世界認識の再構築
― 歴史の鏡を磨き、近代の本質を捉え直す

米国が「アメリカ・ファースト」の自国利害中心主義に回帰し、
内向する世界に向かう今、日本人も視界を広げ、21世紀システムの創造という課題に向けて、
我々は改めて「超克されるべき近代」を再考しなければならない。
18年目に入ったこの講座も、世界史の潮流を見つめ、「近現代」という歴史の鏡を
磨く営為をさらに深める機会になることを期待している。

寺島実郎監修リレー講座とは

世界各地域の現況、海外から見た日本、国内の諸問題を、グローバル、ローカル、あるいは産官学と多角的な視点から取り上げることで、現代社会が抱えている問題意識を提起し、時代認識を深めます。

2008年から寺島実郎学長監修により各界の碩学を講師として招き、半期12回、年間24回、リレー形式にて講座を開講しています。

講座風景(多摩キャンパス)

講座風景(多摩キャンパス)

講座風景(多摩キャンパス)

講座風景(多摩キャンパス)

講座風景(湘南キャンパス)

講座風景(湘南キャンパス)

講座風景(東京都心サテライト)

講座風景(東京都心サテライト)

開催概要

日程
2025年10月~2026年1月 開催スケジュールはこちら
会場
監修
寺島 実郎 (多摩大学学長)
主催/後援
多摩大学/多摩市、多摩信用金庫
お申し込みはこちら
申込締切:9月10日(水)昼12時

受講方法

各会場の受講方法についてはクリックしてご確認ください。

多摩大学多摩キャンパスにて対面で受講していただきます。

会場
多摩キャンパス 001教室 (アクセス情報
時間
各回木曜日 14:50~16:10
定員
200名(一般募集定員)
※一般受講生とは別に多摩大生も受講
受講料(12回分)
一般:13,000円
特別割引受講料 : 11,000円( 以下の方を対象といたします。)
多摩市及び稲城市在住在勤者・他大学学生、多摩大学後援会会員
※多摩大学卒業生/多摩大学大学院修了生は、申し込み後に連絡します。
多摩キャンパスで対面受講

多摩大学湘南キャンパスにてライブビューイングによる受講をしていただきます。

会場
多摩大学湘南キャンパス
(神奈川県藤沢市円行802番地)(アクセス情報
時間
各回木曜日 14:50~16:10
定員
80名(一般募集定員)
※一般受講生とは別に多摩大生も受講
受講料(12回分)
6,000円
※多摩大学卒業生/多摩大学大学院修了生の受講料については、申込み受付後に連絡します。
湘南キャンパスでライブビューイング受講

多摩大学東京都心サテライトにて録画放映で受講していただきます。

会場
東京都心サテライト(寺島文庫ビル3階)
(東京都千代田区九段北1-9-17)(アクセス情報
時間
各回土曜日 11:00~12:20
定員
25名
受講料(12回分)
6,000円
※多摩大学卒業生/多摩大学大学院修了生の受講料は、申込み後に連絡します。
都心で録画放送受講

ご自宅にて、好きな時間に自由に受講していただきます。

自宅などインターネット環境のある場所で、視聴期間内(各講座配信開始後4週間)であれば何度でも好きな時間に受講可能です。
各回の講義資料につきましては、インターネットオンデマンド受講案内メールにてご案内いたします。
寺島学長の講義回の資料については、ネット配信郵送か、どちらかをお申込み時に選択してください。

寺島学長資料集〈ネット配信形式〉

寺島実郎学長の講義回の資料「寺島実郎の時代認識資料集」を電子版で閲覧いただけます。(ダウンロード、印刷不可)閲覧サイトのアドレスをメールで送信します。

受講料(12回分)
10,000円

寺島学長資料集 〈郵送形式〉

寺島実郎学長の講義回の資料「寺島実郎の時代認識資料集」を郵送いたします。
電子版の提供はおこないません。

受講料(12回分)
12,000円
[注意]

