を取得。同大学院情報学研究科心理・認知科学専攻博士後期課程単位取得満期退学後、2022年より現職。

11月2日(木)

13:00~14:00

久保田 貴文教授

アンケート結果の紹介と解説

第5回では、これまでにご協力頂いたアンケート調査の結果を紹介しつつ、他の知見との共通点や相違点、その結果の意味するところを解説します。また、アンケート調査の“からくり”についても解説します。

久保田 貴文教授

岡山大学環境理工学部卒。同大学大学院自然科学研究科修了。平成24年に同大学大学院環境学研究科において博士(学術)を取得。岡山大学法学部(同大学大学院社会文化科学研究科)助手・助教。統計数理研究所リスク解析戦略研究センター特任助教。平成26年より多摩大学経営情報学部准教授。日本計算機統計学会評議員,理事。
計算機やICTを利用した統計データの視覚化やそのWebアプリケーションの開発,また空間統計データの解析など場所や地域に関連する統計解析を行ってきた。さらに,医薬・健康に関連するリスクの解析をビッグデータを利活用して行っている。

11月9日(木)

13:00~14:00

パネルディスカッション - シニア世代のネット・スマホ利用の注意点

加藤 みずき専任講師、久保田 貴文教授、新西 誠人専任講師、菅沼 睦准教授、田中 友理専任講師

11月16日(木)

13:00~14:00

野坂 美穂准教授

多摩圏における都市農業の今

私たちの生活に身近になりつつある「都市農業」。都市の耕地面積は年々減少傾向にありますが、それでも都市における農業が重要な役割を担っていることに変わりありません。今回は、都市農業とはそもそも何なのか(定義)、法制度の変遷、都市農業の機能と特徴、多摩圏(東京都と神奈川県)の農業の現状と課題を中心にお話していきます。

野坂 美穂准教授

慶應義塾大学商学部卒業、慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(経営学専攻)、中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了 (博士:総合政策)。淑徳大学サービスラーニングセンター助手を経て兼任講師、中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)助教を経て、2017年より現職。

11月30日(木)

13:00~14:00

橋詰 博樹特任教授

脱炭素・循環経済社会とごみ処理 忘れかけている過去~目まぐるしい変遷~変革前夜

廃棄物対策は、1950-60年代の公衆衛生、70-80年代の環境汚染対策、90年頃からの排出抑制・リサイクル、2000年頃からの3R・循環型社会志向、と推移。災害廃棄物対策も進展。リサイクルやごみ発電等により温暖化対策にも寄与してきたが、CO2等の排出源との宿命も。昨今、プラスチックによる海洋等汚染、脱炭素・循環経済社会の形成に向け、CO2排出を逆手に取る道も。懐かしい映像を含めて流れを振り返り、将来を展望する。

橋詰 博樹特任教授

1979年北海道大学大学院工学研究科衛生工学専攻修士、厚生省入省。
厚生省国際協力専門官、(財)廃棄物研究財団技監、水資源開発公団水環境課長、世界保健機関(WHO)本部衛生工学専門官、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)事務局長、環境省廃棄物対策課長等。
2009年9月より多摩大学グローバルスタディーズ学部教授

12月7日(木)

13:00~14:00

言語の不思議あれこれ ~言語感覚から見る日本語と英語のコミュニケーション~

人間の言語は、文法という厳密で複雑なルールに縛られながらも、感動的で美しい人の心を動かす表現や、繊細で微妙なニュアンスや意味合いを作り出し、私たちの社会や文化、歴史を反映する不思議な音声(文字)です。しかし、母国語である日本語ではほぼ無意識にわかっていることが、あとから学習した英語でそのまま使えるかというとそうは行きません。この講座ではそのような「無意識にわかっていること」を取り上げながら、それをどう英語表現に生かして行くかについて、お話ししたいと思っています。

中村 その子教授

青山学院大学文学部卒。青山学院大学大学院修士課程修了。関東学院大学文学部非常勤講師を経て現職。専攻は言語。お酒とコーヒーが苦手で,紅茶と車の運転が好き。

12月14日(木)

13:00~14:00

データをもとに人生満足度は計れるのか?

