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経営情報学部 授業紹介 「マルチメディア実践」

専門の枠を越えてタッグを組んだ教授陣によるゼミナールや、クリエイティビティ溢れる一般教養など、経営情報学部にはユニークな授業が溢れています。本来、勉強とは人からやらされるのではなく、積極的に楽しむものでした。
知的欲求を満たす新鮮な楽しさ。高校時代とは違う学びの楽しさを感じてください。

楽しさと自主性からクリエイティビティを引き出す

彩藤 ひろみ教授

彩藤 ひろみ教授

 多摩大学には、ワードやパワーポイントなどのビジネスソフトや、プログラミングを学ぶ実践的なPC系のカリキュラムが用意されています。でもPCは、それだけでなくCGやムービー制作もできるツールですよね。そこで、学生のクリエイティビティを楽しく発揮できる場を作ろうとスタートしたのが、「マルチメディア実践」という授業です。

  半年間でCGやアニメーションを数点制作し、年度末にはその集大成としてグループごとのムービーを作ります。授業スタイルは、他と比べるとかなり自由だと思います。私が自主性を重んじるのは、自分で調べる姿勢が、よい作品を作る上で大切だと考えているから。CG制作を通して「解答のないものがある」ことを学んでほしいからでもあります。今の学生の多くは「こうやらなきゃいけないんですか」と聞いてきます。でも、ここでは評価はあっても正解はありません。それだけに、最初はみんな不安そうな顔をします。ただ、授業が進んで「自由にやっていいんだ」と気づくと、突然好きなものを作りはじめます。質問の内容にしても、課題の仕様についてばかりだったのが、次第に自分の作品に関するものへと変化していく。自分で考えようという意識に変わることで、遊びや工夫を加えるアイデアも広がっているんでしょうね。

大切なのは上手下手よりも作品と向き合う姿勢

学生作品の例学生作品の例

 毎年200名ほどの受講者がありますが、多くはグラフィックツール初心者です。中には、気合いの入った作品を作るハイレベルな学生もいますから、同じ時間で同じテーマを扱っているのに全然違う作品になることもあります。さまざまなレベルの学生がともに制作を行う時に与えあう影響はとても大きいのです。そこで私が重視するのは、上手下手より「手を抜いたら絶対それだけにしか見えない」と気づいてきちんと作品に向き合ったかどうか。ですから経験の有無は必要ないです。むしろ、経験がない人こそ受講してほしいですね。CGやムービー制作を自分のやり方で進めるのですから、最初は大変かもしれません。作業的にずいぶん遠回りをする場合もあると思います。だけど、新たな技術を知って喜ぶ時の学生たちの表情には、常に新鮮な発見や嬉しさが浮かんでいるのがわかります。作品を仕上げる楽しさは、漫然と授業を聞いているだけでは得られない体験なのだと改めて感じます。

身近な作業で得る知識と将来的な応用を目指す学び

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学生作品の例学生作品の例

 実は、授業を進める中で、学生は知らず知らずのうちに、ウェブサイトのプログラムやネットワークサーバにも触れているんですよ。デジタルを日常に扱うことで、より身近に感じてもらえる要素もあると言えますね。

 授業で得たこうした経験を、将来的にビジネスの場でも活かしてもらえれば嬉しいです。例えば、プレゼンテーションの書類にCGを入れてわかりやすく伝えるということができますし、ビジネス表現の中にも自分のアイデアやセンスを活かすことができる。そんな認識を引き出せればと思います。