※選択した受講方法は変更できません、また返金にも応じられませんのでご了承ください。
※講義中に投影されるパワーポイント等の資料送信はおこないません。(有料での販売も行いません)
※インターネットオンデマンド受講を選択される場合には、必ず視聴確認動画が見られることを確認のうえ、申し込んでください。 講座開始後の視聴できないことを理由とした返金は出来かねます。
※録画放映となるため、ご視聴できるのは翌週(リレー講座開講日から土日祝日を除く3日後)となります。
※講義資料受領の為、メールアドレスは、携帯のアドレスではなくパソコンのメールアドレスを登録ください。
※4週間の期限がございますので、必ず期限内にご視聴ください。

【欠席講座フォロー】

多摩キャンパスでの受講、湘南キャンパスでのライブビューイング受講、東京都心サテライトでの録画放映受講の方で、欠席回講座の受講を希望する方は、受講料プラス追加料金でインターネットによる受講が可能です。

※欠席講座フォローの詳細は、多摩キャンパス、湘南キャンパス、東京都心サテライト受講申込者の方に、受講確定後ご案内します。

開催スケジュール
各回木曜日 14:50~16:10

寺島 実郎
第1回 10月9日(木)

2025年秋の時代認識 ―世界の構造変化と日本の針路

寺島 実郎

多摩大学 学長、(一財)日本総合研究所 会長

プロフィールはこちら

1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、三井物産常務執行役員、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を歴任。文部科学省 日中韓大学間交流・連携推進会議委員、経済産業省 資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員、国土交通省 国土審議会計画推進部会委員等、国の審議会委員も多数歴任。1994年石橋湛山賞受賞。2010年4月早稲田大学名誉博士学位。近著に『世界認識の再構築 17世紀オランダからの全体知』(岩波書店)。その他に、『21世紀未来圏 日本再生の構想 全体知と時代認識』(岩波書店)、『ダビデの星を見つめて 体験的ユダヤ・ネットワーク論』(NHK出版)、『(寺島実郎監修)全47都道府県幸福度ランキング2024年版』(日総研出版)、『人間と宗教 あるいは日本人の心の基軸』(岩波書店)、『日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題』(岩波書店)、『(佐高信共著)戦後日本を生きた世代は何を残すべきか われらの持つべき視界と覚悟』(河出書房新社)、『ジェロントロジー宣言 「知の再武装」で100歳人生を生き抜く』(NHK出版新書)、『ひとはなぜ戦争をするのか 脳力のレッスンⅤ』(岩波書店)、『ユニオンジャックの矢 大英帝国のネットワーク戦略』(NHK出版)、『シルバー・デモクラシー 戦後世代の覚悟と責任』(岩波新書)、『寺島実郎 中東・エネルギー・地政学―全体知への体験的接近』(東洋経済新報社)、『二十世紀と格闘した先人たち― 一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆』(新潮社)、『何のために働くのか― 自分を創る生き方」(文春新書)、『大中華圏 ネットワーク型世界観から中国の本質に迫る』(NHK出版)等、著書多数。

酒井 啓子
第2回 10月16日(木)

長期化するガザ戦争とトランプ政権期の中東政策

酒井 啓子

千葉大学国際高等研究基幹 特任教授

プロフィールはこちら

1982年東京大学教養学部卒業後、アジア経済研究所入所。在イラク大使館専門調査員、在カイロ海外調査員を歴任。2005年東京外国語大学教授、2012年より千葉大学教授、2024年より現職。中東、イラクの現代政治が専門。著書『イラクとアメリカ』『イラク 戦争と占領』『グローバル関係学とは何か』(岩波書店)、『9.11後の現代史』(講談社)、『移ろう中東、変わる日本 2012-2015』『春はどこに行った』(みすず書房)他多数。

渡部 恒雄
第3回 10月23日(木)

トランプが変えた世界と日本の戦略

渡部 恒雄

笹川平和財団 上席フェロー

プロフィールはこちら

1963年福島県出身。東北大学歯学部卒。1995 年ニュースクール大学(NY)で政治学修士課程修了。同年、ワシントンのCSIS(戦略国際問題研究所)に入所。03年に上級研究員。05年帰国。三井物産戦略研究所主任研究員、東京財団上席研究員を経て、16年10月に笹川平和財団に移籍。17年10月より上席研究員となり、24年4月より現職。著書に『国際安全保障がわかるブックガイド』(共著、2024年、慶應義塾大学出版会)、『NATOを知る為の71章』(共著、明石書店、2023)、『防衛外交とは何か』(共編著、勁草書房、2021)、『2021年以降の世界秩序』(新潮新書、2020)ほか。

