研究・教育
多摩大学出版会
書籍の紹介
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樋笠 尭士(著)
『刑法における故意と錯誤 ― 行為計画説による見地から』2023/4/7刊行
単行本: 228ページ
(税込)¥2,640
ISBN-13 : 978-4893901989
ISBN-10 : 4893901982内容紹介
本書の特徴3つ
・本書は、故意の本質論に端を発するはずの日本とドイツの通説や実務が、事案によって錯誤論による例外処理を認めているという「故意論としての一貫性の欠如」に言及した初の研究である
・本書の「行為計画説」は、故意論がメインターゲットであるが、因果関係論、共犯論、実行行為論にまで寄与しうる点で、有意義な学説となっている
・日独両国の法状況を検討して、故意の本質論を見失いつつある判例実務の立場に警鐘を鳴らす点や、行為者の主観と実行行為を結ぶ点で有益である。
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