人生での満足度が話題になることが多いが,どのようなことが満足度を高めるのかなどについてネットワーク科学などの成果をもとに話題提供する。

今泉 忠教授

"立教大学社会学部産業関係学科卒。立教大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士前期課程修了(社会学修士)。東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学専攻博士後期課程単位取得満期退学。青山学院大学理工学部経営工学科助手を経て、多摩大学助教授・大学院助教授。平成7年多摩大学教授・大学院教授。平成13年より経営情報学部学部長を経て現職。日本行動計量学会理事。
統計的データ解析、とくに多変量解析を適用できる諸問題について、理論的研究と実際的解決法の研究を進めてきた。不十分な情報のもとでのモデル構成や非線形構造、時間的変化構造の分析法などをも扱っている。"

12月21日(木)

13:00~14:00

巴 特 尓 教授

常態化する中台関係の緊張と台湾総統選挙の行方

中国が台湾周辺で軍事演習を行うなどして台湾への圧力を強めている中で、米国はかつてないほど台湾へ急接近しており、台湾の与党民進党政権はそれに呼応して米国などと連携して中国に対抗する姿勢を鮮明にしている。今、常態化する中台関係の緊張の行く末を左右する台湾総統選挙が注目されているが、本講座では、昨今の台湾情勢を踏まえながら来年実施の台湾の総統選挙の趨勢と、その結果を受けての中台関係の行方を考えてみたい。

巴 特 尓教授

東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学(学術博士)。三井物産戦略研究所を経て、多摩大学経営情報学部准教授。東京財団『現代中国研究プロジェクト』メンバー(2012~14年)。専門は、中国・大中華圏経済論、東アジア国際関係。

1月11日

13:00~14:00

良峯 徳和教授

睡眠と脳波 アルツハイマー病の予防や早期発見の可能性について

今年8月厚生労働省専門部会がアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を承認しました。ただし投与の対象が「早期段階の患者に限られる」ため、アルツハイマー病をいかに早期に発見するかが課題とされています。今回の講座では、アルツハイマー病早期発見のためのさまざまな試みのなか、脳波測定を使った近年の研究報告を紹介するほか、アルツハイマー病予防にとって重要とされる質の良い睡眠とは何かについてお話ししたいと思います。

良峯 徳和教授

リーズ大学(イギリス)哲学部修士課程修了。筑波大学大学院哲学思想研究科博士課程哲学専攻単位取得満期退学(文学修士)。2002年東京工業大学社会理工学研究科博士課程終了(学術博士)。1993年より、湘南国際女子短期大学英語学科専任講師。2007年4月より多摩大学グローバルスタディーズ学部


受付期間:9月19(火)12時~9月25日(月)17時

 

多摩大学T-Studio公開講座の受講にあたって

  1. 本学には駐車場の用意がございません。お車での来校は一切できませんので、バスなど公共の交通機関をご利用下さいますようお願い致します。最寄駅からのバス便(路線バス及びスクールバス)につきましては、ホームページにて「交通アクセススクールバス時刻表」をご参照ください。
  2. 自転車・バイクでの来校は可能ですが、構内では安全のためバイクはエンジンを止めて押し歩きとなっておりますので、ルールに従い指定の自転車・バイク置き場に駐輪ください。
    また、自転車・バイクに「多摩大学駐輪シール」を貼っていただきます。初回に講座会場受付にてシールをお渡しいたしますので、スタッフにお声がけいただきますようお願い致します。(申請書の記入やご持参いただく書類等はございません。シールのみお貼りください。)
    ※既に多摩大学駐輪シールを貼って頂いている方は、そのまま御使用下さい。
  3. 講義中は携帯電話やスマートフォン、アラーム時計など、音の出る物は電源をお切り下さい。
  4. 講義中の飲食や、撮影・録音は一切御遠慮下さい。
  5. 講師体調、事故、交通機関の乱れ、台風等の天災、その他やむを得ない事由により、休講、講座時間を短縮する場合があります。その際、ホームページにてお知らせ致します。

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お問合せ

多摩大学
TEL:042-337-7300 FAX:042-337-7103
E-mail:kouza@gr.tama.ac.jp

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