白井 さゆり
第4回 10月30日(木)

世界経済情勢と日本 ~企業をとりまく国際環境の変化~

白井 さゆり

慶應義塾大学総合政策学部 教授

プロフィールはこちら

1993年にコロンビア大学経済学部大学院で経済学博士(Ph.D)。 1993-98年 国際通貨基金(IMF)エコノミスト。2011年から2016年3月まで日本銀行・政策委員会審議委員を務める。2023年11月にアジア開発銀行・同研究所共同プロジェクトとして、アジア域内の金融当局・中央銀行間の情報交換と相互理解を目的とするAsian Climate Finance Dialogueを創設。2024年にはアジア開発銀行シニアコンサルタントも兼任。

舛友 雄大
第5回 11月6日(木)

越境する中国新移民 ―自由を求めた移動とその衝撃

舛友 雄大

中国・東南アジア専門ジャーナリスト、早稲田大学日本グローバル経済研究所 招聘研究員

プロフィールはこちら

1985年福岡県生まれ。カリフォルニア大学国際関係修士。2010年中国の経済メディアに入社。2014年から2016年までシンガポール国立大で研究員。2022年よりNHKラジオのニュース番組「マイあさ!」でアジア情勢の解説を担当。2023年にはポッドキャスト番組「Asia Frontline」を始動。著書に「潤日(ルンリィー): 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う」。日本語、英語、中国語、インドネシア語の4か国語で発信中。

金 美徳
第6回 11月13日(木)

米中ロ・大国間競争の狭間で揺れる北朝鮮 ~朝鮮半島とどう向き合うか~

金 美徳

多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 教授

プロフィールはこちら

兵庫県出身。早稲田大学大学院国際経営学修士課程・国際関係学博士課程修了。(株)三井物産戦略研究所を経て現職。専門は国際経営学・国際関係学。採択科研「基盤研究C」。文科省大学の世界展開力強化事業「岡山大・吉林大・成均館大キャンパスアジア」推進コアメンバー歴任。北東アジア学会や現代韓国朝鮮学会など4学会や国際インテリジェンス・ネットワークを通じて37年間の研究活動。『キャンパスアジア共通教科書 これからの日中韓経済学』など著書9冊(共著含)、論文・学会発表14件、論考・メディア記事約300件など。

寺島 実郎
第7回 11月20日(木)

世界認識の再構築 ―17世紀オランダからの全体知

寺島 実郎

多摩大学 学長、一般財団法人日本総合研究所 会長

プロフィールはこちら

1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、三井物産常務執行役員、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を歴任。文部科学省 日中韓大学間交流・連携推進会議委員、経済産業省 資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員、国土交通省 国土審議会計画推進部会委員等、国の審議会委員も多数歴任。1994年石橋湛山賞受賞。2010年4月早稲田大学名誉博士学位。近著に『世界認識の再構築 17世紀オランダからの全体知』(岩波書店)。その他に、『21世紀未来圏 日本再生の構想 全体知と時代認識』(岩波書店)、『ダビデの星を見つめて 体験的ユダヤ・ネットワーク論』(NHK出版)、『(寺島実郎監修)全47都道府県幸福度ランキング2024年版』(日総研出版)、『人間と宗教 あるいは日本人の心の基軸』(岩波書店)、『日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題』(岩波書店)、『(佐高信共著)戦後日本を生きた世代は何を残すべきか われらの持つべき視界と覚悟』(河出書房新社)、『ジェロントロジー宣言 「知の再武装」で100歳人生を生き抜く』(NHK出版新書)、『ひとはなぜ戦争をするのか 脳力のレッスンⅤ』(岩波書店)、『ユニオンジャックの矢 大英帝国のネットワーク戦略』(NHK出版)、『シルバー・デモクラシー 戦後世代の覚悟と責任』(岩波新書)、『寺島実郎 中東・エネルギー・地政学―全体知への体験的接近』(東洋経済新報社)、『二十世紀と格闘した先人たち― 一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆』(新潮社)、『何のために働くのか― 自分を創る生き方」(文春新書)、『大中華圏 ネットワーク型世界観から中国の本質に迫る』(NHK出版)等、著書多数。

望月 明彦
第8回 11月27日(木)

企業経営と会計の矛盾 ~会社は誰のものか?

望月 明彦

多摩大学経営情報学部 准教授、公認会計士

プロフィールはこちら

早稲田大学政経学部経済学科卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
監査法人トーマツ、上場企業の経営企画部長、日本公認会計士協会東京会研修委員会副委員長などを経て、現在は多摩大学経営情報学部准教授。上場企業・投資ファンドの社外監査役、検定試験の試験委員、NPO法人日本交渉協会専務理事なども兼務

榊 浩平
第9回 12月4日(木)

スマホはどこまで脳を壊すか

榊 浩平

東北大学応用認知神経科学センター 助教

プロフィールはこちら

1989年、千葉県生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)。人間の「生きる力」を育てる脳科学的な教育法の開発を目指している。脳計測実験や社会調査で得られた知見をもとに、教育現場での講演、教育委員会の顧問、本の執筆などの活動をしている。著書は『スマホはどこまで脳を壊すか』(朝日新聞出版)など。

松岡 修造
第10回 12月11日(木)

「今・ここ・自分」こそが未来をつくる

松岡 修造

スポーツキャスター、元プロテニスプレーヤー

プロフィールはこちら

1967年、東京都生まれ。10歳から本格的にテニスを始める。1986年、プロに転向。1995年のウィンブルドンで日本人男子として62年ぶりとなるベスト8進出を果たすなど、日本を代表するプロテニスプレーヤーとして活躍。現在は、ジュニアの強化・育成とテニス界の発展に尽力する一方、メディアでも幅広く活躍中。

佐高 信
第11回 12月18日(木)

戦後80年の事件と人物 ―何が失われたのか

佐高 信

評論家

プロフィールはこちら

1945年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。郷里の高校教師、経済誌の編集長を経て、82年に独立。
著書に『逆命利君』、『湛山除名』(ともに岩波現代文庫)、『石原莞爾その虚飾』(講談社文庫)、『西郷隆盛伝説』(角川文庫)、『自民党と創価学会』(集英社新書)、寺島実郎との対談『この国はどこで間違えたのか』(光文社知恵の森文庫)ほか多数。

寺島 実郎
第12回 1月8日(木)

2026年新年展望―課題と進路

寺島 実郎

多摩大学 学長、(一財)日本総合研究所 会長

プロフィールはこちら

1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、三井物産常務執行役員、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を歴任。文部科学省 日中韓大学間交流・連携推進会議委員、経済産業省 資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員、国土交通省 国土審議会計画推進部会委員等、国の審議会委員も多数歴任。1994年石橋湛山賞受賞。2010年4月早稲田大学名誉博士学位。近著に『世界認識の再構築 17世紀オランダからの全体知』(岩波書店)。その他に、『21世紀未来圏 日本再生の構想 全体知と時代認識』(岩波書店)、『ダビデの星を見つめて 体験的ユダヤ・ネットワーク論』(NHK出版)、『(寺島実郎監修)全47都道府県幸福度ランキング2024年版』(日総研出版)、『人間と宗教 あるいは日本人の心の基軸』(岩波書店)、『日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題』(岩波書店)、『(佐高信共著)戦後日本を生きた世代は何を残すべきか われらの持つべき視界と覚悟』(河出書房新社)、『ジェロントロジー宣言 「知の再武装」で100歳人生を生き抜く』(NHK出版新書)、『ひとはなぜ戦争をするのか 脳力のレッスンⅤ』(岩波書店)、『ユニオンジャックの矢 大英帝国のネットワーク戦略』(NHK出版)、『シルバー・デモクラシー 戦後世代の覚悟と責任』(岩波新書)、『寺島実郎 中東・エネルギー・地政学―全体知への体験的接近』(東洋経済新報社)、『二十世紀と格闘した先人たち― 一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆』(新潮社)、『何のために働くのか― 自分を創る生き方」(文春新書)、『大中華圏 ネットワーク型世界観から中国の本質に迫る』(NHK出版)等、著書多数。

お申し込みはこちら
申込締切:9月10日(水)昼12時

これまでのリレー講座

© TAMA University.